こんにちは。からあげです。
実家での暮らしも一月近くになり、予定していたことはだいたい終わった。
今、猛烈に気になっているのは執筆作業。
日本出国まですでに2月を切っている。
やろうやろうと思っているが、なかなかやる気にならない。
ここ最近、全く作業していなかった。
それはなぜか。
自分で書いていて全然面白くなかった。
こんなもの人に読ませるわけにはいかない。
始めから書き直すことにした。
ここは気分と場所を変えて一気に仕上げてしまった方がいい。
とりあえず、小屋に戻りプチ放浪の出ようか。
日当たりが良くて、静かなところであればどこでもいい。
今の私には集中できる環境が必要だ。
電波は圏外の方が良い。
どこか山奥でひっそりと作業したい。
ただ、クレジットカードの受け取りが数件あるので、全て受け取るまでは山小屋で過ごすことになるだろう。
昨晩から再びミシンを使って作業を行っていた。
これは以前カーゴパンツにパッチ当てしたところ。
ノコギリで丸太を切っている時にズボンに当てて破けてしまった。
とりあえず100均の補修シールで直しておいたが、かなり目立つので気に食わなかった。
この際、やってしまうことにした。
ところが、ミシンが不調でメンテナンスが必要になった。
下糸がすぐに絡んでしまって全然縫えない状態だった。
昨日、ビニールを縫ったのが悪かったのか。
画像は試しにウエスを縫ってテストしたところ。
下糸がこのように絡んでしまって、ミシンが動かなくなってしまう。
ミシンの下側を開放して点検して掃除してみたが、特に悪いところはなし。
何度もやったが、原因を突き止めることができなかった。
今後、重要な装備のポンチョや防水袋を縫う予定なので、ミシンが使えないと困る。
まだ使い始めたばかりなので、部品交換の必要ないはずだが、どうなっているんだ?
その後も時間だけ虚しく過ぎていった。
すでに深夜となっていたので、もう一度分解点検してみて駄目なようだったら、寝て起きてから考えようと思った。
奇跡は起こった!
最後の最後でミシンが復活し、ズボンを修理することができた。
同じような色のデニムの端材を上から当てて修理した。
一々剥がすのは面倒だし、上から当てた方が強度アップになっていいと思った。
茶色のミシン糸がなかったので黒で縫った。
作業服に汚れや傷みは付き物だ!ここはショールーム的な工場ではない。
雑にパッチを当てたことで、作業服らしくなって逆にカッコよくなった。
遠目で見るとほとんど違和感なし。
まあまあの出来栄えだ。
そして今日、もう一つだけ裁縫の作業を行った。
15年ものの長袖シャツの襟の擦れたところを修理する。
こいつは色が良くて凄く気に入っている。
長年着て生地がペラペラになってしまっているが、衝撃を与えないように大事に着ればまだまだ着れる。
簡単にウエスにするわけにはいかない。
遠目で襟の部分を撮影する。
ここからだとそれほど目立たないが、いずれ近いうちにボロボロになってしまうだろう。
修理は早目にした方が、深刻なダメージを受けないで済む。
ようし、さっさと済ませてしまおうか。
修理方法は以前のように上からあて布を縫いつけようと思っていた。
全く同じ方法でやるのも面白くない。
じっくり襟を見ると、襟の部分だけとれることに気がついた。
よし、襟を外して反対向きに取り付けるとしよう!
あて布をすると重量が増してしまう。
必要最低限のパッチ当てならそれほど重たくならない。
これが傷んだ部分
生地が擦り切れて中身が見える。
放置しておけば、すぐに穴が大きくなってしまう。
リッパーで縫い目を外しているところ。
リッパーの扱いも随分慣れてきた。
襟を外したところ。
キッチリ縫ってあったため、外すのにかなり時間が掛かった。
襟の取り付け部分のようす。
中を開けたら糸が解れてボロボロになっていたので、余計な糸をハサミでカットしてスッキリさせた。
多少の軽量化にもなったことだろう。
擦り切れた部分には、いつもの100均補修シールを貼ってから縁をミシンで縫った。
見えない裏側の方になるので、ここは適当でいい。
襟の付け根の部分がボロボロに解れていたので、これ以上痛まないようにかがり縫いをしておいた。
どうせ縫って見えなくなってしまうところだが、洗濯を繰り返すと内部で解れが進行してしまうかもしれない。
念には念を入れる。
解れていた端っこを綺麗にかがり縫いをしたところ。
よし、これでいい。
本当にミシンは便利でいいな。
襟を逆にして元通り縫い付けたところ。
パッチ当て下部分は縫い目の中に一部埋まっている。
こっちの方が逆にいい。
ほぼ元通りになったお気に入りの山シャツ。
ここ一月ほどでミシンの腕前がメキメキと上がって自分でもビックリするほどだ。
これもレイジャーディンのバックパックキットのお陰だ。
今回、服の修理をしてみて、自分はもうこれで将来餓死することはないと確信した。
山小屋だと電気がないし汚れるので、服の修理の作業はできないが、実家の物置小屋であれば問題なく行うことができる。
どこかに人が集まるところ(公民館や公園など)で傷んだ服をまとめて回収して、一月後くらいに取りに来てもらう。まとめてやれば十分ビジネスになる。
取りに来れない人には郵送で対応。
修理する服は、捨てるに惜しく愛着があるものとなってくるだろうから、慎重な作業が求められることだろう。
作業をドンドンやってもっとスキルを身につければ、十分できるようになるはず。
必要とあらば、どこかに修行にゆけばいい。
この仕上がりには自分でも惚れ惚れする。
まあ、服の修理は冗談として、ミシンを扱えるようになって、爆発的に自作の幅が広がった。
もうたいていのものなら作れる気がする。
あとは実用に耐えられるかということくらい。
本当に自分の能力にビックリする。
こんな力が眠っていたなんて。
おっさんなかなかやるな!
よし、野郎共!ひとまず山小屋に引き上げだ!!
などと一人探検隊ごっこをするおっさんがいる。
おわり
コメント
生きることを楽しんでますね!
いつも楽しく拝見しています。
アメリカへ行く隊長さんは、ちょっとあせりすぎじゃないの?
いつものような、余裕がないので心配しています。
たまには、ブログやPCT、お兄さん、お母さんを忘れて、街でも繰り出したらいいんじゃない。
膝の部分みたいなので、大きな四角で当て布してBDU(戦闘服)の様にしてはどうでしょう?ついでに裏にも袋状に当て布して薄いスポンジが入る様にすれば、作業の時の膝ガードになりそう。
こんばんは。
洋服の修理まで自分でできるなんて、すごいですね! 隊長さんなら、きっと自分で洋服が作れます。
PCTを自作の服を着て、自作のバックパックを背負って歩いたらカッコいいでしょうねー。期待しています!
隊長はどんどん進化していますね!
なかなかそこまで集中して上達する方もいないかと思いました。
いやホント、実際でもミシンは苦手と言う方は多いです。
服の構造をしっかり見て考えたり
隊長の着眼点や発想のしっかりさに驚くばかりです。
きっとアメリカも隊長ならではの視点で
面白い報告が読めそうですね。楽しみにしています。