こんばんは。からあげです。
久しぶりに戻った我が家で一夜を明かした。
昨日帰ったところなのに、随分長く居るように感じてしまう。
小屋に居るとどうも時の感覚がおかしくなるようだ。
寒くはないが、炊事に必要なので薪ストーブに火を入れた。
久しぶりに薪の火を見て興奮した。
小屋の中でしばらく熟成していた薪は、あっという間に火だるまとなって一気に火力を増す。
生イカが安かったので、つい買い物かごに入れてしまった。
刺し身もOKだったが、刺し身で食べたくなかったので、適当にぶつ切りにしてご飯と一緒に炊いた。
イカ飯コロッケ載せとほうれん草がたっぷりと入った味噌汁だ。
越百山(こすもやま)には登れなかったが、良いトレーニングにはなった。
自分にご褒美だ。
粗塩をふりかけたイカ飯は旨かった!
今日は天気が保ちそうだったので、散歩がてら近所の山に登ることにした。
目覚ましを5時に合わせておいたが、起きられなかった。
おっさんは正直だ。早起きしてまで行きたくはないそうだ。
よしよし。じゃあゆっくりしてから出かけるとしよう。
教育委員会が好きそうな標識。
はい、そうでちゅね~。バブバブ
雪はすっかりと消え去り歩きやすい道となっていた。
小鳥のさえずりが山々にこだまする。
おお、元気いいなあ。
2月に来た時はカチンコチンに凍っていた滝が、ほとんど解けて普通に流れ落ちていた。
2月7日に来た時は綺麗な氷瀑と化していた。
ほとんど同じ位置から撮影した。
雲が多いが天気はまずまずだ。
山の上の方には残雪が少しあった。
時間を気にせずマイペースで歩いて景色を眺めてのんびり出来た。
頭の中が空っぽになったような気がした。
から松林を見上げる。
ああ気持ちいい~
散歩から帰ると玄関のウッドデッキでご飯を食べる。
日当たりが良くて我が家の特等席。
メンテナンスの開始!
北海道でキツネにベロを齧られた登山靴のシェルパ。
読者の方に修理してもらったんだけど、履いていたら接着した部分が浮いてきたので、麻糸で縫って補強することにした。
朝ごはんの準備中からせっせとやっていたが、慣れない作業で時間がかかる。
革用の針があると聞いていたが、そんなの持っていない。
手持ちの道具でも出来ないかと考えていると、麻糸と帆布用の針を使うことを思いついた。
しかし、革の靴は分厚くて手では針を通せない。
何かないか。
プライヤーがいいのではと道具を手に取って作業してみる。
これは専用の道具並の使いやすさではないのか。
プライヤーの口は2段階の幅に広げれるように軸の穴が2つ有る。
使っていない方の穴は貫通していない。
ここで針を押すとズレなくて安全に力を入れて縫うことが出来る。
麻糸と帆布用の針は、ザックなどの補修用として購入したものだ。
麻糸は木綿糸より遥かに丈夫だ。
針を革に当てて力を加えて貫通させたら先の方をプライヤーで摘んで引き抜く。
次第に慣れてきた。
縫い始めと終わりをどうするか迷った。
スマホに手を伸ばしかけたが、頭は使うためにあると思って思いとどまった。
いいアイデアが浮かばないので(プライヤーで使いきったかもしれない)、普通に団子にして止めておいた。
ちょっとこのままでは心許ないので、ゴムのりを塗ってコーティングしておいた。
取り敢えずこれでいいだろう。
これがダメなら今度瞬間接着剤で固めよう。(もちろん100均のやつ)
糸が解れて来ないように少しキツ目に縫っておいた。
これなら接着剤が剥がれてもパッチ当ての革が取れてしまうことはないだろう。
縫い目が痛々しいシェルパ君。
一時は再起不能と思われたが、心優しい読者がベロを修復してくれてほぼ元通りになった。
これで修理箇所の耐久性はバッチリだ。
泥濘に嵌まろうが、雨天の中を歩き続けようが壊れることはない。
あとはソールの剥がれが気になるだけだ。
補強したついでにシェルパをよく見るとあちこち傷んでいることに気がつく。
つま先部分がかなり削れてしまっている。
疲れると歩き方が雑になって岩につま先をぶつけているためだ。
もっと道具を大事にしなければ。
まだまだ甘い。
かかと部分は大丈夫かに見えたが。
上のアキレス腱の辺りの縫い目の部分が傷んでいた。
三重に塗ってあるので、剥がれてくることはないだろうが、結構危ない。
これは上から何かを塗って補強しておいた方が良いのか。
歩く時は靴を傷めないように靴底のみを接地する。
シェルパの補強が終わったところで、今度はエアマットの修理を行う。
「エアマットの空気漏れを100均素材で修理する。(2016/2/14)」の記事で書いたように100均の補修シールを貼って一時は直ったかに見えたが、朝になると空気が減ってしぼんでしまっていた。
