こんにちは。からあげです。
リアゲート用のミニタープを気分よく作ることが出来て調子に乗ったおっさんは止せばいいのにまたほかの作業を始めてしまう。
えっ?なんだって?
ドアの内張りを剥がしてプチプチを詰め込むだって?
そうかそんなにやりたいのか。
もう、ここはおっさんの好きにさせるしかない。
おかんのママチャリを借りてホームセンターに買出しに行ってきた。
プチプチは先日のリアゲートの断熱作業で使いきってしまったので、お金を出して買うことにした。ネット通販の買い物で貯まるまで待っていたらいつになったら作業出来るか分からない。
こういう時は近所にあるホームセンターが大助かり。
やる気になったおっさんはもう誰にも止められないのだ!
ジムニー(JB23W-8型)ドア内張り剥がし
さあ、材料が手に入ったところで作業を始めることにしよう。
当ブログ記事を参考に作業を進める方は、年式によっては多少構造が違うかもしれないので注意して欲しい。
まずは運転席側。
はじめに邪魔になりそうな内張りドアミラー裏側の三角形の黒いカバーを外す。
黒いカバーは赤色ポッチ2個と一体ものの黒いポッチ1個で留まっているのみ。
マイナスドライバーを突っ込んでこじ開けてすき間を作ってから手で引っ張った。
黒いカバーの表側
カバーの裏側
ミラーのカバーを外さなくても作業できるかもしれないが、念のため外しておいた。こういう一手間があとになって生死を分けることがある。
ドア内張りはグリップ2箇所、ドアノブ1箇所、前側のポッチ1箇所で固定されている。
グリップのフタをマイナスドライバーで外すとプラスビスの頭が見える。
あとはプラスビス2本を緩めてグリップを外すだけ。
このフタは簡単に外れる。
前側のポッチは中央部分を押してからすき間にマイナスドライバーを突っ込むと外れる。
つい真ん中のポッチを押さずに外しそうになる。
危ない危ない。
見えているドアノブのプラスビスを1本抜いて、前方に押す(スライドさせる)と手前に外れる。
ノブの裏とリンク棒が繋がっているので注意。
以前、ドアが強風に煽られていきなり全開になり、ヒンジ周りを傷めてしまったことがある。
その時はヒンジを交換したのみだった。
ついでにドアストッパーも点検したかったが、このリンク棒がどうしても外せなかったため、内張りを剥がすことを断念したのだった。
緑のプラスチックパーツをラジオペンチで挟んでから下に押して外そうと何度も試みたが、一向に外れる気配はなかった。
かなりの力を入れても外れず途中で怖くなって止めた。
今回はさらに力を入れて強引に外してみることにする。
すると緑色のパーツがドアノブに付いたままの状態で外れてしまった!
かなり強引だったので冷や汗が出た。
恐る恐るパーツを見ると割れてはいなかった。
ふぅ~なんとかセーフ。
ドアノブを外したら、あとは内張りを剥がすのみ。
下の方にマイナスドライバーを突っ込んで手の入るすき間を作ってから手で引っ張って外した。
パワーウインドウの線が繋がっているので注意する。
カプラーはポッチを押して引き抜く。
このカプラーがかなり硬くて参った。
固着気味で抜き挿ししづらくなっていた。
内張りを剥がしたところ。
内側の全面がビニールで覆われている。
このビニールは重要だとおっさんセンサーが強く反応する。たぶん防水目的。
作業は窓を全開にして行った。
ゴムのすき間がかなり汚れていた。
ドアストッパーの点検
内張りをを外したついでにビニールを剥がしてドアストッパーの付け根を点検してみる。
あれ、なんだかおかしい気がするぞ!
ストッパーの金具が曲がっているような。
もとからこんなパーツかもしれないが。
そこで助手席側のドアの内張りを剥がして比較してみた。
見比べるとおかしいことがハッキリと分かったので、このドアストッパー外すことにした。
ボディー側のピンを外す。
ドアを半開状態にして、ストッパーに力がかからないようにしてから、下からプラスチックハンマーで軽く叩いた。
するとピンが動いて抜くことが出来た。
グリスが塗ってあったので外しやすかった。
あとはドア側のストッパーの固定ボルト(頭10mm)2本をソケットレンチで緩めて外した。
この時ドアの中にストッパーを落とさないように手で持って注意深く作業する。
ドアストッパー(運転席側)
ドアストッパー運転席側
四角い金具とピンが曲がっているのがハッキリと分かる。
金具を上から見た様子。
ピンに勢いよく当たって曲がってしまったようだ。
末端のピンが曲がって抜けそうになっている。
これを見て断熱化の作業は一時中断してディーラーにパーツを注文しに行くことにした。
あちこちバラしていて車を動かせないので自転車に乗って行った。
ドアストッパー(助手席側)
ドアストッパー助手席側
運転席側のような金具やピンに曲がりはない。
金具を上から見た様子。
末端のピンに曲がりなし。
金具には取れかかったゴムが付いていた。
ドアの開け閉めでかなり傷んでいた。
ゴムの位置はこんな感じ。
ゴムにピンが当たらないようになっている。
ドアを閉めると金具と白色のプラスチックパーツが当たるので、緩衝用のゴムが付けられている。
ドア内張り剥がしの肝、リンク棒の外し方を詳しく解説
ここでおっさんが勝手に解説しよう!
