おっさんの特技の1つに、深夜や早朝であろうと起きられるというものがある。サラリーマン時代は船に乗っていて、船に乗り遅れると大変なことになる。大変なこととは、いつまで経っても嫌味を言われる、ものすごい剣幕で怒られる、口を聞いてくれなくなるなど、あれこれ書き出すとキリがない。日頃の私の言動に対する不満が一気に噴出しそうな気がした。
それだから、絶対遅刻しないように目覚ましをかけて寝る。いくら飲んでも目覚ましの音には非常に敏感だったお陰で、一度も遅刻はしたことはなかった。
今日は、年末恒例の魚市場に魚を買いに行くことにしていた。長期間タダ飯を食っていても文句を言われないようにするため、年末年始くらい良いもんを食べたいというおっさんの希望を叶えるためにまだ夜が開けるには早すぎる深夜の3時に起きて車を走らせた。
昨日は寒い物置でも安眠できるようにするため、シェルターを設営し中で眠った。
物置は壁がトタン板で、断熱材が全く入っていない構造のため、外気温並みに馬鹿みたいに冷える。
ストックシェルターはトレッキングポールを中に入れて、前後を固定するだけで自立してくれるスグレモノだ。過酷なレースで消耗しきってこの世とあの世の境を行ったり来たりしているトレイルランナーでも、脳みそを使わずに設営することができる。
物置の中の荷物を使って端っこを固定する。
中は人ひとり寝るのがやっとのミニマムスペースだが、狭いと中が暖かいという特典がもれなく付いてくる。服を着込んで寝袋を二重にして眠る。お陰でぐっすりと眠ることができた。
三河一色さかな村に到着
こんばんは。からあげです。
いつの間にか年末恒例となった魚市場での魚の買い出し。ブログを読み返してみると、なんと去年も同じ29日に行っていた。今年は最終日の30日が土曜日ということもあって、今日を逃すと大変なことになると思った。おっさんの野生の勘はなかなか鋭い。
日にちと時間は同じだが、今回は乗ってきた車が違う。いつものジムニーではなく、代車のウィングロードだ。事故を起こして修理に出しているのではなく、自転車を手に入れるまでの期間不便なので、無理を言って車屋さんに貸して貰ったのだ!車を売ってしまったのに、代車を貸してくれるなんてなかなかそうないんじゃないだろうか。
さかな村のすぐ近くにさかな広場という観光客向けの市場もあり。ここは遅い時間までやっていて値段は高め。間違わないように注意!
一色さかな村の詳細については下の去年の記事を読んで欲しい。
今年の営業は明日30日まで。
おっさんは方向音痴なので、カーナビは必須。何度通ってもなかなか道を覚えられない。コミュニケーション能力もないので、タクシーの運転手には絶対になれない。
ジムニーの時のようにスマホ台を設置してみた。代車なので勝手に弄る訳にはいかないため、適当にガムテで固定しただけ。緩衝材としてウエスを使った。
今日も去年と同じくらいの4時過ぎには到着したのだが、お店は営業を始めていてお客さんの数も結構いた。なぜこんなに早いのか?帰りに渋滞に巻き込まれないようにチャッチャと買って帰ることにした。
店先に並ぶ美味しそうな魚
アメリカで魚を食べる機会が全くなかったため、非常に魚に飢えている。新鮮だったら何でも良かった!
丸々太ったブリ。脂が載っていて凄く美味そうだ。
1匹4000円かあ。ちと高いな。
本日の買い出しの品
黒鯛 1匹
剣先イカ 3杯
アジ 3匹
新巻き鮭 1匹
鯖 2匹
ゆでダコ 1匹
辛子明太子 1パック
かずのこ 1パック
しらす 1パック
オキアミ 1パック合計 14,000円
魚市場の支払いは現金のみで、レシートは出ないため、いくら使ったか分からなくなりやすい。買い物をする前に財布の残金をキッチリ把握しておくと、あとで残金を数えていくら使ったか分かる。
今年は去年に比べて高めだったが、ジムニーを買ってお金に余裕があったので、自分の食べたい物を躊躇せず購入した。
死んでしまったらお金は使えない。来年中国でどうなるか分からない。食べたい時が食べどきだ!
今年はラーメンやカニ汁の屋台が出ていた。寒い早朝はつい寄りたくなりそう。
魚で諭吉君が去って行ってしまったので、寄り道せずにまっすぐ家に帰ることにした。
魚の調理開始!
