初めての携帯トイレ

こんにちは。からあげです。

昨晩から白銀荘周辺は強風が吹き荒れていいたが朝方収まった。
そして先程から雨が降り始めた。
昨日は温泉に浸かってゆっくりとしていたが、インスタント物を食べただけなので疲れが抜けない。
トイレに行って鏡に写った自分の顔を見ると、人生の疲れが滲み出ているようなひどい顔をしていた。
明日には天気が回復するようだが、体調が回復するまで数日間休もうと思う。

ところで今回の十勝岳から美瑛岳縦走登山で初めて携帯トイレを使用した。
これまでは本州の北アルプスなどトイレがしっかりと整備された山域での登山がほとんどだった。
タイミング良く便意を催せば山小屋のトイレを使うが、登山道を歩いている時であれば、登山道から少し離れた場所で大を済ませていた。
穴を掘れるような場所であればいいが、そんな都合の良い場所ばかりではない。
大抵は岩陰で大をやってそのまま放置していた。使用済み紙は持ち帰らずにその場に捨てていた。

自然を楽しむために登山に来ているはずなのに、自らの手で自然を汚す行為を平気でする。
野外で大をする度に後ろめたい気分になった。
あちこちの山でトイレ問題が深刻さを増しているとうのは、これまで登山をやってきて肌で感じていた。
それなのに、問題から目を背けて山トイレ問題のHPを敢えて見ないようにしてきた。
それではいつまで経っても嫌な気分は消えることはない。

今回の登山では美瑛富士避難小屋にトイレがない。これは嫌な気分から脱するチャンスではないのか。
そこで試しに携帯トイレを使ってみることにした。

携帯トイレの使用報告(2015.7)

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モンベルO.D.トイレキット構成品

今回使用した携帯トイレは、モンベルのO.D.トイレキットセット
旭川市内の秀岳荘で購入した。
3個入りで638円(税込)、1個あたり213円となる。
少々割高だが、単品258円でも販売されている。

青色の大きな袋は防臭袋、右下の白いものは便袋、右上は給水ポリマーだ。

Amazonリンク

参考リンク モンベルオンラインショップ 携帯トイレ

2015-7-7-10

美瑛富士避難小屋

小屋の右隣に携帯トイレブースが設置されている。
今年の6月下旬に山のトイレを考える会などの方が設置作業を行った。
避難小屋にトイレがなく、登山者が小屋周辺で用を足すので、糞尿の匂いが微かに漂っている。

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携帯用トイレブース

市販品のトイレ用テントが小屋横に設置されている。
風で吹き飛ばされないようにロープで厳重に固定されていた。

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内部の様子

入り口を開ける時は使用者がいないか一声掛けて確かめる。
ブース内には便座が置かれているのみ。

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便座の様子

丸く穴が空いた便座に受け皿が付いている。

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便座に便袋をセットする。

便袋は大きな買い物袋のような形をしていて、縁を折り返して便座にセットする。
水分が吸収するように底にトイレットペーパーを敷いておいた。

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便袋の中に大小をする。
用を足した後は上から給水ポリマーを振りかけて排泄物をゲル化させる。
暫くして(1分ほど)ゲル化したら空気を抜いて便袋の口を縛り、さらに防臭袋に入れて口のダブルチャックをしっかり締める。

画像は昼食後に催して1回目の大を済ませたところ。
使用済みの携帯トイレは、テント外のフライシートの下に置いておいた。

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翌朝2回目の大を済ませたところ。
1枚の防臭袋は大きく、2回分の大を入れることが出来た。
出来るだけコンパクトになるように空気をキッチリと抜いてチャックを確実に締める。
チャックを締めれば匂いが漏れ出ることはない。
防臭袋に鼻を近づけても全く臭わなかった。

