こんばんは。からあげです。
下山してから後片付けや移動していたら随分と遅くなってしまった。
それでは早速報告しようか。
昨日、旭川から雨竜町に来る途中で戸外炉峠(ととろとうげ)に寄ってみた。
ツーリングマップルのコメントを見たらネコバスがあるとのことだった。
峠の駐車場手前の畑の中に置いてあった。
中には入れない。外観を見て楽しむ。
雨竜沼(うりゅうぬま)ゲートパークキャンプ場
途中、麓の道の駅「田園の里うりゅう」に寄って情報収集してから暑寒別岳登山口の雨竜沼ゲートパークキャンプ場までやって来た。
道路の終点が駐車場で、その先にはトイレ、管理棟、キャンプ場、南暑寒荘がある。
画像は南暑寒荘から駐車場に向かって下りてゆくところ。
第1駐車場
駐車場で車中泊する場合は料金はかからない。
トイレは少し上の水洗トイレ(24h)、水場はキャンプ場の炊事棟を使用する。
駐車場は少し傾斜がついていて横方向に斜めになるので、少し眠りづらかった。
夜間、管理棟横にある発電施設の音が気になった。
第1Pから500m下に第2駐車場がある。第1に較べて傾斜は緩いかもれない。
トイレ、水場なし。シーズン中は混み合うそうなので早めの到着を心がけたい。
広大な芝生のキャンプ場
1張り 700円(9人まで)
1張り 1000円(10人以上)
少し変わった料金体系でテント一張りの値段となっている。
車両の乗り入れは不可。駐車場から荷物を運ぶ。
トイレは駐車場手前のトイレを使用する。
炊事棟あり。
炊事場
2箇所あり。綺麗で使いやすい施設。生水飲用可。
宿泊料 1人 1,000円
木造2階建て トイレ、シャワー、台所、暖房あり。
中は大部屋と小部屋に分かれていて大人数から少人数まで対応できる。
山小屋とは思えないほど小綺麗な施設だ。
管理棟
ここで登山届や宿泊の受付をする。
環境美化整備協力金 1人500円の支払いは任意となっている。
翌日早い出発だったので、前日に登山届を出して協力金を支払う。
無断で南暑寒荘を見学していたので怒られてしまう。
ごめんなさい!
第1駐車場はdocomoの電波は不安定だが、管理棟前であれば圏内となる。
管理棟横を流れる小川
これだけの水量があれば登山靴や汚れ物を洗濯することが出来る。
キャンプ場の炊事場は綺麗なので気が引ける。
暑寒別岳登山(2015.7.16)
登山コース
雨竜ゲートパーク~南暑寒別岳~暑寒別岳~南暑寒別岳~雨竜ゲートパーク
今日は3時に起床して行動を開始する。
夜中に車が数台入ったくらいで、駐車場は静けさを保っている。
0445 ゲートパーク発
予定より15分早めの出発とした。
管理棟の横を抜けて整備された林道を歩いてゆく。
0455 第1吊橋
冬期は橋が撤去されて通行不能となる。
この先にも同じ作りの第2吊橋がある。
0505 白竜の滝
滝の手前で展望台への分岐がある。
少し寄り道してみた。
展望台からの滝の眺めは、草木に邪魔されてそれほど良くない。
川まで下りる踏み跡があったが、先が長くあまりゆっくりはしていられない。
一旦戻り先へ進むことにした。
第2吊橋を越えると次第に傾斜がキツくなってくる。
それが剣竜坂と呼ばれる急坂だ。
そこを通過すると次第に道はフラットになり、湿原の雰囲気がし始める。
雨竜沼湿原(うりゅうぬましつげん)
暑寒別 天売 焼尻 国定公園内の南に位置する。
間近に標高1296mの南暑寒岳、1492mの暑寒別岳を望み、大小数百の池塘が点在し、ミズバショウ、ヒメシャクナゲなど湿原性の植物が見られる。
0600 雨竜沼湿原
雨竜沼湿原にやって来た。
早朝の爽やかな湿原を歩く。
今シーズンは遅霜にやられてしまって花は少なめということだ。
湿原内の木道は一方通行左回りとなっているので注意が必要だ。
エゾカンゾウ
ヒオウギアヤメ
展望台から湿原全体を見渡す。
南暑寒岳の緩やかな上り。
笹が綺麗に刈り払われた登山道をゆく。
0755 南暑寒別岳
山頂からは暑寒別岳が良く見える。
山頂からの急な下りに備えてゆっくり休む。
雨竜沼湿原と雲海
南暑寒岳山頂から急降下する。
草木が茂って足元が分かりにくいので慎重に下りる。
