曲り沢からチロロ岳に登る

こんばんは。からあげです。

今日は一日、雲一つない素晴らしい天気だった。
幌尻岳に登った時に気になった山、チロロ岳に登ってきた。
それでは早速、昨日の様子から続けてアップしよう。

日高山脈博物館

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昨日は、ブログ更新後、道の駅「樹海ロード日高」の中にある日高山脈博物館に行ってみることにした。

開館時間 10:00 ~ 17:00 (4月~10月)
     10:00 ~ 15:00 (11月~3月)

休館日  月曜日(祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館となる。)
     年末年始(12月29日~1月5日)

入館料  大人 200円  小人(小・中・高) 100円

入館料は大人200円のはずだが、サービス期間中のようでなんと半額の100円だった。
これは嬉しい。サービスは大歓迎だ。

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石がいっぱいある。
まだ登山疲れが抜けていないのでぼーっと眺める。

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ナキウサギの剥製

岩場では鳴き声はよく聞くが姿が見えない。
ようやく実物を見ることが出来た。
今度はクマ鈴を鳴らさず静かに待ってみようか。

取り立てて面白いものは無かったが、日高山脈の登山情報を入手することが出来る。
凄く参考になるのは図書コーナーで、25,000分の1、50,000分の1地形図や関係書籍が充実している。(ただし、コピーさせてくれるかどうかは不明。)
暇な時は図書館代わりに入館料を払って一日篭って読み漁るのもいいかもしれない。
HPにはアプローチ林道のゲート開放状況や沙流岳、ペンケヌーシ岳、チロロ岳の詳しい情報が載っていて非常に参考になる。
また、沙流岳、ペンケヌーシ岳、チロロ岳の登山ガイドマップを100円で販売しているので、登山する時に役に立つだろう。

参考リンク 日高山脈博物館(公式HP)

チロロ岳アプローチ~パンケヌーシ林道について

博物館でお勉強しているといつの間にかお昼を過ぎてしまう。
道の駅は続々とお客さんがやって来るので落ち着かない。
早めに脱出しておくことにした。
とは言っても、どこに行っても車やバイクだらけなので、早めにチロロ岳の登山口に行っておくことにした。

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パンケヌーシ林道入口
(十勝清水方面から日高町方面に向かって撮影)

道の駅「樹海ロード日高」より国道274号線を十勝清水方面に走る。
すると右手に「チロロ岳・ペンケヌーシ岳登山口入口」の看板が見える。
日高町方面からは看板は見えにくい。
隣には福本牧場の看板もある。

林道入口

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国道274号線から入って直ぐのところ。
パンケヌーシ林道方向を撮影する。
奥の方に福本牧場の建物が見える。

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パンケヌーシ林道入口

入山ポストあり。登山する場合は必要事項を記載する。
現在は開放中だが、10月の狩猟期間が始まると閉鎖されてしまうらしい。
念のため、事前に日高北部森林管理署(電話 01457-6-3151(土日祝休))に確認しておいた方が良い。

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林道入口からしばらく車を走らせると、右手に「曲り沢 チロロ岳曲り沢コース入口」の看板がある。
ここで右に入ると駐車場がある。
この先を進むとペンケヌーシ岳登山口へと向かう。

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登山道入口のゲート

北海道電力の管理道路で常時閉鎖されている。

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駐車場の仮設トイレ

きちんと汲取されていて使用可能だった。

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チロロ岳登山道入口駐車場

10台分のスペース、トイレあり、水場なし、docomo圏外

昨日は登山者の車1台が停まっていて、昼ご飯を食べて車内でゆっくりしていると、犬を連れたおじさんが下りてきたので、いろいろと話して情報をゲットする。
やっぱり新鮮な生の情報の方が正確だ。下山者から直接聞くに限る。
昨晩ここで泊まったのは私だけで、静かな一夜を過ごすことが出来た。

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昼寝をして夕方起きて外に出ようとするとサンダルが見当たらない。
一体どうしたのか。
辺りを探すと笹薮の手前に歯形の付いたクロックスもどきが落ちていた。
再びサンダルを定位置に戻して車内に戻る。
しばらくすると外で何やら動物の気配がする。
外を見ると青い目をしたキタキツネだった。
またサンダルを咥えて持って行こうとする。
追い払っても直ぐに戻ってくるので、サンダルを屋根の上に載せておいた。
なぜ、おっさんのサンダルに興味を惹かれるのかは謎だ。

