今日は節分の日。豆まきをする日だ。
ここ実家には鬼が2匹いる。思いっきり豆をぶつけて退治したいが、タダ飯を食べられなくなるので、鬼と共存の道を選ぶことにしている。何を言われても馬の耳に念仏。どこ吹く風と受け流す。馬鹿野郎いちいち相手にしていられるか。ネチネチチクチク攻撃など、私には効かんよ!
それはそうと、自転車屋さんからリアキャリアが届いたと連絡があったので、今日早速取り付けにいくことにした。余裕をもって出発しようとしていたのに、鍵をロックに付けたままにしたのに気づかずに、あちこち探し回っているうちに遅れてしまった。最近、ロックのカギを無意識にどこかに置いてしまったり、家に忘れてきたりするなど、注意力が落ちてきている。
40分ほどで自転車屋に着いて自転車を預けると、展示されている自転車やパーツを一通り回ってからテーブルで寛いでいた。そのとき、本棚の漫画がふと目に留まった。なんと弱虫ペダルが置いてあるではないか!この前献血ルームで読んでから、続きが読みたくて仕方ないところだった。ようし、今日は5巻から読むとしよう。
漫画を読んでいたら、金ノコでキャリアのパイプを切るギコギコという音が聞こえてきて、ちょうど5巻を読み終えたころで作業は終わった。
いぇい!リアキャリアも付いたぞ!このままどこかに走りゆくことにしよう。
キャリアを付けた状態で自転車の重さを測ってみると、なんと14.5kgだった。(正確には50gほど軽い。)ハードな使用に耐えられるのにこれだけ軽いとは。これで十分。
適当に道路を走って南に向かっていると、なんと知多半島サイクリングロードを見つけた。世間は今日から3連休で、昼間だというのに道路の交通量があってかなり走りにくかった。
ちょうどいいところだったので、サイクリングロードを走ることにした。
サイクリングロードはたまに自転車が通ったり、ジョギングする人がいるくらいで閑散としていた。
愛知用水沿いに走る。愛知用水とは懐かしいが、詳しくは知らない。小学2年生の時、どこから流れてきているかでクラスメートとケンカした記憶がある。これはよく覚えている。私は木曽川で、そいつは愛知池と主張して譲らなかった。本当にどうでもいいことでムキになったな。アホみたいだ。
サイクリングロードは道路に寸断されて途切れ途切れになっていたため、すぐに見失ってしまってしまった。現在位置もどこか分からなくなった。知多半島中程の武豊(たけとよ)まで繋がっているとのことだったが、面倒くさくなって途中で引き返すことにした。スマホを出して現在地を確かめるのも面倒だったので野生の勘を頼りに自転車を走らせた。
何でも貸します近藤産興♪昔近藤産興のテレビCMやってたな。
衣浦海底トンネルまでやって来た。車やバイクは有料で通ることができる。ただし、危険物積載車両は通行禁止。
自転車はどうだったか。昔、なんか渡れるようなことを聞いた覚えがある。
ちょっと面白そうだったのでダメ元でやって来た。ちょうど料金所の横に定期券や回数券を販売している管理事務所があったので、自転車は通れるか聞いてみた。
すると歩行者と自転車専用のトンネルがあると教えて貰った。料金所横の側道を突き当たりまで走ると入り口があるそうな。さっき、ママチャリに乗った中国人2人が通って行ったところだった。ヨシ、行ってみよう!
側道をまっすぐ進むと海にぶち当たり、近くに白っぽい古ぼけた建物があった。
おや?「衣浦トンネル自転車歩行者道入口」という標識があるぞ!
海側の方にゆくと、碧南(へきなん)方面入口の標識がある。ヨシ、トンネルの入口を見つけたぞ!
