遍路二十五日目

こんばんは。からあげです。

連泊したジンベエ広場は昨晩も快適だった。防潮堤と建物に囲まれた大型の東屋で風はそんなに吹かない。

予定では15km先の休憩所に泊まるつもりだったが、今日歩いた感じでは無理だったと思う。

今朝は昨日の遅れを取り戻すため、4時前に出発した。

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夜明けが遅く、日没が早いため、ヘッドライトの電池の消耗が激しい。そのため 最近は歩行時、単4電池1本の小型マグライトを使っている。 ヘッドライトのサブ用としてピンチ缶に入れてある物だが、1ワットのledでありながら50時間以上連続点灯してくれる優れものだ。手持ち用のライトなのでダブルストックは使えないのでザックに取り付けている。

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39番へ向かう山道 ルートの分岐の目印となるドライブイン水車

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三原村にやって来た。しかし この村は大き過ぎる。

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落ち葉の上を歩くと随分と足の痛みがやわらぐ。今後は出来るだけ道路の端っこの草や 土の上を歩くことにする。犬のウンコには要注意だ。

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地蔵峠にやって来た。ここからは山道を歩くことになる。しばらく歩いていると徐々にペースが上がってきていつもの調子を取り戻しかけた。

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本当に山道は足に優しい。フカフカの落ち葉の絨毯が衝撃をやわらげてくれる。

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大師堂  イチョウの黄色い落ち葉があたり一面に落ちていた。杉林の中で大師堂が黄金色に輝く。

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山から降りると高速道路の横の道を歩く。右へ行ったり左へ行ったり随分と無駄に歩かされる。

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予定では39番を終えるつもりだったが、意外に時間がかかって手前の公園でテントを張ることにした。静かで落ち着いた公園であった。

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ところが しばらくすると、ライトが点灯しサッカーの練習が始まってしまった。野宿者のテントなど気にしないで楽しそうにボールを蹴っている。

 

今日は10時間近く歩いたが、思ったより距離は伸びなかった。毎日毎日アスファルトの道路を歩いて、やっとこの四国遍路の攻略のポイントが分かった。

舗装道路の歩行のダメージを出来るだけ減らすこと。

それには荷物の軽量化、歩行フォームの改善、適した靴を履くの3点だ。これらを押さえれば、快適に歩くことが出来るようになると思う。

まずは荷物の軽量化として水 食料 燃料は必要分だけ持つことにする。

今日も疲れたので、早めに寝ることにする。

ボールの音を聞きながら。

 

おわり

 

 

コメント

  1. tarabatara より:

    いよいよ愛媛入りだに
    遍路中盤でようやく歩き方(生き方)や目的地まで直線で行けず
    ムダに歩かされることにきずいただに
    正に人生と一緒なんだに
    目的地に着く事は目的にあらずだに
    正しい姿勢で正しく歩く事を楽しむべし
    余計に歩かされることは実はムダではないんだに
    これにこの先どこできずくのかな

  2. チュウ より:

    落ち葉が わざわざ歩く人の為に集まってるようですね、自然はおりこうです。

    お四国の札所のご本尊は薬師如来が多いから、遍路中に病気が治っちゃう事が多いのです、足の痛みもきっとお預かり頂けますよ。

    必要な時 必要なだけあればいい 明日を思う煩うな

  3. karaage より:

    歩き始めた頃はなんだか馬鹿馬鹿しかったですか、次第に気づきを得ることが多くなりました。

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