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車内でゴロゴロしつつ、博物館で入手した登山マップに参考事項を書き込む。
登山マップの紙質があまり良くないが、25,000分の1の地形図に注意やコメントが記載されていて、登山地図として信頼できる。
出発前に道の駅のセイコマでB4サイズで等倍コピーをしておいた。
いつもはカシミール3Dでダウンロードした登山地図をコンビニでプリントアウトしているのだが、ダウンロードに異様に時間が掛かるし、セイコマではPDF印刷出来なかった。
田舎のセイコマはマルチプリンターを置いていないところもあるので、注意する必要がある。(樹海ロード日高のセイコマのものは、コピー単機能だった。)
今回は博物館で登山マップを入手出来なかったら、危うく登山を断念しなければならないところだった。

本登山ルートは原始的な沢沿いの踏み跡から展望のある山頂へと向かうワイルド感たっぷりな道で、道標はなく地図、コンパスが必須となっている。

チロロ岳登山(2015.9.23)~曲り沢コースより

登山ルート
登山口~チロロ岳本峰~西峰~登山口

2015-9-23

0520 ゲート前 発

今朝は3時起きして準備をして午前5時20分にゲート前を出発する。
今日はたった一人きりの登山になるなあと思って心細かったが、夜明け前になるとなんと車が2台もやって来た。
これで随分と気分が楽になった。

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ゲート脇を抜けて取水ダムまでは北電管理道路を歩く。
結構急な坂で歩き始めからハードだ。
この急な坂歩きで一気に目が覚めた。

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0530 北電の取水施設

10分ほど歩くと取水施設に辿り着いた。
林道歩きはここまでで、奥の黄色いハシゴを登って奥へと進む。

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ピンクテープと踏み跡を頼りに曲り沢を遡ってゆく。
石の上に先行者の足跡が残っている。
どうやら沢靴を履いているようだ。
靴底のパターンはなく、のっぺりとした足形だった。

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次第に険しさを増す曲り沢
ついに先行者に追いついた。
本コースは、沢沿いの道のため大雨が降る度にコースが変わってしまう。
周囲を見て最適なコースを自ら選んで歩いて行かなければならない。

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小さな滝の横を登ってゆく。
濡れた岩で滑らないように草や笹を掴む。

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上二股(沢の合流地点)
下二股同様に上二股も右の沢へ入る。

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沢の水量が次第に減ってきた。

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振り返るとペンケヌーシ岳が見える。

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さらに登ってゆくと苔むした涸れ沢となる。

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次第に明るくなってきた。乗越までもうすぐだ。

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0710 尾根乗越

広場となっているので、休憩にはピッタリだ。
乗越は尾根の低いところでコルとも言う。
尾根は低い部分を越えてゆくと楽なので、こうした乗越に道が付けられる。

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尾根乗越からコル方面を望む。

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尾根乗越から二の沢に向かって下りる。

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二の沢に下りると再び上に向かって登ってゆく。
次第に水が少なくなり、ついに涸れ沢となった。

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二の沢の二股
ここも右の沢に入ってゆく。

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二の沢上部
次第に周囲が開けてきた。コルまでもう少しだ。

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コル手前の西峰分岐
付近はお花畑跡となっていてヒグマの掘り返しが凄いことになっている。
分岐とは言っても標識はなし。
掘り返しのために踏み跡が分かりにくくなっている。
上部の方にピンクテープが付いているのが見える。
このまま通過し、まずは本峰を登ることにする。

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0800 コル

広々とした開放的な空間で、絶好のテント場となっている。
向こうの方には一昨日登ってきた幌尻岳が見える。
コルの標識には西峰の矢印が付いているが、コルからはハイマツが濃くて直接登れない。

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コルを振り返る。
コルから尾根伝いの踏み跡は見えない。

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コルから本峰の上り。
ハイマツが濃くて、枝を掻き分けて踏み跡を確かめながら登ってゆく。

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山頂までもう少し。
向こうに先行者が見える。

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チロロ岳(1,879.7m)

山麓を流れる千呂露川(ちろろがわ)から命名された。
はんれい岩の本峰とかんらん岩の西峰からなる双耳峰。
チロロの語源はアイヌ語だが、意味は分かっていない。

日高山脈登山会議作成発行 チロロ登山ガイドマップより引用

0830 チロロ岳本峰

ハイマツを漕いでようやく山頂に到着した。
早速、記念撮影してからご飯を食べる。
今日は慣れない沢歩きで随分と消耗した。
玄米おにぎり2個を食べてパワーを回復する。

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幌尻岳方面

一昨日登ってきたところなので、幌尻岳などの山がよく分かる。
雲一つない快晴の天気となっている。

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周囲の山を見ていると正規の登山ルートがない、ルベシベ山の山頂付近に人影を見つける。
一体何処から登ってきたのだろうか。

