引き返す

こんにちは。からあげです。

今日は前置きはなしで早速昨日の様子からアップしよう。

 

新潟県南魚沼市大前神社(おおさきじんじゃ)
滝谷の清水(たきやのしみず)

八海山の駐車場を出ると次の山に向かって車を走らせる。
途中で登山地図で見つけた水場に寄ることにした。
5万分の1の地図によると国道291号線の大崎トンネルの手前にある。
何度か脇道に入ってみたがそれらしきものは見当たらない。
右手に駐車場が見えたので、取り敢えずここで停めて歩い探そうと思った。
中に入ってゆくと水を汲んでいる人を発見した。

水場の標識はないので、よそ者が探すのは難しいだろう。
水を汲んでいる人の車のナンバーは長岡で地元の人だった。

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駐車場入口

向こうに見えるのが大前(おおさき)トンネルだ。
神社の大きな鳥居が目印。

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こちらが目印の鳥居。
大きなしめ縄が取り付けられている。
見た感じ由緒ありそうな神社だ。

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駐車場の様子。
広くて20台くらいは駐車可能。

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八海山の麓、大崎地区は良質な清水の豊富なところでも知られ、この大前神社の手水舎の水は「滝谷の清水」(新潟県名水百選に指定)を分水しているものです。

環境省・新潟県

立て看板より

神社本殿前の石段の前に水が出ている。
滝谷の清水と呼ばれる湧き水を神社まで引っ張ってきているらしい。
水量は豊富で冷たくて美味しい。
車に積んでいるポリタンクは10Lと小さめなので、頻繁に水汲みする必要がある。
こういう堂々と水を汲める場所があるのは本当にありがたい。

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龍神様の口から勢い良く水が出ている。
口の周りに生えた苔が髭のようでいい感じだ。
目玉のところにはビー玉を埋め込んである。
地元では人気スポットのようで、私が汲んでいると車がやって来た。

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水を汲ませてもらったので、お礼にお参りしてゆくことにした。
参道の脇に生えている杉の大木が神社の古さを物語っていた。

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階段の横に古ぼけた小屋を発見!
覗いてみるとトイレだった。
階段を上がった境内の広場にも仮設トイレが2基設置されていた。
人が大勢集まるようなお祭りでも行われるのだろうか。

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狛犬(左)

怖そうな顔をしているが、大きな耳が可愛らしい。

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狛犬(右)

こちらは吠えて威嚇している。
やっぱり耳が可愛らしい。

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大前神社(おおさきじんじゃ)

大崎村の総鎮守、大前神社は平安時代に制定された「延喜式(えんぎしき)神名帳」の全国主要神社3132座の一社として記載されている由緒ある神社です。
享保6年(1721年)、京都の伏見稲荷大明神の御神体が授けられ、現在の高台にある鎮守の森に社殿が建てられました。
御祭神は倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)ほか四柱の神で、当神社に古くから伝わる翁式三番(おきなしきさんば)(新潟県無形民俗文化財)は独自の風儀をもっており毎年8月15日の夏祭りに奉納されます。

環境省・新潟県

立て看板より

どうもありがとうございます。
たっぷりとお水を頂きました。

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神社を出ると水無川を遡り越後駒ヶ岳の登山口を目指す。
途中で雨が降り始めて次第に土砂降りとなった。
凄い雨で車の外にちょっとでも出ると直ぐにずぶ濡れになりそうだった。
雨が小降りになるのをじっと待っていたが全然止む気配はなかった。
面倒だが外に出ずに車内で車中泊モードにチェンジする。
もう要領を覚えたので問題ないが、狭い車内なのでかなり鬱陶しい。

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明日の登山に備えて焼き鳥を玄米に入れて炊いた。
おっさんへのご褒美。
美味しい鳥の脂がご飯に染みこんで美味かった。

 

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今朝は2時に起きて4時ちょうどに駐車場を出発する。
2日連続の雷雨だったので、昼ころには下山出来るように出発を早めた。
コースタイムは約12時間で頑張れば8時間は切れるだろう。

歩き始めて直ぐに異変を感じる。
林道を歩いているとどうも体が重たい。
そういえば昨日から今日の登山はあまり乗り気ではなかった。
これはおっさんの無言の抵抗ではないのか。
これまで散々無理をして自分を傷め付けてきたところだ。
会社を辞めて自由になったというのに、おっさんの嫌がることをしてどうするんだ?
今日は登りたくないと言っている。
もういい。引き返そう。
結局、1時間ほど歩いて登山口に到着したところで引き返すことにした。

