煙突掃除2回目~すぐやる習慣をつける

こんにちは。からあげです。

 

昨日、小屋に戻ってポストを覗くと、なんと年賀状が入っていた。
少し遅れて届いた年賀状に本当にビックリさせられた。
これまで元旦に届いた車屋とおかんからの2枚だったが、これで3枚となった。
しかも嬉しいことに女性からの年賀状だ。
今年は幸先の良いスタートとなった。
この調子なら今年は随分と良い年になるだろう。

 

いや、駄目だ。
こんな書き方では。
良い年になるのは、幸運が舞い込むからではなく、自分が行動を起こして良い年にするのだ。
なるだろうという願望では状況は何も変わない。
良い年にしようという自分の意思と行動が状況を変えるのだ。
運や人を当てにしてはならない。
自分で自分の取り巻く世界を変えてゆくのだ!

 

最近、寒気がやって来ているので、昼間晴れて日差しが降り注いでいるのに、ひんやりと寒い。
そのため、夜になると薪ストーブが大活躍している。
ところが、少し前から気になることが起き始めた。

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ストーブのガラス窓を開けると煙が外に漏れ出るようになったのだ。
この時は、煙突が詰まってきて排煙が上手く出来ていないのではないかと考えた。
詰まった煙突のままストーブを使い続ければ、煙突内に溜まった煤やタールが燃えて、煙道火災が発生する恐れがある。

ストーブは小さな3坪小屋に設置したので、ストーブ周りのクリアランスが十分ではない。
煙道火災が起きれば、非常に危険な状況となる。
最近、雨がほとんど降らず、山が乾燥した状態なので、より危険度が増す。

少し前から煙の吸い出しが悪いような気がしていたが、前回煙突掃除したのは、2015.12.29で、まだそれほど時間が経ってはいない。
しかし、煤が出やすい赤松をメインに燃やし続けていたので、ひょっとしたら詰まりかけているかもしれないと、思っていたのだ。

参考記事 ノコギリの目立てと薪ストーブの煙突掃除など(2015/12/29)

 

そう思っていながらやらなかったのは、寒いし面倒だったからだ。
煙突掃除をやるには、ストーブの中が燃え尽きて十分冷めてから行わなければならず、それまで寒い中で待たないといけない。
それに掃除をすると煤で服や体が汚れてしまう。
これまで見て見ぬ振りをしていたが、段々耐えられなくなってきた。
今朝も薪を中に放り込もうとガラス扉を開けると煙が外に出てきた。
もうこれ以上我慢ならない。

 

そこで本日、2回目の煙突掃除を行うことにした。

結果を先に書いてしまうと、ストーブ内の煙が外に漏れだしたのは、T字の煙突トップの向きが悪かったためだ。
風を吸い込んで逆流していたようだ。
そういえば最近、気圧配置が冬型となり、風が強くなっていた。

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薪ストーブを使っていて気が付いたのは、ガラス扉は火を見て楽しむ以外にも便利だということだ。
扉を閉じた状態でも中の薪の燃え具合がよく分かる。
薪を投入する時に扉を開けると空気を吸い込むので、一時的にはよく燃えるが、再び扉を閉めると燃え方が急に悪くなる時がある。
そうしたことがあるので、中の様子を見ながら下の空気窓を開け閉めして火力を調節しやすいのだ。

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ガラス扉の下にある空気窓。
この窓を開け閉めして火力調節することが出来る。

 

この薪ストーブは、鉄板製の安価なもので、ガラス扉や空気窓には隙間があって、全閉にしても直ぐに中の火が消えることはない。
一旦、火力が上がり過ぎて暴走してしまうと、もはや火力をコントロールする術はない。
適度に乾燥した薪をこまめに入れることでしか、安全に使うことが出来ない。

 

薪ストーブの煙突掃除~今シーズン2回目

 

薪ストーブを使い始めたのが、2015.12.8で、1回目の煙突掃除は、2015.12.29だ。
今回は、前回の煙突掃除から2週間と少ししか経っていないが、薪ストーブを使い始めたばかりで、煙突掃除のスケジュールがまだ確立しておらず、最近は不穏な兆しを見せ始めているので、先延ばしせずに2回目の煙突掃除を行うことにした。

