こんばんは。からあげです。
昨日の車中泊場所は海岸砂丘の防風林寄りの原野だった。
牧草跡地のようで最近使用されている気配が全く無かったので車を乗り入れた。
何事も無く一夜を明かせそうだと思いながら横になって本を読んでいると、前の道路を走ってきた車が前で止まって近くにやってきた。
「窓から顔を出したおじさんに何をしているんだね?」と聞かれた。「今日ここで泊まります。」と答える私。
別に車中泊を咎めるわけでもなく、「銃声がするからびっくりせんといてな。」とだけ言い残して出て行った。
ぱっと見たところエゾシカ駆除をしているハンターのようで、迷彩服を着て猟犬らしき犬を乗せていた。
自分では目立たない場所だと思っていたが、夕日の写真を撮りに道路に出てみるとシルバーのJimnyは非常に目立っていた。
周囲に街灯はなく夜は真っ暗だった。
非常に静かで快適な一夜を過ごすことが出来た。
朝食を済ませると人がやって来ないうちに出発する。
サロベツ原野内の道路を走る。
何もない殺風景な原野だ。
サロベツ湿原センター
〒098-4100 北海道天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
開館時間
11月~4月 開館時間:10:00 ~ 16:00 休館日 月曜日
5月~10月 開館時間:09:00 ~ 17:00 休館日なし※ただし、6月、7月は、開館時間:8:30 ~ 17:30
入館料 無料
やって来たのはサロベツ湿原センター
午前8時半からの開館だが、1時間以上も前に来てしまう。
付近を散策しても時間が余ったので、少しPC作業を行った。
浚渫船
サロベツ原野の湿原には豊富な泥炭が眠っている。
かつてはここで泥炭を採掘して土壌改良材などを生産していた。
泥炭は酸性でアルカリ土壌を中和するのに使われる。
泥炭の採掘跡地
四角い採掘跡地に水が溜まって沼のようになっている。
水は泥炭が溶け出して黒っぽい。
サロベツ原生花園
サロベツ湿原センターのすぐ近くに解説付きの木道が整備されている。
花は疎らで荒涼とした雰囲気となっている。
参考リンク サロベツ湿原センター
パンケ沼
サロベツ原野内の大きな沼
隣のペンケ沼には道はなく近寄ることが出来ないが、パンケ沼には木道や野鳥観察小屋が整備されている。
沼の水の色はなんとも奇妙な赤茶色。
泥炭に含まれる鉄分が水に溶け出し、少し塩分を含む波と風にもまれ、酸化して出来たものだ。
通りがかった牧草地に牧草ロールがたくさん置かれている。
いかにも北海道という風景だ。
牧草ロールを見ると無性に転がしてみたくなる。
ほろのべトナカイ観光牧場
サロベツ原野を後にすると幌延町(ほろのべ)にあるトナカイ観光牧場にやって来た。
ヤギの写真を撮ろうとするとそっぽを向かれた。「どいつもこいつも無遠慮にカメラを向けやがって。」そんな風に思って怒っているようだ。
もう一匹のヤギにもカメラを向けると同じ反応。
観光客に写真を撮られるのが嫌いなようだ。
そこらへんの草を毟って差し出すと寄ってきた。
現金な奴め!
こちらはトナカイ
たくさんいるが人間を無視してマイペースで過ごしている。
相手にしてくれないので直ぐに飽きてしまう。
幻の青いケシを見に行ったが、どれだか分からない。
車に戻ろうと道路を歩いていると道端に黄色の花が咲いている。
よく見ると山で見かけたシナノキンバイだった。
雑草のようにそこら辺にたくさん生えている。
いやあこれには参った!
参考リンク ほろのべトナカイ観光牧場HP
クッチャロ湖畔キャンプ場
開設期間 5月~10月
料金 大人 400円 子供 200円
施設 トイレ(水洗)、炊事場、コインランドリーあり
その他 車両乗入れ不可、近くにはまとんべつ温泉あり。
クッチャロ湖に面した芝生のサイト
サイトの道路を挟んだ向かいに駐車場あり(未舗装)
サロベツ原野にいても特にやることがないので浜頓別までやって来た。
来週行われるマラソン大会に出場するためだ。
クッチャロ湖畔にあるキャンプ場でしばらく滞在することになる。
今日の気温は30度を越え非常に暑い一日だった。
3連休中の中日でそれなりに混んでいるが明日になればほとんどのお客さんは帰ってゆくだろう。
一日だけの辛抱だ。
今回はテントにツエルトタープを組み合わせることにした。
初めてのことだったので、何度もやり直しして非常に時間がかかった。
トレッキングポールを使用して広いくつろぎスペースを作ることが出来た。
タープの下で晩御飯の準備を始める。
テント内はまだまだ暑くて居れたもんじゃない。
テントからクッチャロ湖が見える。
日没が迫り周囲が赤く染まる。
今日の晩御飯
肉厚のデラックスなハンバーグと具だくさんみそ汁。
食後は夕日を眺める。
水面に鏡のように映って幻想的な風景だった。
今日は人が多いから安眠は期待できない。
イヤホンでラジオを聴くか本を読むことにしようか。
眠たくなったら耳栓をして眠ることにしよう。
明日は起きるまで寝ていることにする。(当たり前のことか。)
さあてテントに入ってゴロゴロするか。
走行距離 106.5km
ねぐら クッチャロ湖畔キャンプ場