究極のミニマムプライベート空間~ヘリテイジ ストックシェルターを設営してみた

こんにちは。からあげです。

昨晩から降り始めた雨は、今日遅くまで降り続けていた。雨音を聞きながら遅くまで寝袋の中でゴロゴロしていた。

雨が止み木々の枝から滴り落ちる水滴の音が聞こえなくなったころ、寝床から這い出して小屋の外に出てみた。すると爽やかな青空が広がっていた。

南側のブルーシートを外して小屋の中に日光を取り入れる。

朝はアナログの手書きノートを整理する。一見どうでもいい作業だが、とんでもないグッドなアイデアを思いつくことがある。メモはしばらく経ったころ見直しした方がいいみたいだ。

日だまりのウッドデッキで寛ぐ。

ぽかぽか陽気で気持ちいい。今日は勤労感謝の日。飛び石連休のためか、休日でも山は静かだ。

燃え尽きた灰。おっさんは全然燃え尽きてはいない!体の奥深くに眠るマグマのように熱い思いは来シーズンにとっておく。

このままにしておくと目障りなので、そこら辺に穴を掘って埋めておく。ダンプ1杯くらいの枯れ草や落ち葉がこんなにコンパクトになった。

水を含んだ灰は意外と重たい。

ヨシ、これでまた気兼ねなく落ち葉を焼けるな。

ストックシェルターの設営

ところでこれから本題。昨日書いたとおり、次期からあげ探検隊シェルターはヘリテイジのストックシェルターに決定した。

冬の訪れがやけに早い今年。 昨晩、日が暮れると気温はどんどんと降下していった。薪を奮発してストーブに放り込み、小屋の中を熱帯のジャングル並...

トレイルランニング時の仮眠休憩などで利用するプライベートシェルターです。
2本のストックを携行していれば、わずか270gでプライベート空間をスピーディーに作ることができます。ストックを合掌型(逆V字)にシェルター内で組み、前後2ヵ所をペグダウンするだけです。
価格 18,308円(税込)
重量 270g(ペグ2本込 乾燥時平均)
生地
本体:15Dナイロンリップストップ・透湿ポリウレタンコーティング(耐水圧1,000mm/平方センチ、透湿量8,000g/平方メートル/24hr)
カラー フォレストグリーン
 
 
 

このシェルターを使って来年は活動する。来年の活動内容は今のところ秘密だ。タイミングをみて発表することにしようか。

今私の頭の中にタープとシェルターを連携させるプランがある。そのプランを実行できるか、試しに設営してみて見極める必要があった。ストックシェルター単体だと雨が降った時、相当辛い思いをすることが予想される。無意味な精神修行はやりたくない。

昨日設営してみたので、その時のようすをじっくりと書くとしよう。

もの自体は私が実家に行く前には届いていた。ここ最近、ストックシェルターは大人気で、長い間在庫がなくて購入できない状態が続いていた。メーカーに問い合わせると10月中旬から再販売されるということだったので、定期的にメーカーのサイトをチェックしていたのだった。

帰国後、販売が再開されるとすぐに注文し、実家の方へ送っておいた。

物置の中で出してニヤニヤしていたんだけど、体がダルくて設営する気にはなれなかった。

なんでも秤で重さを量るのは、軽量化に目覚めたおっさんの習性。凄い!269gだと?メーカー公称の重さより1gも軽い。

袋から出したはいいが、中に入らなくなってしまったシェルター。袋が小さいと嵩張らないからいんだけど、きれいに畳まないと入らなくなるから不便だ。

文句はここまで。今の私は自分の好きなように袋を作ることができる。この袋は小物入れなんかに使うとしようか。

設営場所は広大なからあげ邸の片隅。無駄に広くて草刈りや落ち葉かきが大変だ。

しかし、装備品をテストする時は広くて凄くやりやすい。

PCTで使い倒してヨレヨレになったタイベックシートとみちのく潮風トレイルを歩いている時にコケて曲げてしまったトレッキングポール。そして絶妙な大きさの自作袋に入れたストックシェルター。

ペグは付属のものではなく、PCTで使用したチタンのピンペグを使用する。

1本600円もしたペグだが、凄く使いやすくてお気に入りとなってしまった。シェルターは両端を固定するためのペグ2本が必要だ。

テストで使用するトレッキングポールはブラックダイヤモンドのトレイル。重量はかなりあるが、耐久性抜群で長さ調整が自在にできる優れものだ。

先ほど書いたように去年みちのく潮風トレイルを歩いていた時、ついうっかりコケて曲げてしまったもの。バーナーで炙って真っ直ぐに直したのだが、微妙に曲がっていて伸縮が凄くやりにくい。見た感じ強度も大幅に低下しているようなので、今後は朝顔栽培用のポールにでもしようと思っていたところだった。ようやく出番がやって来たな!