家に帰ると早速魚をさばくことにした。
まずは美味しそうなアジ。丸々と太っているぞ!3匹で1500円だったが、自分で釣ることを考えると非常にリーズナブル。以前、竿を購入して釣りをしていた時期もあったのだが、直ぐに飽きてしまって処分してしまった。
短気の方が釣りに向いていると言われるが、私は超短気のため、あちこちポイントの移動をせずに直ぐに家に帰ってしまう。
集中して作業をしていたため、途中の写真はなし。
剣先イカとアジの盛り合わせ。プリプリしていて凄く美味かった。
しらす
オキアミ
しらすとオキアミは熱々のご飯に載せて食べると美味い。まだは完全に解凍できていなかったため、シャリシャリしていた。明日の朝モリモリ食べようか。
朝食後は再びシェルターを張って2時間ほど眠った。早起きすると途中で眠たくなる。
新巻き鮭は物置の中においておいた。
10時過ぎに起きると、残りの魚の処理を行う。
大きな新巻き鮭。内臓が取り出してあって、塩を擦り込んである。
悪いね君。ちょっと痛いけど我慢してな!
適当に輪切りにして焼き魚用とする。頭は鍋用、尻尾の方の半端な奴はおせち料理用とした。
ジップロックに入れて冷凍しておく。重ねるとくっついてしまうので、広げて並べておく。
鮭を切ってかなり切れ味が落ちたため、包丁を研ぐことにした。
よく切れる包丁を使った方が気持ちいいし、安全。
かずのこ
塩漬けにしてあったため、そのまま食べると非常に塩っぱい。
タッパに入れて水に浸しておく。定期的に水を交換すれば、塩気がだいぶとれる。
辛子明太子
おっさんの好物はタラコ。からあげの他にも色々ある。子供のころ、タラコばかり食べていた気がする。焼いて焦げ目を付けるのがポイント。味付きではなく、無添加無着色の焼いたら淡いピンク色になる素のタラコを食べたい。最近滅多に見かけないレアな存在になってしまった。
まあ、贅沢は言わずに辛子明太子も食べる。
適当に切ってタッパに入れておく。朝の食事がタラコ一切れで数段グレードアップする。
黒鯛
またの名をチヌとも言う。なんとこれで800円だった!チヌは捌くのが大変だから、人気がないみたい。血抜きがしてあって、お腹を切って内蔵を取り出しただけ。
チヌは新鮮なものは旨くない。しばらく寝かした方が旨くなる。クーラーボックに入れて物置に置いておく。
ゆでダコ
茹でてあって日持ちするため、慌てて食べずにしばらく置いておく。
頭や半端なところはお好み焼きの具にとっておく。
丸々と太った鯖
鯖は傷みやすく、刺身用ではなかったため、定番の味噌煮にすることにした。
3枚に下ろして適当にぶつ切りにする。脂がたくさん載っていて全体的に白っぽい。
鯖2匹を捌いたところ。頭と背骨も一緒に煮込む。
鍋はエコロジーな保温鍋を使用する。熱々の鍋を入れておけば、あとは自然に調理できてしまう優れもの。
味噌ベースの汁の中に鯖の切り身を漬けたところ。まだグツグツと沸騰する前。
30分後に鍋を覗いてみると、美味しそうな鯖の味噌煮ができていた!
再び鍋を加熱してグツグツと煮立たせて、保温鍋にセットする。
晩御飯で食べることにはトロトロの味噌煮が出来上がっていることだろう。
鯖の味噌煮が終わったところで昼飯にする。
残り物のアジの刺身と味噌汁、おかんが食べ残したアジの塩焼き半身と明太子載せご飯だ。豪華な昼飯を食べたあと、3度眠りに就いた。
これで年末年始の準備は整った!(私の中では)
あとは適当に家事をこなして新年を迎えるだけだな。ようし、パソコンはこれくらいにしてゆっくりしよう。
おわり
コメント
うまそうな魚ですね。
隊長は、機関室だけではなく厨房の仕事もできますね。
三河は、魚種が豊富で良い漁場です。
隊長なら、居酒屋か定食屋ができますよ。
サバイバルもできるから海自ですね。
さかな食べたいから捌いただけです。
昔、移動の焼き鳥屋をやろうと思ったこともありますが、法律がいろいろ煩くて断念しました。
今では止めて正解だったと思います。
魚体で購入し包丁を研ぎ、捌く。
当方、市場に勤める様になり、捌く様になりましたが、中々、魚体で購入する人は、いないですね。
自分で捌けば、肝や中落ちも採れて、魚の美味しさを発見出来ます。
探検家の隊長は、流石ですね!
是非、恒例行事にしてください。
魚食文化が無くなりそうで寂しいです。薬付けで育った養殖物ばかり、需要があります!
と言いつつ、本日、仕事納めでしたが、お菓子とご当地カップラーメンの大人買いしてしまいました。
玄米、初めて買いました!
便利さをとると失うものが多いですね。本当に。
新鮮な魚は食べ飽きることはありません。
遅くまでお仕事ご苦労様です!