こんにちは。からあげです。
奇跡のキャンプ場に辿り着いてから一日経った。
今日は雨なので狭い車内で過ごしている。
ベッドに寝っ転がってゴロゴロしていると、マラソン大会のことを思い出す。
大会はいよいよ再来週の日曜日に開催される。
もう2週間もない。
今更ジタバタしても無駄だ。ここは静養に努めて右足首の痛みをとっておいたほうがいい。
予定では旭岳に登ることにしていたが、残り時間が少なくなってきたので止めることにした。
この後は暑寒別岳に登って苫前に寄って海岸線を北上し、浜頓別入りする。
暑寒別岳の雨竜沼湿原だけは見ておきたい。
なんでも北海道の尾瀬と呼ばれるところらしい。
でも調べたところではそれほどの人気はない。どうしてか。
沼周りのコースだけでも登山口から歩いて4、5時間も掛かってしまうことにあると思われる。
夏休み前の平日ならさほど混まないと思うから、今が暑寒別岳に登るチャンスだ。
高山植物が咲き乱れる時期に静かな登山を楽しめる。
ただ、この山もヒグマの痕跡が色濃く残る危険な山域なようだ。
登りたいけどクマが怖い。だけど湿原だけは見てみたい。
何度も心の中で行くか行かないか葛藤している。
ところで話は変わるが、雨の日の過ごし方について。
雨の日のジムニー車内では運転席と助手席を開けて換気しじっとしているしかない。
朝方100均扇風機(300円で購入)の位置を換気扇モードにして電源を入れようとすると羽根が回らない。
今まで1時間ほどしか使っていないのに壊れるとはどうしたことかと、扇風機を点検する。
見た目はおかしいところはない。
手持ちの道具が限られているので調べようもない。
さらに扇風機を叩いたりさすったりしていたら、なんと羽根が少し回った。
電気系統の異常でありがちな断線だった。
USBプラグの付け根が断線しかけている。
電線の途中なら修理できるが、付け根だと厳しい。
300円も出して買った扇風機なのにあんまりだ。
どうしようもないので、布テープを巻いて補強しておいた。
ジムニーの中でひっそりと過ごす。
昼前から雨粒が大きくなってきた。
窓の開度の調整を何度も行いようやく落ち着いた。
私のジムニーには庇代わりとなる純正オプションのワイドバイザーを取付けている。
これのお陰で雨天でも窓を開けて換気することが出来る。
ワイドバイザーはプラスチックなので重量は軽いが、出っ張りがあるので空気抵抗が増える。
しかし空気抵抗増により多少燃費が落ちたとしても雨天時の過ごしやすさは格段にアップする。
そんなに高くないオプションなのでジムニー乗りにはおすすめの一品だ。
しかしワイドバイザーにも弱点がある。
前側の庇が小さくてサイドミラー付近から雨が吹き込むことがある。
もう少し張り出しを大きく出来ないものかと考える。
現状では漏れてくる隙間にタオルを当てて凌いでいる。
小さい車だと冬は車内が温かく(大きい車に比べて)比較的過ごしやすい。
ところが夏場になると状況は一変する。
自分の体温、火気や家電製品の使用により車内が暑くなってしまう。
リヤゲートにスペアタイヤを背負っているため、リヤゲートは横開きとなっている。
このため雨天時のゲートの開閉でも車内に雨が吹き込むことになる。
晴天時のようにリヤゲートを開けっ放しにする訳にはいかない。
雨天時は狭い車内で煮炊きすることになる。
四国遍路で新たに購入したカセットボンベ仕様のガスストーブを使用する。
ご飯の炊飯は、始め強火で沸騰したら直ぐに弱火にする。
ガスの節約のためでもあるし、車内の温度上昇を抑えるためでもある。
暑い車内で熱々のラーメンを食べると体が火照ってくる。
汗をかきながらフーフー息を吹きかけて食べることになる。
冷たいものを食べたいところだが、手軽に作れる冷たいものが思い浮かばない。
ご飯を食べ終わると体を安静にする。
無駄に動いて体温を上げない。
静かに安らかに眠る。
しかしゴロゴロしてばかりだと飽きてくる。
そんな雨天の時のお供は何と言っても本だ。
この前旭川で購入した本を読む。
ようやくクマの対処方法の本を読み終えて邂逅の森というマタギの話の本を読み始めた。
ちょうど主人公の富治が村を追われるところまで読んだ。
今後の展開が気になって仕方ない。
一日中、車に閉じこもっているとエコノミー症候群になりそうなので、温泉に入りがてら散歩に出かける。
山に入るとクマが出てくるかもしれないので道路沿いを歩くのみ。
傘をさして30分ほど歩いただけだが随分とリフレッシュ出来た。
車中泊での虫対策
窓には網戸を付けていない。
昨日は付近が暗くなり始めると蚊の活動が活発になってきたので車の中に避難した。
車の中に入る前にドアを閉めきって中にコイツを一吹きするだけで、窓を少し開けても蚊が入ってこなくなる。
4.5~8畳の広さの部屋に一吹きするだけで、14時間効果が持続する。
ジムニーの車内は2畳ほどしかないので効果は抜群だ。
血に飢えた蚊でも全く入ってこなくなる。
これだけの効き目なので人体に影響ないか心配になるが、細かいことは考えないようにしている。
少なくとも蚊に食われて痒い思いをしなくて済むので良しとする。
今日も外でご飯を済ませたいが、雨が降ったり止んだりの状態では車内でやるしかない。
歩いて3分ほどのところに屋根付きのバーベキュー場があるが愛車を見捨てて外でご飯を済ますのは忍びない。
今回の北海道の旅で一番役に立っている道具はジムニーだ。
ジムニーと寝食を共にしてこそ北海道の旅は盛り上がる。
これまでも大雪に見舞われた時に車内で暖をとったこともある。
そんな相棒をたやすく見捨てる訳にはいかない。
とは言いつつも利尻島に渡る時は車を置いて出かけるつもりだ。
狭い島内だとかえって車が邪魔になる。
広大な大地の移動にこそジムニーに頑張って貰う。
さあてブログの更新も終わったので本の続きを読むとしようか。
走行距離 0km
ねぐら 旭川21世紀の森キャンプ場
おわり
コメント
軽ワンボックスなら後部座席を倒して寝られるのにと思いました。
以前、サンバーバンに乗っていた時がありました。
正真正銘のフルフラットで車中泊には最高の車でしたが、殆ど車中泊はしませんでした。
隊長にとってジムニーさんは最高の相棒ですね
いつまでも大切にしてあげてください
ときには優しく話しかけてあげてください
過度な思い入れはしないようにと気をつけています。
しかし実際は可愛くて仕方ないですね。