おっさんはヒイヒイ言いながら伸ばしたところ。無茶苦茶硬いんだよ!

長さを110cmにセットした。まずはこれでやってみよう。

ポール先端のゴムキャップを外して石突を出しておく。

シートの上にシェルターを広げたところ。

このストックシェルター、底面がひし形になっていて、4つの頂点にはペグループが取り付けられている。ペグループは微調節がしにくいのでロープを取り付けておいた。擦れて傷みやすいということもある。

長さ220cmのタイベックシートからはみ出るシェルター。このくらいは許容範囲だな。

両端をペグダウンしたところ。

ファスナーを開けたところ。

底面のファスナーはシングル、側面はダブルとなっている。ここからポールを挿し込んで立ち上げる。

下のグロメットにポールの先端を挿す。ピッタリジャストフィット。

内側から見たようす。

補強用の生地が縫い付けられている。生地は15Dナイロンなのでペラペラ。

ポールのグリップを頂点部分に挿し込んでいるところ。

これはダメな例。まずはグリップ部分を入れてから、底面のグロメットに石突を挿す。逆だと引っかかって入らない。設営2回目の時に気がついた。

設営のポイント
ポールは先にグリップ部分を入れてから底面のグロメットに石突を挿す。そうすると生地に負担をかけることなくスムーズに設営することができる。
 
ポールを挿れて立ち上げたところ。う~む、なんだかやる気がなさそうだな。
どこもかしこもヨレヨレだ。
 
 
おいおい、お前いくらなんでもヨレ過ぎやしないかい?
 
 
ファスナーを閉じたところ。赤いファスナーがよく目立つ。
なぜ赤色になっているのかと言えば、直ぐにファスナーの位置が分かるようにするため。
 
トレイルランニングのレースでは体力の限界まで走ることが多く、心身がまともな状態で設営することが少ない。(余裕を残していては勝てない。)どんな状況でも分かりやすくして直ぐに中に入って休めるようにしているのだ!
 
ただ、これはトレランに限ったことで、野宿する場合は目立って仕方ない。グリーンは目立たない黒のファスナーが良かった。どうしても我慢できなくなったら、黒色に付け替えることにしよう。
 
おっとイケねえ。野宿のプロとして少し辛口になってしまったか。
 
 
頭の方向から見たようす
 
 
出入り口とは反対方向
 
 
足元のようす
 
足元の方はかなり尖っている。少しでも居住性をアップさせるためのようだ。
 
 
頂点部分のようす
 
ストラップを縮めて短くしているところ。ポールの長さ110cmだといっぱいまで縮めても生地が弛む。もう少し長いポールが良さそうだ。
 
 
ファスナーのようす
 
底面はシングル、側面はダブル仕様となっている。金具には反射材付き2mmダイニーマロープが取り付けられていて手袋を着用していても操作しやすいようになっている。
 
 
側面のダブルファスナーにしてあるのは、このように上から開けて換気できるようにするため。きめ細やかな配慮を感じる。
 
 
出入り口を開放したところ。ロープで縛れるようになっている。
よし、中をチェックしよう!
 