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山の間から昨日登った八海山が見えた。

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水無川に流れ込む小さな沢。
凄く雰囲気の良い。

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駐車場の近くで砂防ダムの工事が行われていて重機やダンプカーが走り回る音が聞こえてくる。
工事関係の車両が行き交う駐車場の片隅でのんびりとしている。
観光地の駐車場だとこうはいかない。
多少うるさいが、それさえ除けば居心地の良い場所だ。
観光地より作業現場の方が合っている。
ちゃんとした作業服さえ着れば、現場の風景に溶け込むことが出来るだろう。

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広大な駐車場。
左下に見える建物は1Fにトイレのある山小屋だ。
2F部分は閉鎖されている。
水は沢水で飲めないが、林道の奥の方に行けば、山の斜面から小さな沢が幾つもあって水には困らない。

駐車場に戻ったが、まだ6時前だ。
さて何をしましょうかね。

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今回のウエストバッグは中古で手に入れたものを持ってきた。
新品を買うと5000円くらいはする高価なものだ。
それを3分の1以下の値段で手に入れることが出来た。
多少色落ちしてはいたが、使っていれば直ぐにボロくなってくる。
私にとっては新品同様だ。

20年近く使い込んだものは、ちょっとした衝撃で裂けてしまいそうなほど傷んでいる。
ウエストバッグは大事なアイテムなので、途中で使い物にならなくなったら困ってしまう。
今回は新戦力を投入することにした。

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裏返してみるとこのように端の処理が不十分なので、ライターで炙って解れないようにする。
使い始めのうちにこの一手間を掛けておくだけで全然違う。
今回も20年を目指して丁寧に使ってゆくことにしよう。

しかし、これまでとは使う頻度が全然違う。
よく持って10年か。

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余分なストラップは切って短くする。
あちこちからブラブラと下がっていると何かに引っ掛ける恐れがある。
それに見た目が良くない。
余計なものは極力付けない。
端っこはライターで炙って折り返して縫っておく。
折り返しておくとプラスチックのバックルが外れずないようになる。

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こういう飛び出ているのも不要だ。
これはチャックを開け閉めする際の持ち手だと思うが、持つところなどはたくさんある。

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ハサミでカットしてライターで炙っておく。
本体の生地を焦がさないように注意した。

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今回は取り敢えずこれだけカットした。
軽量化出来たとしておっさんも満足気だ。

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次はクロックスもどきの修理。
かかとを固定するバンドの付け根の穴が裂けて大きくなっていた。
私にとってサンダルはなくてはならないもの。
水浴びや普段の生活で必需品となっている。
かかとを固定できるのでサンダルで車の運転もしている。
サンダルだと事故した時に危険だが、こうも暑くては靴を履く気になれない。
快適に運転した方が却って安全だと考える。
いちいち汗をかいて汚れた靴下を洗うのが面倒くさいということもある。

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裏側からみた様子。
あともう少しで切れてしまうところだった。

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クロックスもどきの修理は、いつもの様に糸で縫ってから接着剤で固めることにする。
これは100均のプロ用ハイグレードタイプの瞬間接着剤だ。
安物だが意外とくっついてくれる。

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修理したところ(表側)

クロックスのような柔らかいものは糸で縫ったほうが簡単で長持ちする。
これだけだと物足りないので、上から接着剤を塗りたくりコーティングする。
以前、修理した箇所も今のところ大丈夫。
安物のサンダルにお金をかける気はしない。
有り合わせのもので修理する。

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こちらが裏側。
これで一安心だ。
もうしばらくは快適に履けそう。

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9時過ぎころから薄日が差しているが、山の方はどす黒いガスに覆われたままだった。
おそらく今日も雷雨がくるだろう。
3組みほど山に登りに行ったが、雷雨が来るまで下山することが出来るだろうか。
一人はタクシーでやって来たので、山頂直下の小屋泊かもしれない。
一台の車が遅くにやって来てきていた。
これが危なそう。

水の匂いがしてきているので、昨日より早くやって来そう。
それまでに車を片付けて大雨に備えるとしようか。
やっぱり心の声を聞いて良かった。
お陰でのんびりすることが出来る。

 

おわり

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