超軽量サコッシュの自作

こんばんは。からあげです。

今日から3月、もう春だ。

ツエルトで寝るようになって久しい。
新規購入の寝袋の性能チェックをしつつ、騎士団長殺しを読んでいる。
奮発した甲斐があって、軽量コンパクトで保温力もバッチリ。
これでPCTではポカポカ温かく安眠できることだろう。

騎士団長殺しも1部終盤になって動きが出てきて目が離せない。
つい、夜遅くまで本を本でしまう。
健康を害しない程度なら、たまの夜更かしもいいだろう。
たまにはおっさんの好きにさせてやろう。

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ウインドブレーカーを解体する

時を同じくして、密かに新たな作業を行っていた。
気分が冴えないが、このままゴロゴロしていては勿体無い。
おっさんに次なる遊びを与えることにする。

それはウインドブレーカーの解体だ。
服の構造を知るとともに、材料を入手することができる。

この服は、私が激太りしていたころのもので、今は大き過ぎてお兄ちゃんのお下がりを着ている子供のよう。
着ない服を持っていても邪魔なので、さっさと処分したい。
始めヤフオクで処分しようかと思ったが、ファスナーのところが傷んでいてクレームが付きかねない状態だった。

それでヤフオクは止めてバラして裁縫の材料にすることにした。

これは15年くらい前に購入したウインドブレーカー。
撥水透湿素材のエピックという素材が出たばかりの頃だった。
当時は金に糸目を付けずにあれこれバンバン買っていた。
これもなかなかいい値段したように思う。

裏地にはメッシュが取り付けられていて透湿性を保つようになっていたが、このメッシュがかなりの重量があった。
これが一番の欠点だった。

リッパーで縫い目を切っているところ。
縫製がしっかりとしていてかなり手間が掛かった。
長時間やるとくたびれるので、少しずつ作業していった。

止水ファスナーを手に入れた!

透湿性の生地もだが、この止水ファスナーも欲しかった。
両脇のところのベンチレーターを開け閉めできて温度調整しやすいようになっていた。
ファスナーは、そのベンチレーターに取り付けられていたもの。

止水ファスナー2個、ゴム約1m、コードストッパー1個、裏地などを取外した。
取り敢えず、今日はこれでいい。
手に入れた材料でサコッシュを作ることにする。

サコッシュを作る

今回のPCT用にサコッシュを作ることに決めた!
ウエストバッグかサコッシュかどちらかにしようか悩んだ末、簡単なサコッシュを選択した。
サコッシュとは坊さんが下げているような袈裟袋だ。
たすき掛けで前向になるようにして着用してからバックパックを背負う。
ちょうどショルダーストラップの間にくるので、邪魔には全然ならない。
エプロンの前ポケットのような感じで、簡単に物を出し入れできるので凄く便利なのだ!

これまで私はウエストバッグをたすき掛けにして使っていたが、ウエストバッグは本来腰に付けるもので、少し分厚くなっているため、あちこち引っかかって鬱陶しかった。
それで、体の動きを妨げないような薄型のサコッシュが以前から欲しかった。

先日、バックパックを自作するとレイの言うとおり、私にもパラダイム・シフトが起こった。
道具は買うものではなくて、自分で作るものだと考えるようになった。
これは自分でも驚くほどの変化だった。
あとは製品をじっと見ていると、作り方がだいたい分かるようになった。

こんばんは。からあげです。 本日、ついにRay-wayバックパックが完成した! 嬉しくて嬉しくて、つい顔がニヤけてくる。 6日...

So go ahead and break out of that old mold of imagined inabilities.
Shift your paradigm by making your own gear rather than buying it.
The gear you make yourself will be far more meaningful and rewarding, and your time spent sewing will be quality time away from the mindless tv and opinionated social networks.

だから先に進んで、使えない古い考え方から脱却するんだ。
ギアを買うのではなく、あなた自身のギアを作ることで、パラダイムシフトをするんだ!自分で作ったギヤは遥かに意味があり報酬となる。縫製に費やされる時間は、心無いテレビや視野の狭いソーシャルネットワークから離れて質の高い時間となるだろう。

ちょうどバックパックの端材もあるので、サコッシュ程度の小物なら作ることができる。
ようし、いっちょやってみるか!

ゴソゴソと袋からバックパックの端材を取り出した。
ふむふむ、グレーか黒の生地が大きいな。
グレーはペラペラで中が透けて見えるので、現金やパスポートを入れておくのは危険だな。
ようし、黒の厚手の生地で作ることにしよう。
こいつはバックパックのバックパネルに使われている生地で耐久性は問題なし。

大きさは縫い代込で30×20cmとした。
大き過ぎると動きの妨げになる。
必要にして十分な容量があればいい。

サコッシュのポケットは2つ。
折り返して袋にして、そこにもう一つのポケットを付ける。
さらに、物が落ちないように2つとも口にファスナーを取り付ける。

設計図はおっさんの頭の中にある。
イメージを脳内からダウンロードして、感覚で作業を進める。
生地の端は解れないにするのと、強度を出すために折り返して何度か縫った。
バックパックで基本の縫い方を覚えたので、スイスイ作業が進む。
いいね!おっさんの動き。

縁の補強を済ませたところ。
ようし、いい感じだ!