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防臭袋そのままでは心許ないので、さらに米袋に入れておく。
米袋は厚手で耐久性があり穴が空きにくい。
この時のために米の空き袋を取っておいた。
携帯用トイレの他に前日宿泊した上ホロ避難小屋トイレで使用した使用済みトイレットペーパーの袋も入れておいた。
使用済みの紙は普通の小さな袋に入れてチャック付きの袋に入れただけで、大のように厳重にする必要はさほどない。

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携帯用トイレのザックの取付け

ザックの中に入れるのは少し抵抗があったので、ザックの外のメッシュポケットに入れておいた。
ザックのベルトで携帯用トイレを締め付けないようにした。

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ザックの取り付け状況

ザックの後ろに付けておけば枝に引っかかって袋が破れることはない。

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携帯用トイレ持って無事下山する。

ザックを下ろして休憩する時は、袋が下敷きにならないようにザックを岩に立てかけておいた。
途中、ハイマツや笹の枝がせり出している箇所もあったが、何事も無く無事に下山することが出来た。

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下山後の携帯トイレ

米袋から取り出して匂いを嗅いでみたが、全く臭わず。

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防臭袋の口を開けて中を確認する。
便袋に漏れはないが、大の匂いが漂ってくる。
慌ててチャックを締める。

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携帯トイレ回収ボックス

白銀荘前の登山口には携帯トイレの回収ボックスが設置されている。
鍵は白銀荘の受付で借りてくる。
ボックスを開けて見ると中には使用済みの携帯トイレが20個ほど入っていた。
どれもしっかりと口が閉じられているので匂いはなし。
私のブツも捨てさせてもらった。米袋は捨てずに次回再利用する。

家が近所なら持ち帰って処理できるが、長期の旅なので持ち続ける訳にもいかない。
旅行者のために回収ボックスを設置してくれて有り難い。
携帯用トイレを使用したはいいが、後の処理が出来なければ困ってしまう。
今後もっとたくさんの携帯用トイレ回収ボックスが設置されることを願う。

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携帯トイレ使用の感想

使う前は抵抗があったが、実際に使ってみるとそんなに面倒なことでも不潔なことでもなかった。
そしてこれまでのような後ろめたさを感じることは微塵もなかった。
便袋の口を締める時は自分のブツを触って空気を抜くことになり、袋越しに体温を感じることが出来る。
水洗トイレのようにレバーを撚るだけで視界の内から排泄物は消えることはない。
自分のやったことはしっかりとケジメを付ける。
袋の口は縛るより簡単確実にビニール紐で縛った方がいいかもしれない。
今度100均でビニール紐を調達しておこうと思う。

秀岳荘には3種類ほどの携帯トイレが置いてあったが、一番軽量コンパクトなモンベル製品を購入した。
使ってみて特に問題は感じなかった。
次回は他のメーカのものも試してみようと思う。

携帯トイレの単価は200円と決して安くはない値段だが、この程度の費用を登山者自身が負担するだけでトイレの設置が不要になるのなら、莫大な設置費用を削減することが出来る。
もっと広く使われるようになって欲しいと思う。
自分のこれまでの行いを悔い改めて、トイレがある山でも携帯トイレを持って行くことにする。

今後使い慣れたら携帯トイレの自作に挑戦してみようか。

参考サイト 山のトイレを考える会

走行ルート

走行距離 59.8km
ねぐら  道の駅「あさひかわ」

おわり

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『初めての携帯トイレ』へのコメント

  1. 名前:ただし 投稿日:2015/07/07(火) 21:34:53 ID:03d9bb9da 返信

    心病んで沖縄を放浪していた過去を思い出します

    ひどい顔をしていたからあげさん

    抱きしめたいよ

    好きな山をいくら登ってもその疲れが癒されることはないでしょう

    真の冒険は物理的な自分の外側でなく己の内面にこそあります

    人との触れ合いの中に冒険があります

    自然を楽しみながらからあげさんのこころありのまま感じて

    • 名前:karaage 投稿日:2015/07/08(水) 09:54:51 ID:6317bde6c 返信

      おっさんに抱きしめられるのは嫌いです。

      でもお気遣いどうもありがとうございます。