参考記事 ノコギリの目立てと薪ストーブの煙突掃除など(2015/12/29)

 

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朝食を済ますとガラス扉と空気窓を全開にし、中の灰をかき混ぜて早く燃え尽きるようにした。
ストーブがある程度冷めるまでは、ゴロゴロしたり作業服に着替えて時間を潰した。

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煙突周りの外観チェックを行う。
外煙突を見たところ、特に異常はなし。
目立った汚れは、どこにも見当たらない。

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煙突のつなぎ目から垂れているタールの量は、前回から大して増えていない。
下のシートにポツポツと滴り落ちていただけ。

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メガネ石周りに異常はなし。
耐火セメントをコーティングしている漆喰がしっかりと付いていて、ポロポロと崩れてくることはない。
焦げたような跡はなし。
漆喰の耐火性の問題はなし。

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煙突上部の様子。
見た感じ外観に異常はなし。

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前回同様、煙突をバラして地面に並べる。
煙突のパーツは、掃除した後、元通りに組み直す。

 

煙突内部の汚れ具合

これより薪ストーブ側から(エルボー半管ーエルボー直管ーエルボー直管ー直管ー半管ーT字トップ)順に説明する。

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薪ストーブ直後のエルボ

バラしてビックリ。
大して汚れてはいない。

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半管(室内側の縦の部分)

多少の汚れはあるが、前回に較べるとかなり綺麗だ。

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煙突掃除の風景。
道具は、漆喰壁の剥がした合板(白っぽくて煙突内部が見やすい)、自作煙突ブラシ(柄を自作しただけ、ブラシは既製品)、ワイヤーブラシ(エルボ部分に使用する)、小さなスコップ(ハンマー代わりに軽く叩く)だ。

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エルボ(半管とメガネ石を貫通する直管を接続する。)

多少、汚れている程度。

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直管(メガネ石を貫通する横の部分)

前回に較べて明らかに汚れが少ない。
結果から言うと、まだ掃除は必要なかった。

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これが前回の様子。
内側に大量の煤が付着し、煙突内部が半分程度の太さとなっていた。

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エルボ(外側の横から縦管を繋ぐ部分。)

バラす時に上方の縦の煙突から少し煤が落ちてきた。
メガネ石貫通部の直管同様に一番汚れやすいところだが、大して汚れてはいない。

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直管(下から1本目)

汚れは少ないが、前回に較べると何故か汚れている。

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直管(下から2本目)

かなり綺麗だ。

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半管(下から3本目)

下の2本目とほとんど変わらずに綺麗。

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T字トップ(縦側)

ここで多少汚れが増えた。

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T字トップ(横側)

前回と同程度の汚れのみ。

 

 

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煙突掃除の次は、ストーブ本体のチェックを行う。
まずはストーブを外に出す。
炭は燃え尽きているように見えたが、まだ熱い炭が灰の中に埋もれているようだ。
ストーブのサイドを触るとまだ熱い。

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フタを外して上から撮影した。
昨日スコップ1杯分の灰を処理している。

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横から除くと灰の量がよく分かる。
少し多いくらいか。

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ストーブ背後の煙突接続部。
汚れはほとんどなし。

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前フタと組フタの裏側を撮影した。
多少煤けている程度で問題はなし。

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前回同様に内部の反射板のようなものを取り外した。
内側の煙道部分には、それほど灰は溜まっていなかった。

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反射板おもて
多少、茶色に変色している程度。

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反射板うら
こちらも多少茶色に変色している程度。
ストーブ内でここが一番温度が上昇するところか。

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中の灰を小さなスコップである程度取り除く。
燃え尽きた綺麗な灰だ。
良質な肥料となりそう。
売れないかな。

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反射板を取り付けて灰を均したところ。
いい感じだ。

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煙突を組み直したところ。
前回に較べて短い時間で作業が終わった。
煙突の取り外しと取り付けのコツが少し分かってきた。
メガネ石貫通部の直管の付け外しに少し手間が掛かるくらいだ。
小屋の外と内側の二人で作業をすれば、やりやすいだろう。

独り身なので自分でなんとかする。
贅沢を言わない。

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始めに書いたように、ガラス扉から煙が漏れてくるのは、煙突トップの向きが悪かったためだ。
掃除してみてようやく分かった。
最近は少し風が強くなっていた。

