憂鬱な気分の正体

おはようございます。からあげです。

 

昨日は国道235号線を西に向かって走り、道の駅「みついし」で泊まった。
併設のキャンプ場は今シーズンの営業が終わって閑散としていた。
あまり観光施設の悪い点を書かないツーリングマップルだが、「料金設定高額」と書いていた。
本州のリゾート並みの値段なので仕方ない。

朝起きると空気の抜けていたタイヤの空気圧をチェックする。
僅かに下がっているのみ。
エアバルブに唾を付けて空気漏れがないか確認する。
何も問題なし。
タイヤを見るとあちこちにたくさん傷が入っている。
タイヤの換え時なのだろう。
しかし、まだ残り溝のあるタイヤで使えるので勿体ない。
どうにか来年の車検を通してあとしばらく使いたい。

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最近、味噌汁やラーメンに生姜を入れている。
生姜がおっさんのブームだ。
体が温まっていい。
生姜は洗わず皮を剥かずにそのままナイフで適当な大きさに切って鍋に放り込むだけ。
わずかな手間で食事が格段にグレードアップする。

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お昼の玄米ご飯。
いつの間にか外食する事がなくなり完全自炊となった。
北海道に来ているのだから美味いものをいっぱい食べようとは思っているものの、観光地に寄ることはなくなったので外食する機会がない。
観光地にいても全てが不自然だし騒がしくて落ち着かない。
やっぱり何も無い山にいる方が落ち着いて普段の自分で居られる。

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今朝は夜明け頃、にわか雨が通り過ぎると晴れ間が覗くようになった。
今日から寒気が入ってきて山間部では積雪があるようだ。
場所によっては平野部でも積もるのだとか。
既に太平洋岸までやって来たので帰れなくなる心配はない。
仮に雪に降られたとしてもタイヤチェーンを持っているので大丈夫だ。

 

 

ところで、北海道の旅も残すところあと3日となってしまった。
北海道上陸当初は時間はタップリあると思っていたが、実際に旅してみると全然時間が足りない。

まるで人生のようだ。

残り時間、何をしようかと考える。
もはや登山をする気にはなれない。
かといって特に行きたいところはない。
そう、もはやフェリーの出航を待っている状態なのだ。

北海道の観光シーズンは過ぎ去り、長く厳しい冬がすぐそこまでやって来ている。
ついこの間までは山々は紅葉し綺麗だったが、今やその影も見当たらない。
あれほど青く澄んで綺麗だった山、地上の楽園のお花畑はどこに行ってしまったのだろうか。

旅が終わりに近づくにつれて寂しさが込み上げてくる。
夏休みの終わりころに感じるあの手の感情とは違う。
私は北海道から帰ってもやりたい放題の生活に変わりない。
でも帰りたくないという気持ちが心の底にある。

 

それは何故か。

 

来シーズンの活動に備えて資金を稼ぐ必要があるためだ。
その現実から目を逸らしたいのだろう。

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自分は会社を辞めて自由になったはすだが、今のところ完全に自由になれた訳ではない。
収入より支出が圧倒的に多い。
そのため一定期間、アルバイトする必要がある。
仕事をすれば、職場の人間関係や単調な日々に自分を沈めなければならない。
約四月、北の大地で自由気ままにに過ごしていただけに、仕事に対する抵抗感が物凄い。

北海道から戻ると、直ぐに出発前に行った知能検査の結果を聞きに行く。
その結果を検討して仕事選びをする予定だ。
ああ、北海道から帰りたくない。
しかし、私の居場所は北海道にはない。
居るべき場所に戻らねばならない。
山小屋の生活に戻らねばならない。

少しでも早く、自分の好きなように仕事を進められるように、日々準備をしていくしかない。
今は過渡期で試練の真っ只中だ。
もうひと踏ん張りだ。
ここで逃げたらお仕舞いとなる。

あまり気負わず自然体でこなして行こうか。

走行ルート

走行距離 97.3km
ねぐら  道の駅「むかわ四季の館」

 

おわり

コメント

  1. タッキー より:

    まるで人生のようだ

    すっかり開眼してますね。

    僕は19年間無職で過ごしていますが19年間はあっという間でした。
    仕事しようにも仕事などしたくなく、こんな楽な生活は極楽です。

    自分には身内に先立たれて久しく、
    親戚の人たちはいつ仕事をするんだって心配しています。
    それで、今回も石垣島や札幌に行って仕事を探すふりをして
    札幌で毎日パチンコしていましたが、一応は石垣でも札幌でも仕事は探していました。

    からあげさん、僕のような怠け者にならないで真面目に生活してくださいw

    昨日は駅のベンチで昼ねしていたら路上生活者の爺さんに声をかけられました。
    きっと同類だと思われたのでしょうか。ありがたいことです。
    駅のどの辺に寝泊りしているのか教えてくれました。

    もう寒くなるし、寝太郎さんのように10月半ばからは絶好の好天日和の続く
    チェンマイあたりで住むのが妥当と思いますが、札幌が面白く再度北上してみたいです。
    もう一度札幌生活をしてから東南アジアに向かいたいです。

    からあげさん、怠けるには東南アジアが一番ですよ。

    • karaage より:

      19年間無職とは凄いですね。
      それだけの期間働かないで済むお金があるとは。
      人間切羽詰まらないと動かないですから、無理して働かなくても良いと思います。

      東南アジアですか。タイには一度行ったことあります。

  2. yaneya より:

    もう、ぼちぼち帰るなら苫小牧港近くの大沼野営場をお勧めします。
    個人的には徳舜瞥と双璧のお気に入りキャンプ場です。ここ2・3年、旅の終わりに利用しています。ここでゆっくりして、帰ってからの諸々の算段をすることにしています。
    車中泊はロハなところも美点です。

    • karaage より:

      車中泊は無料って珍しいですね。
      お金を払ってキャンプしている人が聞いたら怒りそうです。
      どうも情報ありがとうございます。

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