おはようございます。からあげです。
朝方雨が降り出して大雨となったが、それも短時間で止み先程から日が差すようになった。
しかし、まだ西の空が暗いので油断は出来ない。
昨日も21世紀の森キャンプ場に泊まってゆっくりした。
もう既に3泊したことになる。
あまりの快適さに時間が経つのが早い。
キャンプ場にやって来る時、道路脇に立っていた交通規制の看板を思い出し、ネットで検索してみる。
するとキャンプ場からさほど遠くない場所で自転車レースのツールド北海道が開催されることを知る。
ツールド北海道は、今年9月11日~13日の3日間に分けて行われる。
昨日は初日の第1ステージ 旭川春光台公園~キトウシ森林公園までの188kmがレースの舞台となる。
自転車は特に好きと言うわけではないが、本を読み終えてしまったことだし、一日中車の中にいても退屈するだけなので、観に行ってみることにした。
観戦場所は、ゴール地点のキトウシ森林公園前とした。
21世紀の森から片道19.2km
歩いてゆくと片道5時間近く掛かってしまう。
車で行くと交通規制に引っかかって面倒なことになるし、楽して見にゆくのは選手に申し訳ない気がする。
無料レンタサイクル!!!
21世紀の森キャンプ場にはなんと無料のレンタサイクルがある。
町まで距離があるので、温泉に行く人がたまに借りるだけだ。
子供用から大人用の自転車が20台ほどあって好きなのを選ぶことが出来る。
これを利用しない手はない。
私が選んだのは赤い車体が眩しい3段変速のママチャリだ。
試乗してブレーキの利き具合、走行安定性、カッコよさを吟味してこれを選択した。
ザックを背負って自転車を漕ぐと背中が暑くなるので、前かご付きをチョイス。
多少、ホイールの歪みがあるがそこそこ安定感はある。
3段変速だが、自転車にもいろいろ事情があるようで真ん中に変えることが出来ない。
でもそんな些細なことはどうでもいい。
何と言っても赤い車体がカッコいい。
この自転車なら通常の3倍の速さで漕ぐことが出来そうだ。
ツールド北海道2015 第一ステージ観戦ツアースタート
キャンプ場からはペーパンダム付近の多少のアップダウンを越えてしまえば、あとは町に向かって緩やかな下りとなる。
坂道でかなりスピードが出たので少し怖かった。
日頃、自分で整備して乗っているのならもっとスピードを出せるが、初めて乗るレンタサイクルなので無茶はしない。
途中の歩道脇には綺麗なオレンジや黄色の花が咲いていた。
綺麗な花から声援を受けながらおっさんは漕ぎまくる。
平日の真昼間に山奥から自転車で下りてくる人間は相当不審に見えるらしい。
通りすがりの車は必要以上に距離を離して抜いてゆく。
途中からコースを走って公園に向かう。
まだ交通規制はされていないので自由に走ることが出来る。
選手になった気分で漕ぎまくる。
あと残り5キロの看板が設置されている。
ここからしばらく上りとなる。
1時間ちょっとで公園に着いた。
どこで見ようか迷って、ゴール直前の長い下り坂のところで観戦することにした。
随分と早く着いてしまったので、スマホを弄りながら時間を潰す。
待つこと40分。まず初めに露払いのパトカーが過ぎてしばらくするとヘッドライトを点けた車が見えてきた。
華やかなサポートカー。
トップ争いをするチームの車が走ってゆく。
サポートカーに続いて物凄い勢いで先頭グループがやって来た。
3名ほど集団から飛び出してトップ争いをしている。
そして集団がやって来た。
トップがやって来てから始めの集団が抜けるまでは数秒であっと言う間だった。
カメラはシャッタースピードを速くして連写モードで撮影した。
集団が抜けると次の選手は全く見えなかったので、ゴール地点に移動することにした。
場所が分からなくてもたついている内に、トップ選手のゴールシーンを見逃してしまった。
辿り着いた時は集団がゴールした後だった。
既にゴール地点のテンションは下がっており、関係者は冷静に選手を見守っていた。
レースはあっという間に終わってしまったので帰ることにした。
この一角はトップを争うプロチームなのか。
ここだけ華やかで、他は結構地味だった。
町にやって来たついでに帰りはスーパーに寄って食料品の買い出しをすることにした。
ところが、スーパーの方向は交通規制されて行くことが出来ない。
仕方ないのでレースが終わるまで待つことにした。
見ているとまだ続々とゴールに向かってやって来る。
関東の大学のチームも参加しているようだ。
ボロボロのバンに乗って選手をサポートする。
助手席に座っている学生は疲れ果てて意識を失っている。
遠く北海道まではるばる遠征して昨晩は自転車の整備やら選手の世話でほとんど眠れなかったのか。お疲れ様。
参考リンク ツールド北海道公式HP
ようやく交通規制が解かれて自転車を走らせることが出来た。
やって来たのは東川町内にある「スーパーチェーンフジ」
以前、通った時に買い物したことのある店だ。
自転車を停めて早速店内に入る。
スーパーでは元気が出そうなものとお菓子を買ってザックに詰めた。
食料品を詰めると前かごはパンパンになった。
さあて用も済んだしキャンプ場に戻ることにしようか。
帰りは緩やかな上りとなっていて結構ハードだった。
ママチャリでも徒歩と比べるととんでもない程の高速移動が出来る。
歩いて帰っていれば辿り着く頃には真っ暗だ。
途中のゴミステーションで非常に懐かしい看板を見付けた。
「塵芥集積箱」ちりあくたしゅうせきばこ
正式名称はこんな呼び方だったのだなあ。
子供の頃、読み方は分からなかったが、こんな文字を見た記憶がある。
キャンプ場手前のダムの上りはシンドくなって自転車を押して歩いた。
車体が重たいので思ったほど推進力が出ない。
乗っているおっさんのパワー不足もあるのだろう。
夕方5時前になってようやくキャンプ場に辿り着いた。
やれやれとうとう着いたぞ!
全身汗ばんでいる。
荷物を下ろして温泉に入りにゆくとしようか。
その前に自転車を返す。
ほんの4時間ほどのサイクリングだったが、久しぶりに自転車に乗って楽しかった。
買い出しの品
エビのすり身、生サンマとトウモロコシが今日の目玉商品だ。
生のサンマなのに税込みで90円くらいで売っていた。
本州だと航空運賃が入るので、シーズン初めの生は1尾200円はする。
さすがは北海道だ。
サンマは頭と尻尾をとって内蔵はそのままでぶつ切りにして味噌汁の具とした。
エビのすり身と合わさって非常に旨味のある出汁が出た。
これは大ヒットだった。
今朝、トウモロコシの皮を剥いて見ると宝石のような輝きのある粒が出てきた。
昨日の朝採れのもので24時間くらい経過している。
普段スーパーで売られているものは全然違う。
トウモロコシはとりあえず茹でておいたので、おやつに食べることにしよう。
おっと、もうこんな時間か、そろそろ活動を始めるか。
ここは非常に快適なキャンプ場だが、ゆっくりし過ぎると今シーズンが終わってしまう。
荷物をまとめて移動かな。
走行距離 37.6km
ねぐら 道の駅「あさひかわ」
おわり