初夏の鳥甲山

こんにちは。からあげです。

もういい加減、梅雨明けしたと発表しても良さそうなのに、甲信越地方は未だに梅雨みたいだ。
町中は季節の移り変わりは分かりにくいが、山の中ではハッキリと感じることが出来る。
3連休明けから空気の質がガラリと変わった。
気象庁は梅雨明け宣言のタイミングを失してしまいどうしようかと迷っているに違いない。
もう、面目がどうのとか考えない方がいい。
梅雨明けしていた模様と他人事のようにあとからコソッと発表するに違いない。

 

今日は予定どおり200名山の鳥甲山(とりかぶとやま)に登ってきた。
それでは早速今日の様子をアップしよう。

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今朝は3時起きして準備を始めて5時前にムジナ平登山口を出発する。
昨日1日ゴロゴロしていたので、力が無駄に有り余っている。

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始めうちは緩やかな登りだが、直ぐに傾斜がキツくなってくる。
古い登山地図を見ると屋敷山の方からのコースが一般的なようだ。

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今日は朝から薄曇り。
日の出の時刻はとうに過ぎているが、雲に隠れていたため日は差さない。

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小さなピークを幾つも越えてゆく。
登山道右手の岩場には布岩と万仏岩という岩があるらしいが、確認することが出来なかった。

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今日はこの赤い実を凄くよく見かけた。
コケモモと呼ばれるものだろうか。
ネットで画像を検索すると微妙に違うような気がする。

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左右2つのルートに別れた岩場
ぱっと見て左のルートを選択。
ハシゴの方が歩きやすいように見えるが、向こう側に越えるところが嫌な感じだった。

妙義山に登ってからは、ハシゴ以外の人工物は使わないようにしている。
少しでも岩場に慣れるためだ。
ちょっとしたことの積み重ねがのちに大きな差となって現れることを願って練習する。

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岩場を越えたところで、後を振り返る。
ふぅ~今日は調子いいな。
下痢の影響は全くなし。

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朝靄に沈む秋山郷

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山頂部分が特徴的な苗場山。
山頂部分のまっ平らなところに高層湿原が広がっている。
なかなか面白そうだな。

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もう色づき始めたナナカマド

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幾つかのピークを越えてようやく姿を表した白嵒

この読みは「しろたぐら」でいいのだろうか。
谷川岳には俎嵒(まないたぐら)と呼ばれる岩尾根がある。

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ちょっとした崖が見える。
白嵒という割には全然険しくない。

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登山道の崩落箇所。
足を滑らせたらあの世まで真っ逆さま。

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白嵒の登りは笹薮に囲まれて視界は効かない。
最近草刈りしたようで綺麗サッパリとしていて非常に歩きやすい。

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笹薮の坂を登り切ると白嵒の上に立っていた。
この小さなプレートが落ちていたので気がついた。
白嵒を越えるとしばらく下りとなる。

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危険地帯のカミソリの刃と呼ばれる岩場に差し掛かったところ。
下を覗き込むと高さが50m以上はあると思われる断崖の上に立っていた。

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痩せ尾根を歩く。
右側は切れ落ちている。
高度感はないが、落ちたら終わり。

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屏風のような岩尾根の上を歩いて来たところ。
かなり狭い尾根だった。

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この岩場は右の方へ迂回する。
以前は岩場を越えてゆくルートだったようだ。
おそらくここが核心部だったに違いない。
迂回路のところどころに奈落の底へ通じる穴が空いているので、足元に注意して歩く。
草木に隠れて見えない高度感を感じない場所が危険だ。

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カミソリの刃を振り返る。
険しい岩場はほんのちょっとで物足りなかった。

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障害物競走にありそうな感じ。
メッシュワイヤーとチェーンが取り付けられている。
引っ掛けて転ばないように注意した。

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美味しそうなきのこ

えのき茸で下痢になったので、食べる気がしない。

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あともう少しで山頂なのだが、分厚いガスに包まれていて視界が効かない。

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ちょっと一息

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タカネシオガマ

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山頂分岐

山頂方向は左、真っ直ぐが屋敷山方向へ下る。
枯れた木の反対側に割れた小さな標識が付いていたのみ。

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分岐から山頂へは傾斜が緩く非常に歩きやすい道だった。

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鳥甲山(とりかぶとやま)2,037.6m 日本200名山

ガスに包まれて全く視界がない。
日差しがほとんどなかったので、あまり汗をかかずに登ってくることが出来た。
ザックを下ろして休憩するが、景色が見れなくて暇なので、全粒粉の食パンを取り出してムシャムシャと食べる。
喉に詰まって苦しくなった。
変わった名前の山だが、一体どういう由来で名付けられたのだろうか。
今回、名前が一番気になった。

鳥甲山(とりかぶとやま)は、長野県下水内郡栄村にある山である。標高は2,037.6m。ちょうこうさんと音読みする住民もいる。日本二百名山に選定されている。
鳥甲山は90〜70万年前に活動した第四紀成層火山で、地質は安山岩である。

Wikipediaより

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下りは屋敷山方向に下山する。
しばらくするとガスが晴れて山頂部分が見えた。
サービスタイムは30分ほどだったろうか、再びガスに覆われて見えなくなった。

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赤嵒

あかたぐらと読むのか。
登山道上に小さなプレートが下がっていたのみ。
崖の上に出ると赤色をしていてよく分かった。

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ガスが晴れた時に麓の集落を移したが、水蒸気が多くて霞んでしまっている。

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オタカラコウ

今日はこの花が一番綺麗だった。

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白嵒方向を写す。

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カミソリの刃

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赤嵒

赤茶けた崖と緑のコントラストがいい。
真っ青な青空が広がっていればなお良い感じだ。

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タカネマツムシソウ

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赤嵒と白嵒

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下にぽっこりと飛び出ているのが屋敷山。
手前の鞍部を右に折れて下山する。

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屋敷山の下りはかなりのものだった。
滑りやすい土の斜面だったので、慎重に下った。

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突然目の前に現れたコンクリートの塊。
一体何なんだ?