南暑寒岳を過ぎると山の雰囲気が変わる。
暑寒別岳までの楽しい縦走路が始まる。
高度を下げると笹薮に行く手を阻まれる。
悪天候時は方向が分かりにくいので注意する。
暑寒別岳に徐々に近づいてゆく。
郡別分岐過ぎから南暑寒別岳方面を振り返る。
尾根伝いのルートとなっている。
崩壊地から群別岳を望む。
崩壊地の上りは滑りやすいので注意。
急登を登り切ると山頂は近い。
0940 暑寒別岳 着
山頂がガスに巻かれてしまう前に辿り着きたいと、頑張って登っていると予定より20分早く山頂に到着した。
先行の登山者を追い越し自分が一番乗りとなる。
暑寒別岳(しょかんべつだけ)1491.6m 200名山
暑寒別天売焼尻国定公園内にある。増毛山地の主峰で第三紀火山のなごりである。山名の由来はアイヌ語で「滝の上にある川」を意味する「ソー・カ・アン・ペツ」より。冬の季節風が厳しいため積雪が多く、初夏でも残雪が多い。平成20年の三角点標高改訂により1491.4mを1491.6mに変更された。
Wikipediaより引用
群別岳方面
昔は群別岳(ぐんべつだけ)まで登山道があったらしいが、現在は笹薮に埋もれて廃道状態となっている。
次第にガスが湧いてきた。
先はまだ長いので、そろそろ下山を始める。
雲上のお花畑
南暑寒別岳を登り返す。
雨竜ゲートパークからのピストンで、一番苦しいのは急な南暑寒別岳の登り返しだ。
1140 南暑寒別岳
南暑寒別岳より日本海を望む。
留萌方面まで見える。
幹が雪の重みで折れてしまっても枝で支えてしぶとく生きているダケカンバ
登山道上に生えていた。
日本海に近く冬の積雪量が多いのだろう。
1230 雨竜沼湿原
再び湿原に戻ってきた。
木道を黙々と歩く。
南暑寒岳を振り返る。
殺風景な湿原にエゾカンゾウが良く映える。
立ち枯れしている笹原。
笹は雪の下に埋もれて冬を越すが、積雪量が少ないと厳しい寒さにやられてしまうらしい。
水面に映る青空
1455 雨竜ゲートパーク 着
南暑寒別岳からは道はなだらかだが、距離があって非常に疲れた。
歩いても歩いても先は長い。
一度休むと動く気がなくなってしまいそうな気がしたので、ペースを維持して黙々と歩いた。
なんとか3時前に登山口に到着した。
下山するとジムニーを走らせ留萌までやって来た。
久しぶりに潮風を浴びて気持ち良い。
今日は海の見える無料のキャンプ場、黄金岬(こがねみさき)で車中泊を行う。
洗濯を終わって干しているところ。
テント場は狭く、トイレ、炊事場は簡素なものだが、目の前の雄大な夕日を見ながらゆっくりとすることが出来る。
夕日を見るウミネコ
日本海に沈む夕日を眺めながら晩御飯を食べた。
北海道にやって来るとクマ三昧となっている。
邂逅の森を読破したので、新しく羆撃ちを購入した。
またまた楽しみな本を手に入れた。
明日は海岸線を北上して三毛別羆事件の現場を見にゆく予定だ。
一体どんな場所で事件が起きたのか興味がある。
さあて夜も遅いし寒くなってきたから寝袋に入って少しだけ本を読むとしようか。
走行距離 75.7km
ねぐら 黄金岬キャンプ場
おわり
コメント
くちばしの先に赤いルージュはウミネコさんだに
カモメさんはルージュつけてないだに
どうもありがとうございます。
猫っぽい鳴き声でした。
こんにちは なかなか行く機会が無い リアルな暑寒別の風景写真 楽しめました。
隊長は単独ゆえ 天候の読みも(クマも)慎重なのか 好天に恵まれてますね!
キャリアバーのエンドキャップを外し ストックか現地調達の木枝や根曲竹を差し込むと車泊時の濡れ物干しに便利なのですが どうでしょう。
普通の人とは違い天気が回復するまで待つことが出来るのがいいです。
いいアイデアですね。使わない時は中に入れておけば失くしませんし嵩張りませんね。
フタが馬鹿にならないように工夫しましょうか。
お疲れ様です。
雨竜沼湿原7月19日に行ってきました。他の人のブログを読んでいるうちに、からあげ隊長のブログにたどり着き、楽しく読まさせて頂いております。
これからも気をつけて、旅をお続けください。ブログ楽しみにしております。
どうもありがとうございます。元気をもらいました。