こんばんは。からあげです。
昨日は、結局中標津(なかしべつ)でゆっくりした。
下痢になって体力を消耗していたし、今後の予定を立てるために時間が欲しかった。
まずは図書館で寛ぐことにして、建物に入ると古本市をやっていた。
ざっと見て面白そうな本を2冊購入した。
新田次郎のアラスカ物語とジョン・クラカワーのエベレストより高い山~登山をめぐる12の話の2冊だ。
合わせて130円。
これから益々夜が長くなる。秋の夜長に読書はぴったりだ。
パソコンを使い過ぎるとバッテリーに負荷が掛る。
コンパクトな文庫本ならどこでもねじ込めるので邪魔にならない。
読み終わったクマの小説本は西別小屋の本棚に置いてきた。
出してスッキリしないと何事も入りが悪くなる。
図書館では熱気球の冒険物の本と知床でシーカヤックのガイドをする新谷さんの本を読んでいるといつの間にか日暮れ間近となった。
仕方なく図書館を後にして車でご飯の用意をする。
焼き塩がなくなったので、新たに焼いて作った。
玄米ご飯に振りかけるだけだが、意外と消費する。
体を動かすと塩分が欲しくなる。
精製塩は体に悪いので多少高くても体に良いミネラル分たっぷりの粗塩を使っている。
今日は4時に起床しご飯を済ませて6時に中標津の町を出発した。
一旦標津まで戻って海沿いに根室まで行きたいところだが、残り時間を考えるとそうのんびりもしていられない。
ショートカットして釧路を目指すことにした。
中標津からは国道272号線で向かうのが最短距離だが、湿原を見ながら行きたいので標茶経由で国道391号線で行くことにした。
通りがかったシラルトロ湖前で車を停めて撮影する。
中標津の町を出ると霧が発生して見通しが悪かった。
いつもの様に朝方はガスで視界が悪い。
次はサルボ展望台に寄ってみる。
国道脇の駐車場に停めて遊歩道を歩く。
駐車場から迂回路を通って20分ほどで展望台に到着した。
やっぱり何も見えない。
国道から砂利道を走ってコッタロ湿原展望台にやって来た。
トイレもあって車中泊には良さそうな場所だ。
展望台はトイレ裏側の小高い丘の上にある。
遊歩道脇の木にカラフルな小鳥が止まる。
私の山小屋周辺では見かけない鳥だ。
展望台からの景色
コッタロ湿原は釧路湿原の北東側に位置している。
小じんまりとした湿原で蛇行するコッタロ川を見ることが出来る。
展望台の手前に四等三角点があった。
怪しげな空き地があったので覗いてみると発見した。
湿原内を流れる釧路川
蛇行する釧路川の様子は空からでないと見ることが出来ないらしい。
ここはJR釧路湿原駅、細岡展望台の駐車場から歩いて10分ほど。
どんな駅だろうと思ってやって来た。
駅舎はなんとログハウスだった。
無人駅で閑散としている。
駅の近くに民宿が1軒あるのみ。駅から展望台まで遊歩道が整備されている。
駅の回りでブラブラしていると電車がやって来た。
下りてきたのは観光客のみ。お客を吐き出すと甲高い汽笛を1発鳴らして走り去った。
細岡展望台からの眺め。
釧路湿原は広大だった。
この時私は分かってしまった。
山を楽しむには登山をするのが一番の様に、釧路湿原を楽しむにはカヌーかシーカヤックで川下りをするのが一番だと。
人力で漕いで奥に入って初めて広大な湿原の良さが分かると思う。
私はこの時ただ展望台から眺めるだけしか出来なかった。
悔しいが仕方ない。
これで随分とテンションが下がってしまった。
釧路市街までやって来た。
久しぶりに見る大きな町は賑やか過ぎる。
沢登の道具があるかスポーツ用品店を覗いてみたがやはり置いてない。
釣具屋に沢ブーツがあったが結構高い。
ホームセンターを覗くと地下足袋を見付けた。
ゴム底とスパイク付きのものがあった。
これまた結構な値段でゴム底は滑らないか気になった。
フエルトの中敷きがあったのでこれを靴底に縫い付けることが出来るかどうか考えたが、上手くいくかどうか分からず結局買わずじまいだった。
耐久性のことを考えると多少高くても沢靴を買ったほうが良いのかなと考えてしまう。
幌尻岳登山は何度も渡渉をしなければならない。
一度なら裸足か靴下で渡ってしまうことも出来るだろうが、回数が多いとその度に靴を脱がねばならず大きなタイムロスとなるし、怪我の心配もある。
どうしたものか考えてしまう。
お店を覗いてあれこれ考えていたらお昼を過ぎてしまった。
町中で落ち着いて休める駐車場を探すのは大変なので、今日は久々に外食とすることにした。
やって来たのは回転寿司なごやか亭だ。
今が旬の生さんまを食べる。
100円ではないのが痛いが、脂が乗ってて非常に旨い。
甘ダレを付けた鶏の唐揚げ
