こんにちは。からあげです。

昨晩も雨に降られて狭い車内で煮炊きしてご飯を済ませた。
昨日は夜間混みあう道の駅は止めて、神楽岡公園の駐車場で泊まった。
雨なのに夜遅く誰かがやって来て音の出る花火をやりだし目を覚ます。
幸いなことに私の車からかなり離れたところでだったので耳栓をして再び眠りにつく。
町中での車中泊は何かと物騒なことが多いが、剣鉈とクマ撃退スプレーを持っているので安心だ。
（というか私が危険人物なのかもしれない。）

 

ところで、今日は北海道の旅の今後の予定を書くことにする。
以前何度か読者から旅の予定を教えて欲しいと言われていたが、そのころは自分でもまだ予定が全く立たず行き当たりばったりの旅を続けていた。
最近になってようやく北海道の大地に馴染んで落ち着いてきて、どこに行きたいか頭に思い浮かぶようになった。
読者あってのブログだから、ここは胡麻を擦っておくことにする。
それでは前置きはこれくらいにして今後の予定を説明しよう。

 

北海道の今後の予定

 

７月中旬まで大雪山、十勝岳周辺

明日または明後日からトムラウシ山～旭岳の縦走
一旦下山後、休養して美瑛岳～十勝岳の縦走

７月下旬まで暑寒別岳、苫前そして浜頓別に移動

暑寒別岳を登った後、三毛別羆事件の地を訪れる。ここでヒグマ関連の情報収集を行う。
気が済んだら、７月２６日に行われる北オホーツク１００ｋｍマラソンに出るため、寄り道しながら北上し余裕を持って現地入りする。
そしてコースの事前調査を行っておく。

 

８月中旬まで利尻島、礼文島

車を置いてフェリーで島に渡り利尻山登山と島内一周などの徒歩旅を行う。
ヒグマはいないので、のんびりした山旅を行うことが出来る。非常に楽しみ。

 

９月中旬まで道東方面

お盆を過ぎてから知床付近の登山、調査に向かう。
知床岳の登山、先端部の行けるところまで行ってみる。

 

１０月上旬まで　日高、大雪山系

幌尻岳には必ず登る。
ニペソツ山、石狩岳、トムラウシ山、大雪山系付近をウロウロする。
タイムリミットの降雪までに間に合うかどうか。

 

以上のような計画だ。
こうして書き出してみると降雪までそんなに時間がないように思える。
毎晩北海道の地図を広げていると、行きたい場所や登りたい山があれこれ出てくる。
福岡大ワンゲル部ヒグマ事件が起こったカムイエクウチカウシ山にも興味が出てきた。
しかし、札内川と八ノ沢を遡行することになるので沢登の経験が全くない私では厳しそうだ。沢を登りつめると今度はヒグマ危険地帯の八ノ沢カール通過して、ハイマツこぎをしなければピークには立てない。

北海道に来るまでは１００名山に登って道内観光しようくらいしか考えていなかった。
何故か出発前の準備段階で下調べをする気が全く起きなかった。
行けばなんとかなるだろうと思っていた。
しかし、その考えは非常に甘かったようだ。
北海道の山には北アルプスのように標識やペンキマークが各所に付けられた整備された登山道は少ない。
北海道にやって来て実際に登ってみて初めて分かった。
通常の一般ルートでさえ踏み跡が薄く分かり難い箇所がある。マイナーなルートを選べば高度な読図能力の他に総合的な登山能力が求められる。
今の私にその能力が備わっているかどうかと言えば、

自立した登山者としての能力が著しく欠如している。

と言わざるを得ない。
クマが怖いし雷も怖い。読図も適当だし、登山計画もあってないようなもの。
体力も大してあるわけでもなく、蓄積された経験と技術がまるでなし。
気分次第でよく考えずに軽はずみな行動をする。

まあ、よくもこれで探検家を名乗れるなあという感じだ。
自分で自分がアホのように思える。
無知が産んだ誇大妄想に過ぎない。

自己否定はこれくらいにしておこうか。
登山、サバイバル能力が無きに等しいおっさんがこれからどこまでやれるか。
世界の頂、まだ見ぬ奥地へと進むことが出来るのか。
出来ないなら出来るようになるまで何度でも練習したらいい。
体力がないなら毎日体をコツコツと鍛えればいい。
それでもさほど行動範囲が広がらないのなら、自分の素質の無さを認めて諦めればいい。
まずは行動あるのみだ。やってみなければ分からない。

予報では明日からトムラウシ山は天気が回復するようだ。
だがイマイチ予報の精度が低そうで一日遅らそうかと迷う。
どうするか。今日中に買い物を済ませて登山口に行ってから考えるとするか。

走行距離　１００．１ｋｍ
ねぐら　　大雪遊水公園駐車場

 

おわり