ジムニーのドアはドアノブ裏側のアームとリンク棒が繋がっていて、ドアノブを操作すると力が伝達されてドアが開く仕組みになっている。
内張りを剥がす時はドアノブからリンク棒を外さなくてはならない。
ビスを外して前方にスライドさせるとドアノブが内張りから外れるが、リンク棒はまだ繋がったまま。
パット見た感じプラスチックパーツごと棒を押し下げれば、簡単に外れるかのように見えるが、実は違っていた。
プラスチックパーツから金属製のリンク棒のみ取り外す。
ドアノブの裏側。
リンク棒の先のプラスチックパーツをドアノブ側に付けたところ。
緑色が運転席、白色が助手席側。間違わないように色分けされている。
ドアノブアームのプラスチックパーツが付く場所。
穴は真ん丸。
プラスチックパーツ
何度もラジオペンチで挟んだため、先の方が傷んでいる。
横から見た様子。
横から溝が見てようやくリンク棒の外し方が分かった。
では、ドアノブにリンク棒を取り付けてみる。
写真撮影のために内張りは付けずにドアノブだけでやってみた。
こちらのほうが可動域が広くてやりやすい。
練習には持って来いだ。
まずはドアノブ裏のアームに緑または白のプラスチックパーツを取り付ける。
そしてこのようにリンク棒を差し込む。
プラスチックパーツを向こう側に押して回転させリンク棒を溝に嵌めこむ。
これでドアノブとリンク棒を固定することが出来た。
取り外しはこの逆となる。
手前から見るとプラスチックパーツの溝が見えなくて正しい外し方が分かりづらい。
そのためついポッチを押し下げようとしてしまう。
本来はプラスチックパーツを手前に引いて溝からリンク棒を外し、さらに回転させてリンク棒を押し下げて穴から外さなければならない。
今回いい勉強になった。
外した内張りの外観
さて話を戻してドアの内張りを剥がしたところから。
これは運転席側。
裏側には赤色ポッチ7個が付いている。
パワーウインドウのカプラー接続部。
かなり硬くて外す時に苦労したので、戻す時はシリコングリスを塗って滑りをよくしておこう。
助手席側の内張り
内張りの裏側
助手席側のパワーウインドウのカプラー接続部は小さめ。
こちらも硬くて外すのに苦労した。
あとから気がついたのだが、もしも硬い時はシリコンスプレーを吹けば、抜きやすくなるのではなかろうか?
助手席側も窓のすき間を塞ぐゴムの溝のところが凄く汚れていた。
濡れ雑巾で綺麗に拭いておいた。
このあと、以前から気になっていたドアポケットのゴムをやり変えるアイデアが浮かんだ。
道路地図を入れていたが、ポケットが浅いため地図が倒れて常時ゴムに力がかかり、伸びてしまっていた。
だらしなく緩んだゴムを見るたびになんとかしたい思いに駆られていた。
自分としては凄い良いアイデアだと思ったので、試さずにはいられなくなった。
そこで100均まで再び自転車を走らせることにした。
ドアポケット ゴムの改良
家に戻ってくると作業再開。
ドアポケットは内張りの裏側の5本のプラスビスを抜くと外せるようになる。
ドアポケットを外したところ。
浅くて使い勝手の悪いポケット。いつも何を入れようかと迷う。
裏側を向けるとゴムが固定してあるのが分かる。
ゴムはホッチキスで留められている。
まあ、なんて安っぽい作りなんだろうか!
コストダウンのためには仕方ない。
弾力性のあるゴムは劣化すると伸びてくるので、ベルトに付け替えることにした。
長さを調整可能な旅行カバン用のベルトを用いる。
なぜかピンク色しかなかった。
嫌いじゃないから買ってきた。
小屋に戻ればホッチキスにもなるタッカーがあるが、あいにく実家にはない。
そこでこのようにループにしてから普通の木綿糸で縫った。
プラスビスが通る穴をハサミで空けてから取り付けた。
ベルトを取り付けたところ。
黒い金具で長さ調整出来るようになったが、金具が重たくて垂れ下がってしまう。
そのため、このように地図などを挟んでおかないと見た目が悪い。
ちょっとこの工作は失敗だったかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。
しかし純正のゴムと違って長さ調節できるようになったので、使い勝手は向上した。(はず)
今日の作業はここまで。
ドアの内張りは元に戻さずに物置きに置いておくことにした。
ドアの中は窓が上下するのでプチプチを詰め込むとパワーウインドウの邪魔になる。
外からプチプチを貼るだけになるだろうか。
プチプチに比べてニードルフェルトの方が断熱性と遮音性は高いと思うが、ドアの中は湿気が入るところなので湿気に強いプチプチの方が良いだろう。
ドアストッパーの交換もあるので、パーツが届いてから一気にやってしまうことにする。
これからは天気の様子を見て作業することになる。
明日中にパーツが届くが、3時過ぎになるので明日は完全に元に戻せない。
取り敢えず、助手席側だけでも終わらせてしまうとしようか。
つづく