こんにちは。からあげです。
8時前、飯豊山登山の余韻に浸る暇なく車中泊場所を出発する。
今日も快晴の1日の始まりで早くも山陰から太陽が覗く。
陽が射すと一気に車内が暑くなってきた。
もうこうしては居られない。
一刻も早くこの場所を出発しなければ。
おっさんは荷物をまとめて次なる山に向かって走りだした。
おっといけない、少し戻って美味しい水を汲んでおこう。
少し車を走らせてやって来たのはマタギの館。
なんと午前9時半からの営業らしい。
どおりで車がないわけだ。
ここでオープンまで待つのは厳しい。
まあ、まだ開いていないことは予想していた。
本命はこの近くにあるdocomoのアンテナのチェックだ。
フェンスに囲まれた施設を外から見るとdocomoの表示あり。
名称は小玉川基地局。
よし、チェック終わり。
気になった場所はこのようにチェックするようにしている。
凄く地味な作業だ。
時間に余裕のない人間はこんなことは出来ないだろう。
どうだ!暇人の実力はまだまだこんなものではないぞ。
参考リンク 東北観光推進機構HP(マタギの館)
道路脇に空き缶回収ボックスがあったので、缶詰の空き缶を捨てさせてもらう。
一番目立つ道路脇に置いてあるということは通りすがりの観光客でも捨てて良いということだ。
きちんと書いてあるではないか。
こういうのは結構嬉しい。
すぐ近くに大きな建物があったので、ついでに寄ってみることにした。
なんだこの建物は。
どうやら学校のようだ。
まだそれほど古くないのに学校の雰囲気は全然しない。
かつては校庭があったと思われる場所には工事現場のプレハブの建物が建てられているところだった。
今日は日曜で工事が休みで人気はない。
窓から校舎の中を覗くと理科の実験室らしきところがあった。
しかし、棚にはお皿などが入れられている。
なるほど、地元の人が料理をして楽しんでいるのだな。
小国町立玉川小・中学校
小学校と中学校が一緒の学校のようだ。
壁には平成18年文部省なんちゃらかんちゃらという看板が設置されていた。
今はひっそりと静まり返っている。
まだ廃校になってそれほど時間は経っていないのだろう。
人口が減りつつある田舎の町の寂しさを味わった。
その後、食料の買い出しのために大きな町に寄ったが暑くて堪らないので、ヤマダ電機の1Fの駐車場に停めさせてもらった。
ヤマダ電機の店舗は何故か皆同じ造りで、1Fが屋根のある駐車場となっている。
もちろんエンジンをアイドリングさせてエアコンを使うようなことはしない。
エンジンを止めると両側の窓とリアゲートを開けて熱気を抜く。
それにしても外は暑い。
この駐車場だって30度は越えているのに、日が当たらないだけでかなり涼しく感じる。
地図を広げて次はどこにしようと考えていた。
飯豊山を登る前は、飯豊の次は朝日にしよう(飯豊連峰の北側にある朝日連峰)と思っていたが、こうも暑くては登山する気になれない。
しかも朝日岳周辺はテント泊全面禁止となっている。
小屋は飯豊山と同じように避難小屋で素泊まりのみ。
朝日岳から少し離れた以東岳の近くの大鳥小屋のみテント泊が出来るが、そこはテント泊するには中途半端な場所で、日帰りでも余裕を持って以東岳に登ることが出来る。
飯豊山の山小屋で懲りたので、もう朝日岳の山小屋には泊まる気にはなれない。
あと残された道は日帰りで登るしかない。
しかし、連日の猛暑でそんな気には全くなれない。
暑さに耐えて全身汗でずぶ濡れになって歩き続けることを思うと気が進まない。
私の心の奥に住むおっさんは猛烈に抵抗してくる。
ここは糞暑い登山は止めて路線を変更することにしよう。
そうと決まれば、食料などの買い出しを行う。
まずはホームセンターでのびのび軍足と激薄手袋を購入した。
これからウォーキングシューズを多用しようと思っているので、履きやすい軍足を購入した。
5組み、税込みで約1,000円だった。
始め半額以下で買える通常の軍足を選択したが、いつも靴下がずり下がってきて鬱陶しい思いをしたことを思い出して選び直した。
1組200円の軍足の履き心地がいかほどのものなのか今から楽しみだ。
ほかに極薄の手袋も購入した。
手のひらが全面ラバーコーティングされていてグリップ力抜群で指先の感覚も失われない優れものの手袋だ。
約250円(税込み)だった。
続いて食料の買い出し。
山形県内においても玄米の入手が難しい。
スーパーを2軒ハシゴして2つ目のスーパーで見つけたのは1kg入りの玄米のみ。
むむむ、どうして日本人は玄米を食べないのだろうか。
全国の農協で玄米を量り売りしてくれたらいいのに、と思ってしまう。
消耗した体力を回復させるために、今回はチキンカツを購入した。
久しぶりに食べる肉は旨い!
