エスパース・ソロの設営

こんばんは。からあげです。

 

9月初めに注文しておいたヘリテイジのエスパースソロが先日届いていたんだけど、天気が良くなくてなかなか開封する気になれなかった。
今日は素晴らしい青空でテントの試し張りには最適な日だ
ったので、午後から試しにテントを設営してみることにした。

2019年現在、エスパース・ソロはすでに廃番、ソロアルティメイトとして大幅にグレードアップしている。

参考リンク エスパース・ソロアルティメイト(株式会社ヘリテイジHP)

 

エスパース・ソロを試しに設営してみる

 

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これがエスパースソロだ。
左はテント本体、フライシートとポールセット。右の黒っぽい袋は、別売りで購入したアンダーグランドシート。耐水性と耐久性向上のためにセットで購入した。

楽天ショップ 信州トレイルマウンテン送料消費税込みで45,000円、アンダーグランドシートは定価売りだった。

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まずはアンダーグランドシートを広げる。

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コーナーにはループとショックコードが付けられている。
ショックコードにはポールスリーブ末端のバックルを引っ掛け最後にフライシートで固定する。
強風時はループをペグダウンする。
アンダーグランドシートをテントに固定できるので、テントサイト内で引っ越しする時に便利。

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アンダーグランドシートの上にテント本体を広げる。

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テント本体のコーナーの様子

カタログにはない、緊急用グロメットが取り付けられている。
低温下で設営の際、テントパネルの生地が収縮してきつくなって、ポールエンドを袋状のポール受けに差し込めない場合がある。
その場合には、各コーナーに付属している緊急用グロメットにポールエンドを差し込んで設営する。

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ポールを出してみた。
一本予備のバラポールが付属している。
ポールの袋は、端を折りたたんでマジックテープで止めるようになっている。
*ポールのリペアパイプは別売りとなっている。

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これがフルコネクテッド・ポールスリーブの末端だ。
特許取得済みの画期的なアイデアだそうだ。

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ポールを差し込んでテント本体を立ち上げる。

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しかし、キツくてポールエンドを袋状のポール受けに入れられない!
仕方ないので緊急用のグロメットに挿しておく。

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フライシートを取り付けたところ。
エアライズのように張り綱をフライシートの穴に通す手間がないので簡単だ。

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張り綱とショックコードを全てペグダウンしたところ。

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エスパースソロの張り綱はフライシートから伸びている。

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裏側の様子。

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後室の様子

パネルを開けると後室にアクセス出来る。
ちょっとした荷物を置くのに便利だ。

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後部のベンチレーションウインドウをメッシュにしてみた。
 
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テント内のコーナーの様子。
しっかりとシームテープで防水処理がしてあるので、シームシーラーを塗布する必要はない。
エアライズだと自分で縫い目に塗る必要がある。
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出入口のベンチレーションウインドウの様子。
ファスナーの金具が赤色に塗装されている。よく目立ってファスナーを探す手間がなし。
(長時間行動などで疲れていると、ファスナーを見失うことがある。)

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ベンチレーションウインドウの下側の様子。ハーフメッシュで全開にすることは出来ない。
なぜ全開出来るようにしなかったのだろうか。
重量増を気にしてのことか。
メッシュ側が外側になっている。
(エアライズはメッシュは内側に付いている。)

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テント内上部4箇所にループがある。
別売りのハンモックネットを取付可能。
自分で物干し用にロープを付けようか。

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フライシートの吹き流し式ベンチレーターの内側

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前室の様子

思ったより狭い感じがする。
ガソリンストーブのプレヒートは外でしないと危険な感じがする。

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フライシート出入口の向かって右側はペグダウンしてしまうので、左側から出入りすることになる。
天気の良い日は、右側をペグダウンしないで全開にすれば開放感を味わえる。
ただし、右側を留めるものは付いていない。

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フライシートの吹き流し式ベンチレーターの外側潰れないように中間付近に細いロープを通してある。

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閉めてみる。
微調整もやりやすい。

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少し離れてエスパースソロを眺める。
色は若干目立つグリーンで周囲から少し浮いた感じがする。
岩場で生えるようなグリーンとなっている。

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ポールを抜き差しする時、ポールスリーブの差し込みスリットの根元に力が掛かる。
自分のやり方が悪いのだろうか。

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スリットの付け根をアップで撮影する。
あまり見たくない画像だ。

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フライシートの張り綱の取り付け面(裏側)
十分補強されてはいるが、10年保つだろうか。

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フライシートの張り綱の取り付け面(表側)
張り綱にテンションを掛け過ぎるとここが破損する恐れがある。
これがエアライズに較べて耐風性が劣る理由なのか。

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テントを畳んで袋に入れる。
テント本体とフライシートは一緒に同じ袋に入れることになる。

濡れたフライシートと一緒に入れるとテント本体まで濡れてしまう。
なお、別売りでフライシートケース(収納袋)がある。
山行中、フライはスーパーの袋にでも入れようと思う。

*やはり同じ袋に入れるとなると入れづらいし、本体も濡れてしまって使いづらいので、後日フライシートの収納袋を自作した。

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ポールを測ってみると、中央部直径8.6mm、両端が9.0mmとなっている。
画像をよく見るとエンドが若干太いのが分かる。
なお、エアライズのポールは直径9mmでどこもほぼ同じ太さとなっている。
だいたい同じなので、エアライズ付属のリペアパイプをエスパースソロに流用しようか。

 

試しに設営してみた感想

テントの作りが細部まで丁寧で、ヘリテイジのモノ作りの拘りを強く感じた。

特許のフルコネクテッドポールスリーブだが、ポールを差し込むとなんと反対側から抜けてしまった。ポールを一気に通さないとスリットから抜け出る場合があると取説に記載があるが、それでは一人でスピーディーな設営は出来ないだろう。
今日、初めて設営でコツが分からず、反対側から抜けてしまったが、これではこの特許の意味がまるでない。

フルコネクテッドポールスリーブに関してもう2つ。
ポールスリーブのスリットの付け根の強度に不安がある。
何らかの拍子に力が入りすぎると裂けてしまうのではないかと思われる。
そして緊急用グロメットが不細工だと思う。
エアライズは、グロメットが2個並んでいて、キツイ場合は外側のDXフライのポールの差し込み口に挿せばいい。
ポール差し込みの際、コーナーに変な力が掛からない。

張り綱がフライシートから伸びているので、あまりテンションを掛け過ぎると付け根が裂けてしまう恐れがある。
エアライズのようにフライシートを貫通してテント本体から伸びている張り綱の方がしっかりと固定できるように思われる。
通常時ではあまり差を感じないだろうが、悪天候では大きな差となって現れると思う。

長辺側に出入口があってベンチレーションが工夫されているので、ソロでも居住性は高いと思われる。雨天時でも快適なテント生活を送ることが出来そうだ。

いろいろエアライズと較べて使いもしてないうちから、エスパースソロの悪いことを書いてしまったが、今度の秋の登山訓練でエスパースソロをしっかりと知ることが出来るだろう。
そして四国遍路を終えれば、エスパースソロのことを更に深く知ることが出来るだろう。
たった5万円でメジャーなテントの特性を知ることが出来るので、安いものだと思うことにしようか。
ネットで得られる情報なんかよりも自分で体験して得られる情報の方が遥かに大事だ。
このテントのポテンシャルを引き出すことが出来るように仕事に精を出すことにしよう。

 

おわり

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