取外した止水ファスナーをポケットの口に合うようにカットして両端を加工した。
分解しているうちにやり方が分かった。

両端はファスナーのスライダーが外れないようにストラップの切れ端を当てて何度も縫っておいた。
これなら問題ないだろう。
ファスナーの取り付けは始めてなのだが、勝手に体が動いてしまう。
いつの間にファスナー取り付けのスキルを身に着けたのか。
恐るべきおっさんだ!

ファスナーの片側を取り付けたところ。
この辺から怪しくなってきた。
あれれ?このままでファスナーを取り付けることができるのかな?
まあいい、先に進むとしよう。

ついに恐れていたことが現実化してしまった!

なんとミシンでファスナーを縫うことが出来ない。
作業が詰んでしまった!!
どうする?やり直すか。

いいや、まだだ。まだ終わっちゃいない!

ミシンが駄目なら手縫いがあるじゃないか。ファスナーを開けた状態なら縫い付けることができるぞ。
ということで、ファスナーのもう片方を仮縫いしてみた。
部分的にミシンで縫うことも可能だ。

両端はミシンで縫えないので、手縫いで取り付けた。
手縫いでも強度は十分ある。何も問題はなし。
ようし、ピンチを切り抜けたぞ!

2つ目のファスナーの時、片側だけはミシンで縫えたが、もう片方は部分的に手縫いとなった。
筒モノは穴と直角方向にしかミシンで縫うことができない。
うむ、勉強になったな!

ファスナー取り付けの大詰め。
ミシンで縫えるところは限られている。
それをどう処理するかが鍵となる。

ファスナーの取り付けは、始めにやって最後に底を縫って袋にする。
今回は折り返したために、底が割れていない状態だった。
失敗すると本当に勉強になるな!
この失敗の経験がおっさんの能力を向上させてくれる。

袋が完成したので、次はストラップを作っているところ。
100均のストラップと2mmのダイニーマロープを接続したところ。
上からさらにストラップの切れ端を縫い付けて、しっかりと強度を出す。

2016-06-06-172306

ちなにみこのストラップは、ジムニーのドアポケットのゴムを交換した時に余ったやつ。
よく覚えていたなあと自分でも感心した。

ジムニー(JB23W)のドアの内張りの外し方を解説します。 作業の肝のドアノブとリンク棒の着脱の仕方を詳しく書きました。 参考になれば幸いです。

作業に夢中のおっさん。
あれこれ道具を出して凄い状態になってしまった。
これはいつもの作業風景。
こうしてぐちゃぐちゃにできるのは物置だから。

親父が長年かけて溜め込んだガラクタを処分したので、こうして作業できるようになった。

ついにサコッシュの完成!

バックパックの隣に下げてみた。
なかなか合っているではないか。

紹介しよう!
これがおっさんが自作したサコッシュ君だ!

大きさは26×18cm。縫い代の分だけ小さくなった。
ピンク色のストラップと、青色のロープがいい感じだ。
全部黒だと地味過ぎる。

ストラップの取り付け部 その1

バックパックのストラップの端材を2重にしたものを補強して袋に取り付けた。
そこに2mmのダイニーマロープを通した。
長さ調整はプラスチックの自在で行う。
これはエスパースソロのやつ。
使わないので外してしまった。

ストラップ取り付け部 その2

こちらが反対側。
服から取外したコードストッパーを用いて、長さ調節しやすいようにした。
ロープの末端はコブを作って抜けないようにしておいた。

ポケットは2つ。
使いやすいように前のポケットの位置を少し下げておいた。
ファスナーできちんと閉められるので、小物が落ちてしまうことはないだろう。

目玉は何と言っても止水ファスナー。
表面が防水処理されていて、中に水が入らないようになっている。
ファスナーの動きが多少重たくなるが、防水性が強化されるのでヨシとしよう。
スライダーにはストラップも付いていて操作しやすい。

端の手縫いした部分。
少しでも目立たないように黒の縫い糸を使用した。
逆に目立つように赤の糸を使っても良かったかな。
失敗もデザインに組み込むと面白いかもしれない。

縁はダブル、トリプルステッチにして強度を高めた。
これなら外れて来ることはないだろう。
ちょっとやりすぎたかもしれない。
鬱陶しいので、サコッシュには重たいものは入れない。

計測の時間です!

ようし、載せるぞ。
むむむ、53gか!
軽量素材で作ったため、かなり軽いじゃないか。
これならバックパックの重さにも釣り合いがとれるな。

サコッシュに荷物を入れて下げた。
マチはないので荷物はあまり入らない。
しかし、これでいい。
大き過ぎるとあれもこれもと入れてしまう。
お前はありのままの姿でいい。

感想

私は動きを妨げない小ぶりなものを求めていた。
イメージどおりのものが形となって現れた。
これならPCTで大活躍してくれることだろう。

作業時間は8時間ほど。
小物だといとも簡単に作れてしまう。
作業中はワクワクドキドキして楽しいし、完成したサコッシュを眺めていても全然飽きない。
やったぞ!という達成感に包まれている。

よし、今日は安眠頂きだな。
次は超軽量ポンチョを作るとしようか。

参考リンク

geard(日本発のアウトドアギア、ハイカーサコッシュの7年間まとめ(前編))

ハイクオリティーの記事で凄く参考になった。どうもありがとう!
後編も読めば、サコッシュはもうバッチリだ!!

おわり

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