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がけ崩れ防止用の壁のみたい。
ハッキリとした用途は不明。
この壁に沿って歩く。

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しばらくゆくと分岐があった。

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こちらが真っ直ぐ。
ムジナ平へはこちらが近い。
草が刈られて歩きやすそう。
しかし、若干踏み跡が薄い。

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こちらが標識のある方。
踏み跡が濃いので、こちらが正規のルートと思われる。
無難にこちらの道を選択。

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美味しそうなきのこ その2

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登山口に到着。

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屋敷山コース登山口

登山ポストあり。
水場、トイレ無し。

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道路脇に駐車スペースあり。
近くには2箇所。
合わせて5台は駐車可能。

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屋敷山トンネル

登山口から歩いて2,3分の直ぐのところ。

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トンネルを抜けると広い駐車スペースあり。
登山口近くは満車でもこちらの方まで来れば停められるだろう。
200名山なので、それほど混まないと思われる。

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トンネルの脇に沢水が出ていた。
この水はかなり綺麗そう。
おっさんなら全然気にせず飲むレベル。

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登り口と違うところに下りたので、林道を歩いて戻る。
途中、すれ違った車は工事関係の軽トラ1台のみ。
こんな山奥は滅多に車は通らない。
通りがかった車に乗せてもらおうと考えるのは無駄なことだ。

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ムジナ平登山口に戻ってきた。
この駐車場は広くて明るくて雰囲気が良い。
おまけに水場がある。

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洗い物から飲料水の補給まで出来る水場。
近くには沢はないので、湧き水かもしれない。
息をしていて水量が増えたり減ったりする。
水量はそれほど多くないが、これは貴重な水場だ。
登山口にあると凄く便利でいい。

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下山して荷物を片付けると切明温泉の河原の湯までやって来た。
今日は誰もいなくて貸し切り状態だ。
素っ裸になって湯船に入る。
やはり温泉は裸で入った方が数倍気持ちいい。

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温泉から上がると川で洗濯する。
帽子が汚かったので、石を入れて沈めておく。
おっさんは自動洗濯機だなあと満足気に眺めていた。

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川から取り出した時に違和感を感じた。
水を切って乾かすと、なんとボロボロになっていた。
大した水流じゃなかったのに、穴が空いてしまった。
このモンベルの帽子は今シーズンで駄目になってしまう予感がする。
もうゴシゴシと洗うのは危険なので、今後は優しく浸け置き洗いをするとしよう。

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昨日、車でゴロゴロしていて暇だったので小物入れを作った。

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エアコンの吹き出し口にロープを付けて吊り下げた。

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ボールペンや鉛筆や歯ブラシを入れる物入れが欲しかった。
未舗装の林道を走ると吹っ飛んでいくつかどこかに行ってしまうこともある。
これさえあれば心配なし。

藪漕ぎエプロンが間に合わなくて取り敢えず材料だけ持ってきた。
まだ必要に迫られていないので作る気がしない。
それよりも小物入れが欲しかった!
ついでに他にも作ろうと端材も持ってきて良かった。

さあ、最近ブログ更新で消耗しているので、これで止めにしよう。
ゆっくり休まないと登山に差し障る。

 

おわり

コメント

  1. 大伴細人 より:

    登山三昧、いいですね~

  2. 名も無き より:

    毎日読ませていただいております。

    俎 の一文字で「まないた」ですので、「しろぐら」「あかぐら」と読むんじゃないかな・・・と思いました。石の色が由来かなと。

    • karaage より:

      なるほど。俎(まないた)
      そうですね。多分、そうだと思います。
      どうもありがとうございます!

  3. マーサ より:

    こんにちは。
    いつも楽しみに読ませていただいてます。
    写真の赤い実は、たぶん「イワハゼ」で、通称「アカモノ」と呼ばれるものだと思います。甘くて美味しいです。
    同じ仲間で似ている実の真っ白なのは「シラタマノキ」、通称「シロモノ」です。
    こちらはメントール系のスーっとする清涼感のある実です。
    コケモモは時期がまだ早いかと思います。これも美味しいので、出会ったら食べてみてください。
    キノコは本当においしそうに見えますが、真剣に調べて確証を得なければ怖いですね。
    山中でキノコにあたったら大変なことになるので、気をつけてください。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      今度食べてみようと思います。

      きのこは怖いので止めておきます。

  4. マル より:

    前に繋がらないよ!
    とメッセージしたものです。
    あれから環境は変わっていませんが
    また最近は繋がらない状態になってます。他のサイトアクセスは
    問題ありません。アイフォンからも
    問題ありません。同じような人がいるとするとアクセス数に影響を受けあるかも?と思いメッセージしました。

    • karaage より:

      どうもわざわざありがとうございます。
      どうにかしようとは思うのですが、まとまった時間が取れないので何も出来ずにいます。
      面倒でもしばらくはアイフォンから見てください。

      おそらくアクセス数に影響が出ていると思います。

  5. ワタナベ より:

    今日は、繋がっていますよ。
    状況は、トップは問題無く繋がるんですが
    各パージに飛ぶ時に固まってしまいます。

    PS:繋がらないとクレームじゃないっすよw
       報告まで

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      被害妄想でクレームを付けられている気がする時があります。
      今はどうしようもありません。しばらくはなんとか見れる方法で見てください。

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