衣浦海底トンネル自転車歩行者道 KINUURA TUNNEL
半田市と碧南市を結ぶ海底トンネル。歩行者と自転車専用のトンネルもある。
歩行者・自転車 通行料無料 24時間通行可
この白っぽい建物がトンネルの入口だ。トンネルまでに標識は一切なし。秘密のダンジョンのように隠された存在となっている。
入口で記念撮影
いやあ、カッコイイね。
半田側の目印は半田緑地公園にある白い展望台のような建物。
広大な公園で野宿し放題だ。
まずは階段を下って海底深くへ下りてゆく。自転車は下りて左右のスロープをブレーキを掛けながら下りてゆく。
螺旋階段のようにぐるぐる回り下りてゆく。
一体どれだけ下ることになるのか?グルグル回り続ける。
ようやく一番下まで下りてきた。地下11階となっている。
防犯のための通報器も各階に設置されている。
真っ昼間なのに人気は全くなし。夜間だとかなり危険かもしれない。
なぜかスピーカーからFMラジオが流れている。無音だと不気味なので、景気づけに流しているかもしれない。
これが海底トンネルだ!向こう側が全く見えない。
中間地点くらい
どこからか工事のドリルの音が響いている。さっさと通り抜けてしまおうか。景色が見えないので全く面白くない。しかもトンネル内は海水に冷やされているためか、かなり寒い。
碧南市側のトンネル出入り口に出たところ。同じような白い建物がトンネル入口となっている。
こちらも野宿できそうな公園がある。
海の前で記念撮影。向こうに半田側のトンネル入口が見える。
海風が強くてかなり寒い。夏は潮風が気持ちよさそう。
碧南側は広大なウッドデッキが整備されている。のんびりするのにピッタリ。奥の方で釣り人が七輪で釣った魚を焼いていた。
さあて、冷えないうちに漕ぎ出すとしよう。
碧南方面へは、車道に隣接する細い歩道を通って出る。
港湾倉庫が立ち並び水路が入り組んでいてちょっと迷った。
ここまで来れば、もう大丈夫だ。
草に埋もれた歩道
草刈りしているようすはなし。
自転車で走っていると、左折専用レーンに連れて行かれたり、自転車通行禁止エリアに阻まれたりして、車社会から弾き出されているとよく感じる。私は昔から何をやっていてもそうだった。多数派になることはない。社会の片隅で生きることを運命付けられた男だった。
堤防道路をゆく。未舗装の道だが、OJC4には全く問題なし。
車が来ない河川敷や堤防の道路が走りやすくて好きだ。スイスイ~っと自転車を走らせる。
気がつけば1時を過ぎてお腹が減っていた。このまま食べずに帰ると体に悪い。スーパーに寄って値引きシールを貼られた恵方巻きと惣菜パンを食べる。お茶は家から持ってきたやつ。
極太の巻きずしは美味い。1本食べたら元気がモリモリ出てきた。
ようし、サッサと家に帰るか。
強い季節風が吹くなか、ようやく家まで戻ってきた。ああ、よく走ったな。
ようし、今日付けたリアキャリアを紹介しよう。
TUBUS ロゴ クラシック Logo Classic
素材 クロモリ 耐荷重40kg 重量 26インチ800g
参考リンク PR INTERNATIONAL TUBUS リアキャリア
リアキャリアは非常にがっしりした作りで人力で押したり引っ張ったりしたくらいではビクともしない。さすが、耐荷重40kgだ!
キャリアはクロモリだが、シートステイとキャリアを繋ぐ棒のみアルミとなっている。曲げたり切断したりするなど加工が容易なためだ。
真後ろから見たようす
真上から見たようす
上に大きな荷物を載せることができる。
今日は70kmほど走ったかな。あのまま勢いづいて知多半島の先っぽまで行っていたら、戻るのが大変だったな。ちょうどいいところで引き上げてきた。やっぱり風が強いと寒いから長距離は辛い。もう少し暖かくなるまで、近場を走ることにしよう。うむ、そうしよう。
おわり
コメント
衣浦海底トンネル
< 隊長さんが教えてくれるまで、そのトンネルのこと知りませんでした。海底トンネルは下関も有名ですね。
ここ実家には鬼が2匹いる。
< 悪寒と兄鬼にやられっぱなしですね。
隊長は、NHKのヒノショウヘイ路線で日本一週とか興味ないのですか?
話題になるような気がします。
下関の海底トンネルは行ってみたいですね。
火野正平だから話題になるのであって私のようなどこの馬の骨とも分からないおっさんだと全く話題に上らないでしょうね。
日本一周をやると首都圏など好きでもない場所にも行かねばなりませんので、たぶんやることはないだろうと思います。
自転車楽しそうでイイネ!
はい、とっても楽しいです!
たいちょ〜
行ってる自転車屋も行動エリアも私と一緒だよぉぉ〜
そのうち遭遇する予感だけど、遭遇してもそっとしておきます(笑)
はい、おっさんは恥ずかしがり屋なので、そっとしておいてくださいね!