こんにちは。からあげです。
ゴールデンウィーク前から始めたタッチタイピングだが、それほど意識しなくてもキーを打てるようになった。
期間にして一月少々。
当初はもう少し時間が掛かると思ったが、毎日ブログ更新やメンテナンスのパソコン作業を行っていたので、短時間で実用レベルのタイピングを身につけることが出来た。
始めて1周間は、ブログ更新が苦痛で仕方なかった。
指が思い通りに動かないし、ミスタイプが多すぎて全然捗らなくて投げ出したくなった。
いつものように人差し指だけで打った方が早かった。
それが今ではモニターを見ながらポチポチと普通に文章を打てるようになったではないか。
憧れのタッチタイピングを身につけた。
凄い進歩だなあと思う。
自分で自分を褒めてやりたい。
おっさん、よくやった!
そもそもなんでタッチタイプを身につけようと思ったのか。
それは今年から旅のようすを書籍化しようと思ったのがキッカケだ。
これまでどおり人差し指だけでタイプしていたら、いつになったら終わるか分からない。
途中で疲れて中途半端なクオリティーのものを世に出してしまいかねない。
やるしかなかった。
私はこれまで何度もタッチタイピングに挑戦してきたが、その度に挫折してきた。
人差し指のタイプが中途半端に早いものだから、思い通りに動かない指にイライラして、ついもとの人差し指で打ってしまったのだ。
そんなことを繰り返していたので、いつまで経ってもタッチタイピングが身につかない。
それから随分と月日は流れた。
フレッシュな青年はいつしか逞しいおっさんとなった。
歳をとって多少は知恵を付けた。
今度は必要に迫られている。
なんとしてでもタッチタイピングのスキルを手に入れたい。
目的のためなら手段を選ばない。
おっさんはいつしか図々しくなっていた。
私は溢れんばかりのお金への執着心を利用することにした。
そう、有料のタイピングソフトを購入することにしたのだ。
フリーでも全然問題ないと思うが、この際ソフトの中身はどうでもいい。
お金の掛かる有料のソフトであることが一番重要なのだ。
でも、全く使い物にならないものを買ったらお金が勿体無いので、ネットで調べて評価が高いものを選択した。
それがKeyboardmaster6だ。
ダウンロード版を購入して、その日のうちから直ぐに使い始めた。
毎日30分以上は練習した。
そして練習を始めてから3,4日経ったころ、全てタッチタイピングで行うことにした。
タイピングソフトだけではなく、実際に文章を打って練習する。
それからおっさんの苦闘の日々が始まった。
キーボードを見ないようにキー配列を印刷したものをダンボールに貼り付けてパソコンの傍らに置いた。
キーの位置が分からなくなると、キーボードを見ずにダンボールに貼られた資料を見た。
はっきりとした変化が現れたのは、タッチタイピングに移行して1週間ほど経ったころだろうか。
ゆっくりながらもタッチタイプで打てるようになってきたのだ。
それからは日増しにタイピングのスピードが上がり、正確さも増した。
気が付いたら人差し指で打つより断然早くなっていた。
タッチタイピングを出来るようになって驚いたのは、目や指先が疲れない。タイピングのスピードが速いことは当然として、脳内のイメージをスムーズに言語化出来るようになったことだ。
これまではキーボードとモニターを交互に見続けていたので、集中力を維持することは難しかった。
視線が落ち着かないので集中出来ないのだ。
それが今ではモニターのなかで点滅する黒い縦の線を見続けながらタイプすることが出来るのだ。
今、ネットで調べてみると、この縦線はキャレットと言うらしい。
キャレットを見続けながらタイプしていると、自然と集中力が高まってくる。
町の中は雑音が多いので日中はずっと耳栓をして過ごしているが、漏れて聞こえてくる音が自然と気にならなくなってくる。
そうなったらあとはリラックスして好きなように文字を打たせてあげる。
あとは勝手に指がタイプしてくれる。
私は子供の頃から吃ってしまう吃音持ちだったので、自分の思ったことを瞬時に声に出すことが難しかった。
普段話す時、ある言葉がつっかえてしまい、別の口に出来る言葉を選ばなければならなかったので、テンポよく話すことが出来なかった。
いつも脳内の引き出しをひっくり返しては話せる言葉を探していた。
誰でも出来るような会話のキャッチボールが全然出来なかった。
自分の思考を思いのままに言語化出来るのは本当に素晴らしいことだと思う。
ようやくその支えがとれて楽になれた。
こんな清々しい気分になれたのは生まれて始めてかもしれない。
私は話すのは苦手だが、文章で表現するのならそこそこイケるのではないかと思うようになった。
タッチタイピングが私の思考をより深めてくれるようになった。
タイピングソフトで安定して毎分100文字以上を打てるようになったが、まだまだミスタイプが多すぎる。
ミスタイプが多いと、遠く離れた右上にあるバックスペースキーを小指で探し当てないといけないので、ストレスが溜まり集中力が落ちてしまう。
なので、集中力を維持するためにもスピードより正確さを重視したい。
ミスタイプを連発する時は、決まってホームポジションから指が離れた時だ。
途中で面倒になってきて、元に戻さずについ次の文字を打ってしまうのだ。
これが良くない!
キーを一つ打ったら必ずホームポジションに指を戻す。
これを意識してやっていきたい。
これが私のパソコン。
Lenovo ThinkPad x250
B5版のモバイルノートだ。
省電力でバッテリーが長持ち。
そしてキーが打ちやすい。
人差し指の時は気が付かなかったが、タッチタイプするようになってThinkPadの使いやすさが分かるようになった。
ホームポジションの人差し指のところのFとJのキーには指先だけで分かるようにポッチが付いている。
集中力が途切れると、このポッチが分かりにくくなる。
個人的にはもう少し大きくして欲しいと思う。
指先の感度をもっと高める必要がある。
今日、初めて気が付いたのだが、方向キーの下にもポッチが付いている。
ホームポジションから遠い位置なので、分かりやすくしているのだろう。
ThinkPadの最大の特徴はトラックポイントだ。
ホームポジションを崩すこと無く人差し指でカーソルを操作することが出来る。
下のタッチパッドのボタンを連携して使えば、マウスのような感覚で使えるようになるらしい。
もちろんタッチパッド単体としての機能も備えている。
今はその都度マウスに持ち替えて作業しているので、トラックポイントとタッチパッドを使いこなせるようになりたい。
作業の効率化を進めて、さらにはマウスが不要となるようにしたい。
今はまだローマ字打ちだが、さらにスピードが速まりと正確になったら、親指シフトに挑戦したい。かな打ちではなく親指シフトだ。
理論上、ローマ字打ちの1.7倍のスピードで打てるという。
しかも指がしゃべる感覚も付いてくるのだそうだ。
今のローマ字打ちでも、多少の感覚を味わうことが出来ている。
これが序の口だと思うと期待に胸が膨らむ。
専用のキーボードを買わなくても変換ソフトで対応出来るようだ。
習得に時間がかかるかもしれないが、やってみる価値は充分ある。
自分に合わなければ、かな打ちに変えたらいい。
まずはやってみる。
取りあえず今はローマ字打ちをマスターしようか。