こんにちは。からあげです。
今日は北海道最終日。
夜明けと共に起きて活動を開始する。
車の窓にはびっしりと霜が付いている。
放射冷却で今朝は昨日よりも冷え込んで、車内温度計は約4度だった。
繰り返された車内での炊事も明日から当分の間休みとなる。
車内に染み付いた玄米の臭いは薄れて行くだろう。
今日が最終日だが、これで北海道は最後となる訳ではない。
感傷に浸らずにやるべきことをやる。
ご飯を食べ終わると、髭を剃り鼻毛をカットし身だしなみを整える。
今日から社会復帰することになる。
三連泊した道の駅「むかわ四季の館」を出ると苫小牧に向かって走る。
寄り道はせずに真っ直ぐに向かう。
無料の日高自動車道を通ってあっという間に苫小牧の町に着いた。
そしてやって来たのは図書館だ。
久し振りにpc関連の雑誌を読み、最近のトレンドを知る。
昼飯を挟んで午後も寛ぐ。
3時前になるとそろそろフェリーターミナルに行くことにした。
まずはその前に実家へのお土産を買う。
魚は高いのでじゃがいもと玉ねぎにした。
合わせて1400円。車に積んで行くので、送料はかからない。
一度昆布を送っているが、帰る時に手ぶらでは印象が悪くなる。
金額ではなく回数重視だ。
これさえあれば、遠慮なくただ飯出来る。
足りない分は労働で返せばいい。
お土産の次はフェリー船内での食糧を購入する。
帰りも持ち込みの食べ物で済ませる。
途中の仙台で一時下船しなくてもよいように多目にした。
フランスパンが半額立ったので3本購入した。
そして遂にフェリーターミナルにやって来た。
直ぐに乗船手続きをすることが出来た。
所定の場所に車を停めて待機する。
念のため、船内持ち込みの荷物の再確認する。
帰りもきそに乗船する。
徐々に日が傾き乗船時間が迫る。
乗船開始直前、車の窓をノックされる。
外に立っているのはネクタイを締めた紳士だった。
はてな、と思いながらドアを開けると、「隊長さんですか?」と声を掛けられる。
一瞬固まってしまった。
まさか、フェリーの出航前に駆け付けて頂けるとは思わなかった。
時間がなくてほとんど話せなかったが、袋いっぱいの食糧と元気を頂いた。
どうもありがとうございます!
また今度どこかでゆっくり話しましょう。
現金なもので、読者からのプレゼントで侘しい気分は消え去った。
あとはフェリーに乗って家に帰るだけだ。
船内にジムニーを乗り入れて所定の位置に停めたところ。
航海中は車両甲板は立ち入り禁止となるので忘れ物に気を付ける。
船室はもちろん二等だ。
移動にお金は掛けない。これで十分だ。
部屋に入ってビックリ、なんと帰りも行きと同じベッドだった。
今日の晩御飯
荷物を片付けると風呂に入ってからご飯にする。
一気に体を綺麗にすると風邪をひきそうなので、今回はざっと洗うだけにした。
午後7時苫小牧港出港する。
デッキに出て町灯りをぼんやりと見つめる。
海風に吹かれて体が冷えて来たので船内に静かに戻る。
四ヶ月間の旅はこれで終わった。
北海道よ、ありがとう。
こんな充実した時を過ごしたのは生まれて初めてかもしれない。
一生の思い出となる旅をすることが出来た。
これからまた新たな旅に向けて準備が始まる。
さあ、次に向けて行動開始だ!
走行距離 42.5km
ねぐら フェリーきそ
北海道編終了~次なるステージへ
完
コメント
はじめまして。
旧ブログから楽しみに見ています。
隊長のブログを見ていると、自分も何をやっても生きていけそうで
勇気をもらっています。
「次なるステージ」楽しみにしています。
ありがとうございます。
やってみると何とかなるものです。
バンジージャンプのように初めの一歩が怖いだけです。
(やったことありませんが。)
早いものですね…羨ましい自由な旅をエッセイにでもまとめられると良いですね。
マイナンバー制度とかで家畜同様に管理されます。シャバに戻っても働き過ぎるとぜーキン毟られ奴隷労働に時間取られます。働かなくても消費税ガソリン税酒税等などモモの時間泥棒そのものですよ。コレに借金でもあろうものなら金利分さらに時間盗まれます。
管理売春や奴隷売買は禁止されてますが、労働時間の売り買いは禁止されませんでパートタイムの奴隷や売春婦やらされてるわけです。働くしか税金収める術は無いのですから。ナマポって方法もありますがハードルは低くありません。
船乗りっていい仕事ですね、船乗りのバイトは無いのですか?
マイナンバーに一億総活躍。
要するに死ぬまで働かされるということですね。
短期も探せばあるかもしれません。
拘束されるのでやる気は起きません。
テレビドラマが最終回を迎えると、明日から自分はどうしたらいいんだって悲しい気持ちに子供のころは思いました。
からあげ北海道編最終回の日を迎えて茫然としてます。
からあげ北海道が日常になって、このままずっと北海道なんだって気分でいました。
からあげファン読者のみなさん皆そう思っているでしょう。
なぜ紳士は隊長さんだってわかったんでしょう。
今後も全国ツアー隊長さんの追っかけが増えて差し入れが増えたら励みにもになると思います。
三浦雄一郎を超えるような冒険家登山家になってほしいです。三浦さんも学生時代は北海道に暮らしていたみたいです。
このリアルドラマは歳をとってモニターが見えなくなるまで続きます。
多分ジジイになるころには良い機械があることでしょう。
仕事が近所みたいで駆け付けてくれたようです。
ソーラーのジムニーは珍しいので分かったと思います。
オリジナルな探険、冒険をやりたいです。
長期に渡り北海道の山行紀行記事、有難うございました、
イザベラ・バードフットパスとかは全く初見でした。
私は帰りに乗る苫小牧発のフェリーはなんとも物悲しい
といいますかそんな気持ちになりましたが、隊長はいかが
でしたでしょうか。
今後の展開も期待して訪問させて頂きます。
帰りのフェリーは現実に引き戻される感じがしてテンションが下がりましたね。
上陸時のあのワクワク感は遠い昔のような気がしました。