その後、車を走らせて本日のねぐらに到着した。
もう暑くて運転していられない。
どこか日陰でゆっくりしたい。
ツーリングマップルで気になった場所をスマホで検索すると良さそうな場所が見つかった。
実際に行ってみると、入口に標識は全くなくて余所者には発見が難しい公園だが、トイレと水場の施設が整っている。
よし、今日はここに決めた!
車を停めるとドアとリアゲートを全開にする。
空気が熱風となっていて風が入ってきても全然涼しくない。
去年の北海道でやっていた、車の日陰で涼む作戦は失敗。
アスファルトが焼けていてアルミマットを敷いていてもケツが焼けるように熱くなった。
こんなんじゃ全然ゆっくり出来ない。
本当に夏場の車中泊は暑さにやられる。
東北は涼しいとばかり思っていたが、実際はかなり暑い。
というか愛知県と全然変わらない暑さだ。
本日の車内の最高気温は39度。
今は日が陰って多少涼しくなったが、それでもまだ37度もある。
山の方に行けば涼しくなるが、ちょっと山に入っただけでも圏外になってしまう。
様子を見て少しずつ入って行かねばならない。
私はプロブロガーだ。
圏外では仕事が出来ない。
これが一番辛いところだ。
いつでもどこでも仕事出来るが、圏外だとマズイ。
早く衛星通信が当たり前になって欲しい。
ガソリンストーブ用アルミ風防の補修
暑いからといってのんびりしていられない。
というかのんびり出来る状況ではない。
何かをやって気を紛らわせなければやっていられない。
おっさんはコンテナボックスをゴソゴソと漁ってガソリンストーブ用のアルミ風防を取り出した。
これはMSRのガソリンストーブXGK-EXの付属品だ。
アルミで軽く自在にクニャクニャと折り曲げて使うことが出来る。
折りたたんだ状態がこれだ。
真っ直ぐ伸ばそうにもあちこちしわが入っていて無理やり伸ばすと裂けてしまいそう。
サイズを測ってみたら、だいたい高さ14.5cm、長さ80cmだった。
何度も曲げ伸ばししているうちに裂けてきた。
このまま放置すると真っ二つに裂けてしまって風防として使えなくなってしまう。
早めに対処する必要がある。
とはいうものの、この亀裂が入ったのは随分と前からだ。
去年の北海道の時から傷んでいたと思う。
修理に使用する材料は100均のアルミテープ。
間違っても一巻き1,000円くらいするホームセンターの高級品を使ってはならない。
修理するものよりも材料の方が高くなってしまう。
風防は熱に晒されるので、普通のガムテだと燃えてしまうと思われた。
下地にガムテを貼ってから上に耐久性と耐熱性のあるアルミテープを貼った方がよいか迷った。
まずはアルミテープだけでやってみることにした。
アルミテープで修理したようす。
うむ、なかなかの出来栄えだ。
あとは耐久性だな。
しばらく使っていればわかることだろう。
こういうフレキシブルの風防は使いやすいが、曲げ伸ばしするので傷みやすい。
蝶番式の風防だと重くて嵩張る。
何かいいものはないだろうか。
このアルミ風防のようにストーブの全周を囲えて耐熱性と耐久性に優れた軽量な素材。
果たしてこのようなものがこの世に存在するのだろうか。
まあいい、そのうちおっさんが良いアイデアを思いつく。
ジムニー車内の右後に荷物固定用のネット取り付け
今年の車中泊生活も早一月半が経過しようとしている。
前から気になっていたのはここ。
右のリアクォーターガラスの凹みのところ。
工夫すればここにもっと荷物が入るのではないか。
ガラスを銀マットで塞いでいるので、荷物を寄せてもガラスは傷まない。
現状ではフロントとリアのシートベルトの固定ボルト(上部)にロープを渡して荷物を吊り下げれるようにしている。