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山頂で20分ほど休んで下山する。
次は西峰だ。まずはコルまで一旦下山する。

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0915 西峰分岐

コルを通過してお花畑跡地の西峰分岐にやって来た。
付近はクマの掘り返しが凄まじく、一面耕した畑となっている。
踏み跡が分かりにくくなっているので、上の方にあったピンクテープを目印に西峰に取り付いた。

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岩場を通過して西峰分岐を見下ろす。
この付近は茶色い変わった岩がゴロゴロしている。
これがかんらん岩か。

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0940 チロロ岳西峰

西峰には標識はなくケルンのみ。
本峰の方で十分休んだので、景色を楽しむと直ぐに下山することにした。

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西峰から見る本峰
上部はハイマツに覆われ青々としている。

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西峰は本峰とくらべてハイマツの枝打ちがされているので歩きやすい。
快適な空中散歩を楽しむ。

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岩場から本峰を撮影する。
ここから見る本峰は大迫力だ。

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西峰にも登ったので、これより下山する。
周囲のダケカンバの葉っぱが黄色に色づき、辺り一面黄金色となっている。

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ペンケヌーシ岳を見ながら黄金色の登山道を下ってゆく。

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下山時、二の沢から尾根乗越の取り付きに注意する。
取り付きを見逃し下の方まで下りていかないようにする。
ピンクテープが多めに付けられて目立つようにはなっている。
要注意箇所だ。

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それにしても、今日は緊張感漂う沢歩きだった。
9月の半ば過ぎなので沢の水量は少なく、登山靴にスパッツでも歩くことが出来た。
上りで1回不用意に濡れた石に足を置き、思いっきり転ぶ。
膝を打ち付けたが、幸いなんとも無かった。
ヘルメットの他に膝を保護するニープロテクターがあったらいいなと思った。
肘はダメになっても歩けるが、膝をやってしまったら即行動不能になる。
腰はザックが保護してくれるし、お尻は肉が付いているのでなんとか我慢出来るだろう。

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下二股の様子
上りの時の画像はイマイチだったので下山時に撮影したものをアップする。
曲沢下二股・上二股、二の沢二股全て右の沢に入ることになる。
数カ所支沢があるが、細いので間違えないだろう。
迷ったら地図を見て確認すること。

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1220 ゲート前 着

曲り沢から林道に出てようやく緊張感から開放された。
やっぱり慣れない沢歩きのためか、下りで結構膝にきた。
段差が大きく傾斜がキツイところもあったので、下半身が消耗したようだ。

歩いた感想

今日は文句なしの快晴の中、天気の心配を全くせずに歩くことが出来た。
これほど天気が良いのは珍しいことではないだろうか。
ちょっとした沢歩きも出来て非常に楽しかった。
やっぱり整ったコースを何も考えずに歩くより、自分の歩きやすいコースを選んで歩く方が登山をしている実感が湧いて楽しい。
連休最終日で後から人がやって来てくれたのは本当に助かった。
適当な理由を付けて登山を止めようかなと思っていたところだった。
人気のない日高の山の中でクマと遭遇したらと思うと非常に怖かった。
天気が良いので山も不気味な感じはなく、綺麗な紅葉の中気持よく歩けたのは最高だった。
チロロ岳、言葉の響きがとっても良い山だ。
何故かくせになるチロロ、何度でもチロロと言ってしまいたくなる。

 

さあて今日はゆっくりと休むとしようか。
夜遅くになれば、いつもの静けさを取り戻すに違いない。
さあてご飯を作ろうか。

 

本日の走行ルート

走行距離 57.6km
ねぐら  十勝清水町防災センターP

 

おわり

コメント

  1. ぷこ より:

    からあげさん

    毎日の登山、お疲れ様です。
    提案なのですが、動画配信を始めてみてはいかがでしょうか?
    道具の紹介や使い方などの情報、山頂の様子等発信の幅が広がると思います。

    あと、GPSのログをブログの上部等に常時表示させて置くことも提案させて頂きます。
    他の方も指摘していましたが、現状では何処にいるのか、どこに向かうのかが分かりにくいです。

    査収下さいませ。

    • karaage より:

      ご要望どうもありがとうございます。
      有り難く頂戴します。

      設備面が貧弱なのでまずは手持ちの機器をグレードアップしていかなければなりません。
      まずはそれが先決だと考えています。
      動画配信も前向きに検討したいですが、恥ずかしいのでどうなるか分かりません。

      それでもブログは日々向上させてゆきます。

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