こんばんは。からあげです。
根浜海岸(ねはまかいがん)の朝
昨日は心身ともに消耗していた。
先を急ぐあまり無理してしまい、歩くのが苦痛に感じるほど歩いてしまった。
当初の予定では一月弱で終えるつもりだったが、実際に歩いてみるとリアス式海岸のため、全然距離が伸びない。
それで焦りが出てきた。
もうこうなったら、マイペースで歩き通すしかない。
駐車場の件は追加料金を払えば済むし、相馬市に着くまでに雪が積もって車が動けなくなってしまうことはないだろう。
ここはあと一月くらいかけるつもりでノンビリゆこう。
昨日は、ブログ更新作業の最中から風が強く吹き始めて、寝てしばらくするとさらに強くなった。
一時はポールが折れそうなほどしなって、テントが潰れそうになった。
意外や意外、なんとか保つもので、これなら大丈夫だろうと思った矢先、大変なことが起こった。
それは靴の片方が風に飛ばされてしまい、どこにも見当たらないのだ。
しなるテントをそっちのけでヘッドライトを最大の明るさにしてあちこち探し回った。
10分ほど探してもどこにもない。もう諦めかけた時、防波堤の海の際で靴を見つけた。
見つけるのが遅ければ、海に落ちて流されてしまっていたことだろう。
テントの前室に揃えて置いておいたが、テントに気を取られるあまり、靴のことは忘れていた。
インナーソールは、飛ばされて見つからなかったが、靴だけでも見つかって本当にラッキーだった。
持ち帰ると、ビニール袋の中に入れてテントの中に置いておいた。
靴が無くなった場合、片方では歩けないので、タクシーを呼んで靴の買い出しに行かなければならないところだった。
もうかなり傷んできたので、釜石に着いたら新しい靴を新調しよう。
ソールのクッション性が落ちてきていて、アスファルト舗装の道を歩くと足が痛くなる。
今日の大部分はこの未舗装の林道歩きだった。
森の中なので景色は見えない。
淡々と歩く。
今日の目的地は、御箱崎(おはこざき)。
片道1時間の道のりを戻ってこないといけないので、荷物を置いて魚肉ソーセージと水入りペットボトルを持ってゆく。
御箱崎灯台
ソーラー電池式の小さな灯台
灯台の手前に神社があった。
赤い鳥居が並んでいるので、お稲荷さんか。
今日の見せ場は千畳敷(せんじょうじき)と呼ばれるだだっ広い岩場。
尾根伝いの道から海岸に下りる。
疲れていたので、途中までにしておいた。
向こうに見える島は三貫島(さんかんじま)
なんだか珍しい生き物がいるらしくて、上陸するには許可がいるみたい。
三貫島のアップ
無人島のようす。
林道脇に乗り捨てられているトヨタのバス。
凄い昔の型のように思われる。
人が滅多に来ないような林道に立派なトンネルが建設されている。
凄く勿体ない。
三貫神社
今日はここで野宿しようかなと思っていたが、民家が密集していて付け入る隙きはなかった。
仕方ないのでスルー。
集落から30分ほど歩いたところにある林道脇のスペースでテントを張った。
ここなら風は吹かないし、落雷の可能性も少ない。
昨日のようになるのはまっぴらごめんなので、3時前にねぐらを決定する。
今日はペグを使わずに、草を利用して張り綱までキチンと張った。
先ほどから雨が降り出した。
ここならどれだけ荒れようともビクともしない。
今日は大槌の南側の根浜海岸から半島をぐるっと回り、仮宿集落過ぎの林道脇まで。
最近、バッテリーが減少気味なので、状況によっては更新を一時中断することになるかも。
それでは雨が降ってきたので、これでおしまい。
おわり
コメント
ねぐらを確保できて良かったですね。
はい、今回はなかなか良好なねぐらでした。