 
出入り口をロープで縛ったところ。
 
 
各ポールにロープで縛ってシェルターを固定する。
 
 
頂点部分のようす
 
 
グロメットのようす
 
 
中でゴロンと寝てみた。それなりの空間となっている。
それほど窮屈には感じない。
 
 
今度はポールの長さを115cmとして設営してみることにした。110cmだと生地が弛んでピシッと張れなかった。
 
 
長さを115cmに調整したところ。おっさんはこういうことだけは凄く几帳面。
 
 
115cmの長さでシェルターを設営したところ。出入り口方向から見たようす。
 
うむ、まあまあだな。
 
 
斜め方向から見たようす。ファスナーはこのように逆L字型となっている。
底面ファスナーは底面から約5cmのところに設置されている。
 
 
頭の方向から見たようす。
こちらから風を受けるように設営すると耐風性能が最大となりそうだ。
 
 
足元から見たようす。やはり弛んでいるな。これは仕方ない。諦めよう。
 
どうでもいいことは諦める。そうすると不思議と人生は開けてくる。
 
 
トレッキングポールの接地箇所。
 
サイドのループにもロープを取り付けてある。
 
 
接地箇所のアップ。石突を地面に突き刺すとズレにくくなりそうだ。
 
 
頂点部分のようす
 
黒色ストラップの先端に反射材入りのロープが取り付けられている。このループにロープを取って立木に固定すれば、格段に耐風性能が上がることだろう。
 
 
反対側のストラップにもロープが取り付けられている。実に丁寧な作りだ。
 
 
よし、それでは内部の再チェックを行うとしよう。一度ではなく何度でもしつこくチェックする。しつこさなら誰にも負けない。
 
 
底面のようす
 
ポールを広げ過ぎると、底面の生地に負担がかかる。シワの状態を見ながら調節した方がいいだろう。
ここが一番幅があるところだ。
 
 
ゴロンと横になってみる。ちょうど顔の部分に出入り口を束ねるためのロープが下がっている。邪魔なので軽く縛っておいた。
 
ここはマジックテープ式でもいいんじゃないかと思った。
 
 
天井付近を見上げる。
 
 
ポールのストラップはヘッドランプを下げておくのにちょうどいい。
 
 
サイドの空きスペースのようす。
 
奥のサイドがバックパック置き場になるかな。あとは出入り口側のサイド、頭と足元に分散させることになるだろう。
 
 
頭上の空間のようす
 
それなりに広いので使い勝手は良さそう。踏まないようにスマホを置いておくのに便利そう。
 
 
足元のようす
 
足元はかなり細くなっているため荷物置き場に向かなそう。汚れた靴や服の置き場所なんかにいいかも。
靴を出しっぱなしにしておくとキツネに齧られるかもしれないからね。
 
 
PCTで使用したリッジレストクラシックS
 
軽量化のため、スモール122cmをさらにカットして短くしてある。
長さ107cm、幅50cm。銀マットよりフカフカで快適。
 
 
リッジレストを敷いたところ。まだまだ余裕がある。
 
 
さらに寝袋を敷いてみた。うむ、なかなかイイね。
 
 
中で寝てみた。安らかに眠るおっさん。
 
ちなみにおっさんのサイズは身長165cm、体重60kg。痩せ型だ。
 
 
角度を変えて撮影。
 
頭上にも荷物を置けるスペースができる。
 
 
あぐらを組んで座ってみた。高さはいっぱいいっぱいで頭が触れる。
ご飯の際は、シェルターの中でこのように座って、外で調理するスタイルが良さそうだ。
 
 
足元の方向を向いて座ってみた。
イジケているわけではない。
横を向くより足元の方を向いた方が多少ゆったりできる。
 
 
テストを終わって大満足のおっさん。
これは使える。そう確信して思わずニヤリと笑ってしまった。
 
 

ストックシェルターを設営した感想

実際に設営してみて、これなら十分休めると思った。仮眠や緊急時のビバーク用ではなく、宿泊用として十分使える。ただ本当に小さいので、体が小さい人向けのシェルターだと思う。

ポールが短いと弛んでしっかりと張れないことが分かった。ただ私がセットで使うポールは長さ固定のトレラン用なので、長さをアップさせる工夫が必要だ。設営する時は輪切りパイプを継ぎ足すとか、頂点部分に軍手かなにかを押し込むことで対処できそう。

耐水性能は今のところ、テストしていないので未知数だが、カタログスペックによると、透湿ポリウレタンコーティング(耐水圧1,000mm/平方センチ、透湿量8,000g/平方メートル/24hr)となっているので、ほとんど期待できないだろう。

このシェルターで嵐でも乗り切れるように、タープと組み合わせて使用することを考えている。そのプランが確かなものとなった。あとはタープを作ってみるだけ。

タープを作る作業はPCTのレポートが一段落してからかな。

おわり

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