軽量コンパクトな折りたたみ水筒「プラティパス」のハイドレーションホースを掃除する。

こんにちは。からあげです。

 

プラティパスについて

今日は普段の生活から登山まで愛用している折りたたみ水筒について。

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プラティパスボトル 2L

プラティパスは、カスケードデザインというアメリカのメーカーが販売する有名な折りたたみ水筒だ。今でこそ当たり前の折りたたみの水筒の先駆けとなったもの。
発売された当時はハードタイプの水筒ばかりで、プラティパスのように折りたたんでコンパクトにできるものはなく、非常に画期的だった。見た瞬間に一目惚れして衝動買いした記憶がある。

最大容量は2.5L。使わない時はコンパクトに折りたたんで収納することができるのが最大の売り。
本体はポリエチレン製。フタはプロピレン製で、耐熱温度は本体フタともに90℃。

 

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そんな折りたたんでコンパクトになるプラティパスだが、もちろん欠点はある。
経年劣化により折りたたんだところが傷んでくるのだ。

なになに?取り扱い代理店モチズキのサイトにある使用上の注意を読んでみると、

収納の際はボトルを丸めるようにしてください。折る様に畳むと折り目によるシワから亀裂が生じ水漏れの原因となります。
と書いてあるではないか!
 
これまでプラティパスのことを折りたたみ水筒とばかり思っていたが、折りたたんではイケないものだったのか。目からウロコがポロポロ落ちる。
 

ハイドレーションホースの掃除

今日は登山に備えてハイドレーションのホースを掃除をすることにした。

これまで長い間(5年以上?)使ってきたが、一度も掃除した記憶がない。最近ホースの中の汚れが目立つようになってきて、使っていて気分が良くなかった。
もう我慢の限界をとっくに超えている。いい加減面倒臭がらずに、さっさと掃除しようではないか!

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ハイドレーションシステムを分解してホース内を掃除しているところ。
綿棒をホースに突っ込んでゴシゴシと擦ってみた。
綿棒だと短すぎて中の方まで掃除することができない!
そこで掃除道具を自作しそれを使って掃除することにした。
専用のクリーニングキットが販売されているが、わざわざ買ってまで使うことはないだろうと思った。

 

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直径1mmほどの針金の先に小さなウエスを付けただけの簡単な道具。
製作時間はたったの5分。
内径6mmのホースに入るようにウエスを小さくしたのがポイント。
ウエスが途中で外れないように針金を指で軽く捻って固定してある。

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押す方向だと途中で針金が曲がってしまい奥に入って行かない。押してダメなら引いてみろということで、ウエスが中で外れないように優しく引っ張る。
濡らしたウエスに中性洗剤を数滴垂らすと、洗剤が潤滑剤となって動きがスムーズになる。何度か通すと、ホースが見違えるほど綺麗になってくれた。
あとは水で洗ってしっかりと洗剤を落すだけ。

ホースの他に飲み口もバラして、洗剤を付けたブラシで擦るなどして丁寧に掃除した。
いつの間にか苔のようなものが生えていて非常に不衛生だった。
飲み口周辺の掃除には、使い古しの歯ブラシが最適。

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水洗いしたホースとパーツ各部は風通しのよい日陰に干してしっかり乾燥せる。
乾燥が不十分だと、カビが生える原因になる。
プラティパスの水筒も、使用後は水洗いしたのち、陰干ししてしっかり乾燥させる。

これはプラティパスを長く使うための基本事項。

 

ハイドレーションシステム各パーツの説明と組み立て

バラしたついでにパイドレーションのパーツ各部の説明をすることにしよう!

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ハイドレーション用のキャップ
穴の中にホースを通してボトルの口にねじ込んで取り付ける。
ちょうど穴のところにL字型パーツが付く。

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角度を変えてもう一枚。
穴のないキャップは、持ち運び水筒として使う時にする。
キャップが見当たらなかったので、そこら辺に転がっていたペットボトルのキャップを付けてみると、いい感じにフィットしてくれた。
ペットボトルのキャップは純正キャップと互換性あり。

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ホースの端(L字パーツの方)
跡が付いてしまっている。
外すとき固くて苦労した。ホースをねじりながら思いっきり引っ張ってなんとか外すことができた。

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ホースは長さ約100cm、直径9mm、内径6mm
青色透明。

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L字パーツ

ホースを取り付ける部分に返しを付けて、ホースが外れにくい構造になっている。
経年劣化でホースが硬化していたためか、外すのにかなり苦労した。

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L字パーツの裏側(水筒側)

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真横から撮影した。
水筒の口に接続する部分はテーパー状となっている。

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飲み口のバルブ

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バルブの裏側

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飲み口の部分

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飲み口の穴の中に青色バルブがハマっている。
歯ブラシで擦っても、中の汚れは完全に落とすことが出来なかった。
今度は漂白剤に浸け置きしようか。

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飲み口の先を裏返してバルブを取り付けたところ。
ギザギザが付いているので、抜けにくくなっている。

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あとは裏返した部分をバルブに被せるようにしてもとに戻す。

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飲み口を正面から見たところ。
通常はバルブが閉じていて、水が出て来ないようになっている。
(ただし、水筒に力を加えるとバルブが閉じていても水が滲んでくる。)

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上下を手で押してバルブを開けたところ。
水を飲む時は、飲み口を軽く噛んでバルブを開けて吸い込むようにする。

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飲み口にホースを取り付けたところ。
掃除して随分と綺麗になった。

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L字パーツにホースを取り付けたところ。
経年劣化でホースが少し硬化しているようだ。
力を入れて思いっきり押しこんだら入ってくれた。
これまでL字部分でホースが抜けたことは一度もない。

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陰干してしっかり乾燥させたハイドレーションホースを元通りに組んだところ。

ヨシ、掃除は完了だ!

まとめ

今回初めてホースを掃除してきれいサッパリ。自作の道具でも十分キレイになることが分かった。

こまめに掃除しないと、汚れがこびり付いて掃除が大変になると分かった。少なくとも1年に1回は掃除した方がいい。

掃除したホースは使っていて気持ちいい。よく飲み口にカビが生えたものを使っていたな!自分のことながら呆れ果てる。

今後は心を入れ替えてホースをこまめに掃除しながら大事に使っていきたい。

コメント

  1. ヨハネの黙示録 より:

    隊長は、登山時の際にどのようなドリンクを飲まれますか?

    ポカリ?アクエリアス?お茶?水?

    ハイドレーションに何をぶち込むのか気になります。

    • karaage より:

      ポカリと水だけです。
      プラティパスは水だけしか入れません。
      ペットボトルにその日の気分でポカリの粉末を入れて濃度を調節します。

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