遍路二十一日目

こんばんは。からあげです。

昨晩泊まった道の駅では軒下にテントを張れたので、テントを濡らすことなく、ザックに詰め込むことが出来た。重さ的には わずかな差ではあるが、気持ちに余裕が出来る。ドライスタートを切った時の気持ち良さは格別だ。

雨に濡れなかったのはいいが、夜中の1時頃に併設する鮮魚屋の人がやって来たのには驚いた。

テントのすぐ隣の入り口のドアの鍵を開け中に入って明かりをつけて作業を始めた。もうドキドキしていつ怒られるかと思っていたが、見て見ぬ振りをしてくれたようだ。

テントを撤収しているときに顔合わせたが、あいさつを返してくれたのみだった。あまり眠れはしなかったがもう歩くのに疲れていたので、先に行くことはもう出来なかった。ちょっとヒヤヒヤしたが良い経験となった。

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早朝のかわうその里すさき  須崎は思ったより町が大きくてなかなか野宿場所を探すのが難しかった。

出発時には雨がやんでいたので、カッパを着ずに歩き始めた。

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トンネル内の歩行はかなり怖い。 ドライバーの前方不注意で一瞬であの世行きとなる。

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登坂車線の隣の歩道を歩いてゆく。 雨がふったりやんだりで、かっぱの着脱のタイミングが難しい。

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峠越えは遍路道もあったが、足が痛いので あえて国道を選んでみた。 延々とと続く上り坂に体力ははげしく消耗する。

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ようやく七子峠に到着した。風が強くじっとしていると体が冷えでくる。

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峠からの景色。風が強すぎるのでゆっくり休もうという気が起きない。

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足摺岬まで95キロの表示

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途中で休み休みして37番札所岩本寺に到着する。 風が強くてイチョウの葉っぱはみんな散ってしまったようだ。

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今日のねぐらは 国道脇  日が沈むと急激に冷えてきたので、ちょっとふくらんだ退避スペースのベンチ横でテントを張った。 車の音が気になるが、今日はよく歩いたので自然に眠りに落ちるだろう。

 

今日も歩き遍路の人に会った。 民宿や旅館で泊まる人のようで、野宿遍路の私とは話が弾まなかった。

野宿の人とは、昨日の宿泊場所や今後の予定などで普通に話が盛り上がる。小綺麗な泊まりの歩き遍路の人とは話が噛み合わず、気まずい思いをすることもしばしば。

車遍路の人とは挨拶をする程度でほとんど会話に発展しない。団体の遍路の人とは挨拶することさえない。

同じ歩き遍路でも野宿の場合は周囲の視線が冷たいと感じることもしばしば。だけど私はそんなの気にしない。 一部の物好きな人と仲良くなれればいい。

 

これから足摺岬に向かって歩いてゆくことになる。札所間の距離が最も長い区間だ。靴擦れは治りそうにはないので、痛みとの戦いになりそうだ。

 

おわり

コメント

  1. たこし より:

      からあげさん、こんばんわ

      靴ヅレ、たいへんそうですね
      よもぎを幹部にすりこんではどうでしょうか?

      止血、抗菌作用があるようですよ

      ずっとあるきっぱなしでしょうから 
     遍路中は 完治は望めないでしょうけども、、、

      それに よもぎは 道端に生えているでしょうし

       なるべく、夜明け前に採取するほうがよいみたいですよ
      昼間は 光合成するので乳酸菌が少なくなるようです。
      太陽が沈んで光合成が減少すると 乳酸菌や酵母菌が繁殖するので
      よいようですよ。

      それでは 失礼いたしまっする、マッスルっ...

  2. より:

    お疲れ様です。何時も拝見させてもらってます。
    からあげ隊長と同じスマホ(zウルトラ海外版
    )を購入予定なのですが道中、
    山間部も多いので圏外になる事が多いですか。

    • karaage より:

      山間部では通じないことが多いです。自宅が山奥ならプラスエリア化 が必須だと思います。

  3. 目黒駅は品川区 より:

    車の人とか団体の人は、単にビビってるだけで、こちらから話しかけると飯ぐらいおごってくれますよ。たぶん。

  4. tarabatara より:

    足が痛くて歩くのが嫌になる前にワセリンだに
    国道沿いの野宿は危険だに

  5. karaage より:

    どうもありがとうございます。

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