初冬の伏美岳からピパイロ岳まで

こんばんは。からあげです。

 

今日は芽室岳南側にある伏美岳とピパイロ岳に登って来た。
先週は大気の状態が不安定だったので見送った。
天気が安定しようやく登ることが出来た。
それでは今日の様子をアップしよう。

伏美岳~ピパイロ岳登山(2015.10.5)

登山ルート
登山口からピパイロ岳まで日帰りピストン

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05:30 登山口 発

昨晩は登山口から少し下の伏美岳避難小屋の駐車場で泊まった。
今朝は3時に起きて食事を済ませると終点の駐車場に移動し準備をした。
今日はいつもの荷物にホームセンターの防寒着をプラスした。
こんなものでは山中で一夜を過ごすことは出来ないが、多少の気休めになる。
準備をして5時半に出発した。

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今日は2番手スタートとなった。
一台が夜のうちに来て車中泊していた。
初めは川沿いのゆるやかな道をゆく。

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日の出。本日の晴天を期待させる。
一週間待った甲斐があった。

尾根に取りつきいよいよ急坂が始まった。
さあ登山の始まりだ。

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今日は日差しがあって風が弱いので非常にあたたかく感じる。

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凍った落ち葉。

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抜けるような青空。
高度を上げてゆくとテンションも上がってゆく。

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笹の上に雪が積もって冷たいので、腰に100均カッパを巻く。
おっさんの秘密兵器だ。

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9号目を過ぎて山頂まであとわずか。

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07:20 伏美岳(ふしみだけ)1,792m
奥の幌尻岳方面は分厚いガスに包まれている。

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奥の方に見えるのは、十勝幌尻岳(とかちぽろしりだけ)と札内岳(さつないだけ)

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剣山(つるぎやま)方面と十勝平野

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右が芽室岳(めむろだけ)、左がパンケヌーシ岳(芽室岳西峰)

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ピパイロ岳へと続く縦走路
山頂付近はガスに包まれている。

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芽室岳からの下り
地面が一部凍結していて滑りやすくなっていた。

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笹の上に積もった雪の結晶

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芽室岳を振り返る。

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おや?こんなところでテントを発見した。
ピパイロ岳方面に行っているのか、無人だった。
ここは伏美岳を下ったところの鞍部で、水場に近いテント場はもう少し先だ。

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ピパイロ岳のガスが晴れた。

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日高名物笹の藪こぎ
今日はロングスパッツを付けてこなかったので登山靴が浸水した。

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山頂に近づくにつれて冷え込んできた。
寒さで指先がしびれてきた。
こういう時は完全防水のビニール手袋が欲しい。

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09:45 ピパイロ岳(1916.2mメートル)

固有種のヒダカミヤマノエンドウなどの花も咲くところらしい。
既に雪が積もっていて植物の姿はない。

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1967m峰へと続く縦走路。
一段と雪が深くなっている。
天気が良ければ先に進みたいところだが無理は禁物だ。
ここで引き返すことにする。

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ピパイロ岳から見た伏美岳
(中央寄りの山)

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下を見るとすごく寒そう。

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山頂で玄米ご飯を少しだけ食べる。
玄米を食べるとモリモリとパワーが湧いてくる。
体が冷えないうちにさっさと下山する。

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途中で見かけた海老の尻尾

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ピパイロ岳への登山道上にあるテント場。
せいぜい3張程度か。
水場があるということだが、付近に水気はない。
水を得るには随分と下の方まで下りなければならないだろう。
下から担ぎ上げた方が懸命だ。

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さよならピパイロ岳
今度は花の季節に来るからな!

11:50 伏美岳

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伏美岳を過ぎるとほっと一安心。
気を抜かずに登山口まで下りてゆく。

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エゾライチョウの雄
立派なトサカがカッコいい。
下山中にたくさん見かけたぞ。

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森の中のマイホーム

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13:15 登山口 着

丸太橋を過ぎると登山口まであとわずか。
8時間ほどで無事下山することが出来た。

伏美岳避難小屋

トイレ・水場あり。
駐車スペースあり。(約3台)

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道具の片付けと下着を着替えるために山小屋に移動する。
小屋前には沢水が引かれているので洗い物をする事が出来る。
濡れタオルで体を拭いて綺麗さっぱり。
お腹が空いたのでラーメンを作る。

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伏美岳避難小屋。
可愛らしいオレンジ色の三角屋根の小屋。
前回来た時は薄気味悪かったが、今日は薄日が差して非常に雰囲気がいい。

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見た目はボロだが中は快適。
高床式のためか森の中なのに湿気は少ない。
若干薄暗いが暖かいので 良しとしよう。

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上のロフト部分。
若干薄暗い。

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入り口の土間には薪ストーブが設置されている。
小屋の床下に大量の薪が置かれている。
この小屋に逃げ込めば、いつでも暖を取ることが出来る。

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小屋前の水場。
沢水なので飲用する場合は要煮沸。

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トイレ
大小別、汲み取り式。

 

今日はテントの人と随分と話しをした。
今年テント泊デビューの女性だったが、早くも日高の山の中で一人で泊まっている。
熊が怖くてなかなかテント泊出来ないヘタレのおっさんとは大違いだ。
山が好きなもの同士会話が弾んだ。
長期で車中泊しながら登山をしていると言っても引かれなかった。

私の藪漕ぎエプロンを見て真似したいと言っていた。
北海道の山は薮が多いのにエプロンしている人を見た事がない。
これを製品化してネット販売しようと思う。うしし。
実家に帰ったら早速試作品を作ろう。

昨晩久しぶりに圏外で過ごすと色々アイデアが湧いてきた。
来シーズンの活動場所が大体決まった。
我ながら良いところに目をつけたと思う。
もう少し膨らませてから発表する事にしよう。

さーてご飯にしようか。

 

走行ルート

走行距離 40.9km
ねぐら  道の駅「なかさつない」

 

おわり

コメント

  1. エゾリス より:

    からあげ隊長が女性と話しが盛り上がっている様子を想像すると、おじさんは嬉しくなりました。

    良かったですね。

    • karaage より:

      周りはおっさんばかりで味気ないですからね。
      たまには癒やしも必要です。

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