以前のように直ぐにペチャンコにならなくなったが、毎日寝る前に空気を入れる必要がある。
基本、面倒くさがりなので、なんとかしたい。
よし、やり直そうか。
接着剤のG-17で自転車チューブを貼ってみたが、上手く行かなかったので補修シールでやり直した。
接着剤の跡を掃除せずそのまま上から貼ってしまったのが悪かったらしい。
鼻くそボンドの汚れをシンナーで拭いて綺麗にする。
ちょっと根を詰め過ぎて疲れてきたので、ここでポテチタイム。
革靴を縫う作業をしてかなり消耗した。
ここでご褒美だ。
さて作業再開。
綺麗にしたところで、上からゴムのりを塗る。
30分ほど放置して乾いたところ。
繊維に染みこんでしまったように見える。
これで大丈夫なのか。
上から補修シールを貼り付けた。
一箇所穴が空くと他にも似たような場所に空くかもしれないので、バルブの付け根全体を補強しておいた。
ゴムのりを塗った上に小さくカットした補修シールを貼り付けて、さらに上から大きいシールを貼ってカバーした。
ハサミの柄でコンコンと叩き圧着させた。
靴を直したついでに靴磨きをすることにした。
シェルパはワセリンを塗りたくってかなりのダメージを与えてしまったので、ミンクオイルを塗ることにした。
ブラシに付けて磨いてしばらく寝かせてウエスで磨き上げた。
この渋いこげ茶色も捨てがたい。
インソールを外して気がついたんだが、親指のところが削れている。
左右同じような具合だ。
若干幅が広いので、靴の中で足が踊らないように踏ん張るためか。
シェルパの場合は靴下を2重にした方が良いかもしれない。
ゴロ-S-8もミンクオイルを付けてブラシで磨いた。
いつもは防水クリームばかりなので、たまにはミンクオイルにしてみた。
そして忘れかけていたザンバランの登山靴も磨いておいた。
床下収納の中で埃を被っていた。
丁寧にミンクオイルを塗りこみブラッシングしてしばらく寝かせてウエスで磨きあげた。
すると往年の黒光りが復活した。
張替え不可のソールなのに、無理やり張り替えたところ、四国遍路で歩いているうちに剥がれてきた。
再度修理してもらって直るには直ったが、信頼性がなくなってしまった。
近所の散歩用、土方作業用として第二の人生を歩み始めたザンバラ君だが、丁寧に靴を磨いているうちにまだ行けるのではないかと思えてきた。
革の登山靴を3足並べてみた。
ザンバラ君はお留守番、ゴローちゃんが一番手でシェルパ君がゴローちゃんのサポートに回る。
ゴローちゃんにはここぞというところで活躍してもらう。
そのため、シェルパ君の役目は重要だ。
サポート役だが、バリバリと歩いてもらう。
そして東北から戻ったらソールの張り替えだ。
これは単四電池1本の1W LEDのマグライト
結構明るくて電池が長持ちする。
LEDライトは球の数ではなく、レンズ形状が重要だ。
以前、たまたま見つけて即買した品だ。
ヘッドライトの予備用として持ち歩いている。
ストラップが付いていなくて、度々落としていたので、他のライトから外したストラップを取り付けた。
Oリングにシリコングリスを塗ってゴムの保護と防水性の確保、スイッチがスムーズに動くようにした。
今日はのんびりと登山して道具のメンテをしていたら一日が終わった。
こまめにメンテすると長持ちするし道具の特性が分かるようになる。
何気なく使っていた道具の隠れた特性を知った時は嬉しくなってさらに愛着が湧くようになる。
お金をかけない分、手間暇はかけまくる。
暇こそがおっさんの最大の財産だ。
これは勤め人には絶対真似できない。
うしし。
おわり
コメント
隊長、こんにちは
登山などの探検篇も好きですが、小屋篇もお気に入りです。
隊長は道具を大事にメンテし、色々なことを自分でやられるので、いつもすごいなと感心します。
しばらくは小屋篇かな?小屋の拡張や改装or改良予定はありますか?
どうもありがとうございます。
そうです。これから小屋とジムニーの改造を行ってゆきます。
また近いうちに近日予定をアップしますね。
接着力はマッタク期待できませんがホルツのガスケットシールは空気もれには使えます。
チューブ入りで固まるとゴムパッキンになります。
これと接着剤を併用すれば漏れは止まると思います。
1000円以下とは思うのですが、100円ショップでは似たようなのは無いですね。接着剤でシールも期待するならエポキシですね、ダイソーにもありますが塩ビとかはあまりくっつきません。
どうもありがとうございます。
ゴムのりと補修シールでなんとか止まりました。
接着剤は適材適所で凄い威力を発揮しますね。
勉強し甲斐のある分野だと思います。