シンプルなT字トップなので、風が逆流しやすい。
H型や全周囲型であれば、このような症状は少ないだろうか。
まあ、大したことではないので、トップの向きに気をつけながらストーブを使ってゆこうか。

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屋根からジムニー君を見下ろす。
お~い元気か。

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元通りに復旧したところ。
後は火を入れるのみだ。
夜が待ち遠しい。

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気が向いたので、少し薪づくりをした。
根っこや太い枝の山から幾つか引っ張り出してきてノコギリでカットした。
最近はほとんど雨が降らないので、よく乾燥している。
ストーブに入るようにカットするだけで薪になる。
やはり素人には、細めの枝の方が扱いやすい。

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冬晴れの一日

 

さあて、今日は適度に仕事をしてゆっくりしようか。
あまり根を詰めると長続きしない。
適度に気を抜いてボチボチやろう。

 

おわり

コメント

  1. 匿名 より:

    こんばんは、北海道の住人です。煙突掃除懐かしくてコメントしました。
    ストーブ絶好調ですね。昔北海道では夏は薪ストーブ、冬は石炭ルンペンストーブを調理や暖房に使っておりました。特に石炭ストーブはすすがたまりやすく週1回は煙突掃除が必要でした。特に冬の煙突掃除は寒くて大変でした。そのときのことで思い出したのは、屋外の縦の煙突は長くて取り外しが大変です。煙突は4,5メートルあったと思います。それで縦の煙突はつけたままにしておき、下から掃除ブラシを突っ込んで掃除しました。煙突の下にいて掃除するのでブラシを抜くときは煤がかからないように注意しても、時々すすをかぶったことを思い出します。隊長さんの外に出ている曲がり煙突のところがT字煙突になっていました。片方の出口は縦の煙突につながり、下のほうは空気が入らないように蓋がしてありました。ふたは外れないように針金で縛っていました。下のふたをはずして、掃除ブラシを下から入れるのです。こうすると煙突をはずさなくてすみます。でも煙突のメンテナンスには隊長さんのように毎回煙突をはずしたほうがいいですね。まだまだ寒い日が続きますが、薪ストーブで乗り切ってください。

    • karaage より:

      夏にも薪ストーブを使っていたのですか。
      ルンペンストーブっていうのもあるんですね。

      掃除しやすいようにT字曲がりを付けたほうが良いらしいですが、短い煙突だし掃除の煩わしさを体感するためにエビ曲がりとしました。
      薪ストーブがあれば寒さは大丈夫です。

      • ヒグマ より:

        我が家にプロパンガスが導入されたのは昭和39年ころでした。それまでは夏は薪ストーブが調理に使われていました。隊長さんの使っているのと同じ時計型のストーブです。ご飯を炊きながら、もうひとつ調理ができるので大変便利でした。北海道でも気温が30度になることもあり暑くて大変でした。七輪はありましたが、火力と火がつくまでの時間がかかるのであまり使っていませんでした。

        • karaage より:

          なるほど、昔は調理に薪ストーブを使っていたのですね。
          てっきりかまどのようなものでやっていたと思いました。
          夏場は暑くて大変ですね。

  2. JB23W09XG5MT より:

    ススですが、ストーブに焚べて燃やせます。
    さほど火付きは良くありませんでボチボチ燃える感じです。
    なので煙突火災って本当かね?と疑ってます。なんでも疑りたくなる性格なので…。
    ストーブに近い煙突は綺麗なんですがアレってスス燃えてるのだろうと思ってます。
    屋根材を燃えやすいものでふくと煙突からの火の粉で火災の可能性があろうかと思います。

    ウチの薪ストーブとかアラジンの石油ストーブには触媒が付いてます。
    燃え残りの一酸化炭素などをもう一回燃やすわけです。薪ストーブの場合はススが多いので加熱してから排煙のルートを触媒に切り替えるダンパーがあります。
    コレを知った時は驚きました、こんなローテク暖房機もアメリカじゃ進歩しているのだと。アメリカでは薪ストーブの普及率高いのですね。

    • karaage より:

      燃えにくいので、煙突の内側に付くのではないでしょうか。

      燃えにくい反面、一旦燃え出すと暴走して大変なことになると思います。
      先人たちの経験を大事にします。

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