100均を物色していると、自転車のカゴにつけるゴムネットを発見した。
これは良さそうだ。
黒が欲しかったが、なぜかピンク色しか売っていない。
仕方ない。ピンク色も嫌いではない。
下は以前付けたリアクォーターフックのアイにネットのフックを引っ掛け、上はシートベルトの固定ボルト間に渡したロープに引っ掛けた。
早速小物類を入れてみた。
ちょっとネットが小さいが、まあなんとかなるだろう。
ネットにもモノを引っ掛けることが出来る。
この固定用ネットのポイントは、お金を掛けずに簡単に出来ること。
工作時間はほんの30秒だ。
しばらく使ってみてイケるようだったら再度紹介するとしよう。
無駄に詳しくねちっこく書くことにする。
本当にこの扇風機に助けられている。
始めは羽音が煩い中国製と馬鹿にしていたが、こうも暑いと静けさより風量の方が欲しい。
弱でもかなり強いので首振りにして風を浴びている。
暑い車内でもなんとか凌ぐことが出来る。
さあ、まもなく日没だ。
もう少ししてから食事にするとしよう。
こうも暑いと飯を食っただけで全身汗でずぶ濡れになってしまう。
おわり
コメント
からあげさん、今晩は!
>東北は涼しいとばかり思っていたが、実際はかなり暑い。
東北の夏は暑いですよねー!
2007年に日本記録が更新されるまでは、山形市の記録が70年以上にわたって日本一暑い記録だったのですから、それも当然かもしれません。
熱中症には気を付けて!
船の糞暑いエンジンルームで鍛えられているので暑さには負けません。
ですが常時熱風にさらされると堪えますね。
無理せずのんびり行こうと思います。
山形は盆地なので暑いですよ
日本有数の暑さで、日本一にもなったことがあったような気がします
熱中症に気をつけてくださいね
山形の暑さは侮れませんね。
東北全てが涼しいとは限らないんですね。
お久しぶりです。いちきゅうーです。
猛暑の中のブログの更新お疲れ様です。
青森まで行くと大分すずしいんでしょうがw
まあ 平地が暑いのは同じだと思います。
当方は先週徳島でラーメンなんか食べて、隊長此の辺歩いてたかなんて思って彷徨いていました。何時ものように18切符で福島からの遠征です。又何時ものようにお酒飲んで観光(うろうろ)してました。
はい、お久しぶりです。
車の中と外の温度はほとんど同じです。
じっとしていないと汗が噴き出て汗塗れとなってしまいます。
四国の旅ですか。いいですね。
毎日暑いですよね~
今日は暑さで頭痛がしてきましたよ。
ジメジメとしたハッキリしない天気の時はいい加減晴れてくれと思いましたが、こうも暑いと天気が良すぎるのも考えものですね。
キャンプ禁止ですけどビバークなら文句言いようが無いですよ。
そもそも禁止する理由なんて判然としてません。環境保全だの山火事だのせいぜいそんなもんです。野生動物だってその辺で寝てますし、熊やイノシシのように穴ほじくったりしませんから。自由を制限するには正当な理由が必要ですが理由は「法律で決まられているから」それだけです。なのでやむを得ないビバーク(ツェルト程度)なら「ばてて日が暮れてしまった」で問題無いのでは?遭難したら山中で寝るしかないのだし。キャンピングで大酒飲んで花火して馬鹿騒ぎする連中を規制しているのでは?
探検時期を夏に持ってくるのはどうなんでしょう?混むし暑いし残雪期なら水の心配も無い。
ビバーク前提の登山ではダメでしょうね。
テント泊は植生に多大なダメージを与えます。
みんなが好き勝手した結果、今の規制があります。
酒飲んで花火するような連中は上まで上がって来ません。
体力がないですからね。
残雪期は水の心配はありませんが、雪の踏抜き、道迷い、滑落などの危険が増えて気軽に登れません。