名前はなんて言ったっけ。忘れた。
たまには動物性のタンパク質をとって栄養をつける。
筋子を食べる。
一昨日は当って散々な目にあってしまったので、どうしても食べたかった。
まだお腹が本調子に戻っていないので9皿でお腹がいっぱいになった。
これで約1,800円。まあ良しとしよう。
お腹が膨れたので釧路観光と行きたいところだったが、無料の駐車場がなかなか見つからない。フィッシャーマンズワーフはいかにも観光客向けで非常に危険な香りがしたのでそのままスルーした。
中央ふ頭付近には練習船や自衛艦が着いていて一般公開していた。
どこか停めるところはないかと探しているうちに随分と走ってしまう。
結局外れの漁船が着いているところまで行ってしまった。
厳つい海の男達がウロウロしているところで居心地が悪かった。
ちょっと歩いて釧路駅までやって来た。
駅ビルはどう見ても駅のようには見えない。どっちかと言えば役場のような造りをしている。
駅前には特に興味を惹くものは無かった。
蒸気機関車の車輪が置かれていただけ。
それにしても釧路の町中で気になったのはスピーカーから流れる音だ。
なんやかんや言ってて煩い。町の雰囲気を悪くする設備をどうして付けたがるのか。
ゆっくり市内観光をしたかったが、釧路の町中はガードが固く車中泊が出来そうな場所はなさそうに思ったので早々と退散することにした。
釧路市街から脱出して釧路市湿原展望台までやって来た。
展望台は有料だったので遊歩道を歩いて無料の展望台に向かう。
釧路湿原の景色
ここでもやっぱり眺めるだけしか出来ない。
歯痒い気持ちでいっぱいになる。
ちっくしょー!!!
そう言えば釧路湿原と言えばタンチョウで有名だが、今朝標茶市街を抜けた牧草地帯でタンチョウの番を見付けた。
タンチョウを見たのはこれが最初で最後となってしまった。
今思うと戻ってでもしっかりと観察しておくんだったと思う。
道東で気になるスポットだった釧路湿原は私には楽しむ資格がないと分かるとどうでもよくなった。
さあてこれから西に向かって進むとしようか。
この前からずっと悩んでいる雄阿寒岳(おあかんだけ)と雌阿寒岳(めあかんだけ)だが、この際登りに行こうと思う。
せっかくここまでやって来たのに100名山を素通りするとは勿体無い。
随分と遠回りして行くことになってしまったな。
さあて真っ暗になってしまったぞ!飯にしようか。
本日の走行距離 184.9km
本日のねぐら コッタロ湿原展望台P
おわり
コメント
釧路川は数万円のファンカヤックでも十分安全に楽しめますから、ぜひ次回はジムニーにカートップしてください。私も最初バイクツーリングで同じように感じ、数年後リベンジを果たしました。低山歩きを楽しめる感性をお持ちの方は、カヌーも楽しめるはずです。
本当に欲しくなりました。
これは手に入れるしかないですね。
カラフルな鳥・アカゲラでしょうね。ウチのあたりに居ますから隊長の小屋付近にも生息してますよたぶん。いわゆるキツツキで我が家の野地裏にでっかい穴をあけてくれました。
粗塩いいですね!私も精製塩精製砂糖は極力避けてます。
ついでに発酵食品を摂るのが良いようです。お手軽ならキムチですかね?(豆乳でヨーグルト作って食べるのが最高のようです)
以前ユッケで食中毒ってのがありましたが、あちらの人は山盛りのキムチを食べる(あちらの焼く肉屋ではただだそうです)ので少々肉が痛んでいても大丈夫なのだそうです。(肉は痛みかけの方が美味い)
乳酸菌が厄介な菌を捕食しマクロファージを増やし免疫力を上げるのだそうです。安く上げるなら糠漬け自作って方法もありますが車に積んだら臭いだろうな(爆笑)でもほっとけばおかず一品できますよ。(私漬けてますが非常に簡単)
寿司の場合は酢飯の酢に殺菌作用が若干期待できますね、残念ながら市販の酢は乳酸菌も消毒して発酵止めてあるので多くは期待できません。
どうもありがとうございます。
探せば何処かにいるんでしょうね。
粗塩はそんなに高くないのがいいです。
食あたり防止に食べ合わせを考えるのもいいですね。
おはようございます。
全く詳しくは無いのですが、カラフルな鳥は、アカゲラではないかと思います。
ネットの映像も確認しましたが、非常に似ています。
鶏の唐揚げの名前はザンギでしょうか。北海道特有の呼び名らしいですね。
違っていたら申し訳ありません。
私も確認しました。これはアカゲラですね。
ザンギでした。思い出しました。たまに食べる鶏肉は旨かったです。
啄木鳥の仲間でエゾアカゲラの雄だに
雄はお洒落で赤い帽子を被ってるのが特徴なんだに
凄く物知りですね。
何処かの博士ですか。