こんにちは。からあげです。
はじめに
2015年、北海道に行って登山して感じたこと。
本州の登山道とは違い、あまり草刈りが行われておらず、草木が覆い被さっていることが多い。そのため朝早から歩くと夜露で下半身がずぶ濡れになる。
そんな時はカッパのズボンを履くが、草木と擦れて生地が傷んでしまう。
上下セパレートタイプのゴアテックス生地のカッパだと上下で約4万円もする。カッパは重要装備だけに金はケチりたくない。
これまで抜群の防水性があったモンベルのストームハンターだったが、四国歩き遍路で酷使して防水力が大幅に落ちてしまった。
テント泊装備で重たいザックのショルダーベルトやウエストベルトが食い込み、背中のクッションで擦れた。
せっかくのカッパが台無し。
この痛い教訓からポンチョを購入することにしたのだった。
雨も降っていないのに、防寒・防風・藪こぎなどの目的でカッパを多用すると直ぐに消耗してしまう。
いちいちカッパのズボンを着脱するのはかなり面倒くさい。
靴の上からゴミ袋を付ければ、カッパを汚さず着脱出来るが、それでもザックを下ろす必要がある。
ハッキリ言って時間の無駄。
早く歩きたい。
しかし、カッパを付けずに歩くと靴の中までずぶ濡れになってしまう。
パンツまで濡れるのは全然構わないが、革靴が濡れてしまうのはなんとしても避けたい。
靴が痛むし、靴ずれが出来やすくなるためだ。
それで去年、100均のカッパを腰に巻いて歩いた。
するとズボンや靴を濡らさずに快適に歩くことが出来た。
腰に巻く方式だとザックを背負った状態でも着脱出来るし蒸れなくて良いと思った。
ビニール製の薄いカッパは、ハイマツの枝に引っ掛けると直ぐに破けてしまう。
もう少し耐久性は欲しいと思った。
そのうち使い捨てではない耐久性のある素材で藪漕ぎエプロンを作ることを思いついた。
去年、北海道から戻ったら試作品を作ろうと思っていたが、面倒くさくて作らず仕舞いだった。
今回の旅に材料を持って来たので暇つぶしのために作ってみることにした。
藪漕ぎエプロン試作品の制作
材料はシルバーシート(厚さ#3000)とナイロンテープのみ。
シルバーシートはジムニーのスペアタイヤカバーを作った時の残り物。
ナイロンテープは100均のもの。
長さ1.5m、幅25mm、厚さ1mm程度。
ヤブに負けないように闘志が湧いてくる赤色を選択。
普通の縫い針だと折れてしまうかもしれないので、厚地用の太い縫い針を購入した。
これも100均だ。
シルバーシート。
裏地が黒色となっている。
ブルーシートだとさすがに目障りだと思う。
調度よい機会にシルバーシートの端材が手に入った。
防水性があって軽量コンパクトで加工が容易。
何より安価であるものでなければならない。
シートはハサミで切っただけだと耐久性に疑問があるので折り返して糸で縫う。
シートの短辺側にナイロンテープを縫い付ける。
厚地用の針なので問題なく作業することが出来た。
藪漕ぎエプロン試作品完成!!
サイズ
縦 83cm 横 70cm
紐の長さ 150cm
テープの部分が一針ずつ縫ったのでかなり時間が掛かった。
所要時間は約2時間。
シルバーの方が表側だ。
シートを腰に巻くとき、テープで押さえた方がシートの生地に負担が掛からないと思った。
こちらが裏側。
もちろんこちらを表にして腰に巻くことも出来る。
目立ちたくない時はこちらを巻いたほうが良いかも。
闇夜に紛れて行動することが出来る。
端の処理は丁寧に行った。
これなら耐久性はバッチリだ。
これが腰に巻くテープの部分。
上下を縫い付けた。
なぜ幅広のテープにしたのか。
それは意味があってのこと。
こうして折り曲げると裾の長さを調整できる。
腰にフィットしやすく、調節も出来るスグレモノだ。
試着した様子。
うむ、なかなか良い感じだ。
屈伸運動をしても違和感なし。
あとは実際に使ってみて細かいところを調整してゆくことになる。
この藪漕ぎエプロンはスパッツを併用するのが基本となる。
足元に隙間があるので、エプロンだけで歩くと靴がずぶ濡れになってしまう。
去年、スパッツを付けずに歩いて靴下まで濡らしてしまった。
これが収納時の状態。
適当に丸めてザックに突っ込んでおける。
耐久性を保ちつつ軽量コンパクトを実現した。
これは本当に素晴らしいアイテムだ!
大ヒット間違いなし。
コメント
6月下旬から東南アジアの山奥への出張が終わりました。
その間は、ネットができなくからあげ隊長のブログが読めませんでしたよ!
今晩は、朝まで酒を飲み隊長のブログを読みます。
どうもお疲れ様です。
なんだかサラリーマン金太郎みたいですね。
ゆっくりしてください。